こんにちは、つたちこです。
母といく鹿児島食い倒れツアー、名勝仙厳園内にあるレストラン「桜花亭」でランチを食べました。
母の鹿児島旅行リクエストで「絶対に行きたい場所」だったのが仙厳園(せんがんえん)。
1658年に築かれた、薩摩藩主 島津家の別邸。
2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の撮影でもロケ地として使われたそうです。
実際に使っていた場所ですから、そりゃロケ地にもしますよね……。
それにしても、復元でなく、実際の御殿やお庭がそのまま残っているのがすごい。
行った日はとてもいいお天気で、「こんなにきれいに桜島が見えるのは珍しい」とのことでした。
とても雄大できれいな日本庭園でした!
巨大な石灯籠はいったいどうやって積んだのか謎すぎる……。
そんな仙厳園の中に、何か所か食事やお茶ができる場所があります。
今回行ったのは、「桜華亭」。
絶景を見ながら食事ができるレストランです。
場所は仙厳園の中、正門のそばにあります。
入場料を払って入らないといけないレストラン。
食事のタイミングにあわせて仙厳園見学をするのがお勧めです!
すっきりシンプルなデザインの建物の二階にある「桜華亭」。
階段とエレベータがあるので、車いすやベビーカーでも安心です。
お店に入ると、広い窓から桜島が一望!!
テーブルから、仙厳園のお庭ごしに、錦江湾、そして桜島がどーんと広がって見えます。
これはすごい景色!
目のごちそうです。
手前にはカウンター席もあって、完全に桜島と向かい合ってごはんを食べることもできます。
今回は、奥の窓際のテーブル席に案内してもらいました。
島津のお殿様気分で、景色を眺めながらランチメニューを拝見。
鯛しゃぶ御膳、差馬郷土料理御膳、黒豚カツ御膳、黒豚しゃぶ御膳、鯛茶漬け、鶏飯御膳、などなど。
だいたい1600円~2500円くらいのラインナップ。
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ちなみに、鯛は「28代島津斉彬公が鯛好きだったから」という理由でのラインナップだそうです。
悩んだ末に、私は鶏飯御膳、母は鯛茶漬け、オットは黒豚カツ御膳にしました。
母だけ、殿様ごのみですね。
雄大な景色を眺めつつ待ちます。
10分ほどでお膳が到着。
こちらは鶏飯御膳。
鶏飯(けいはん)は、奄美地方の郷土料理です。
とはいえ、今では鹿児島ではどこでも食べられるそうで、先日書いた「さつま路」にもメニューにありました。
(その時はおなか一杯で食べられなかったのですが……)
このお店では、ごはん、具材、出汁がそれぞれ別で出てきました。
具は、蒸し鶏、錦糸卵、しいたけの煮たの、漬物、刻みのり、柚子の皮、小葱……など。
具をご飯の上に移動して、ポットに入った鶏だしをたっぷりかけて。
いただきます!
おお、お上品な出汁の味……。
実は前日の朝、ホテルの朝食でも鶏飯を食べていたのですが、どのくらい違うのか食べてみたかったのでした。
ここの鶏飯は、出汁の味がとてもすっきりあっさりしてました。
ごはんと具材と一緒に、出汁ごとスプーンで食べると、するする食べられてしまいます。
結構大盛りごはんだけど!
いろんな具をのせているので、むちむち、ふわふわ、こりこり、と歯ごたえがそれぞれ違うのがまた楽しい。
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そのほか小鉢にヒジキ煮、刺身こんにゃく、さつま揚げ、フルーツ。
母の頼んだ鯛茶漬けはこちら。
ゴマ醤油のタレにひたったタイのお刺身がおいしい! と好評でした。
九州の甘いお醤油とすりごまのたれ、おいしいのよね。
ごはんは御櫃で出てきて、おかわりができるようになっていました。
まずはお刺身でそのまま、その後ごはんにのせて出汁をかけて、と2度おいしく食べられるようになっています。
オットの黒豚とんかつはこちら。
ただのとんかつじゃなくて、薄切り肉を重ねたミルフィーユカツでした。
ザクザクのころもとジューシーな黒豚がおいしかったです。
ごちそうさまでした。
仙厳園に入場料を払わないと来られないお店ではありますが、その抜群の景色はほかに変えられないものがあります。
ちょっとお値段高めで観光地価格……とは思いましたが、お殿様と同じ景色みながら食べられることもそうないですよね。
殿様気分で、雄大な景色を見ながら食べられるごはんでした。
ところで、この日、桜島はほとんど煙が出てない状態でした。
食べている間にちょっとだけ煙が上がったのですが、15分ほどで消えてしまいました。
こんな煙のない桜島もあるんですね。
(日常的にもくもくと煙が上がってるものだと思っていました)
仙厳園 桜華亭
鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
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