【熊本ランチ】「すし割烹吟松」のお鮨御膳のクオリティがやばい

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こんにちは、つたちこです。
週末、熊本に行ってきました。主な目的は、熊本城マラソン出場!
この話はものすごく長くなっちゃうので、また別に。

で、出場の翌日(今日です!)、お昼に食べたランチが感動ものだったのです。

適当に惹かれて入ったら最高だった「すし割烹 吟松」

13時すぎくらいに、熊本市の繁華街のどでかいアーケードをぶらぶらと歩いていました。
お昼を食べるかねー、と言っていたのですが、調べるのが面倒で適当に見かけたところで見繕うか、と消極的な感じ。
なんていうか、疲れていたので調べる気力もあまり湧かなかったのでした。

アーケードは飲食店がてんこもりで、ああ、熊本の人はここにくれば何でも食べられる感じなのかなという賑わいです。
とある交差点のところに、看板が出ているのを見つけました。

「すし割烹」とあります。
ランチは1000円から。ですが、ランチ会席は最高のものだと7000円。
うわ、これは九州価格でいうと、かなり高級ラインではなかろうか。

他も探すか、といったん離れたものの、やっぱり気になるので行ってみることに。
糸島生活で分かったのですが、こちらで1500円のランチといったら、相当おいしいものが食べられるはず。
(熊本市のほうが全然糸島より都会ですが……)

アーケードの角を曲がり、しばらく行った先にありました。
「すし割烹 吟松」。雑居ビルの2階にあります。

すし割烹 吟松
素敵な入口。期待させるなー。

入ると、白木のカウンター。シンプルな感じの内装で落ち着いた雰囲気。高級そう。
まだランチはやっているそうです。

カウンターと座敷とどちらが良いか聞かれたので、今日はイスに座りたいので、カウンターでお願いしました。

魚の西京焼き定食も気になったのですが、「すし割烹」というからには、鮨に自信があるはず。
少し前に握りずし食べたいブームがあったのも思い出して、私はお鮨御膳にすることにしました。(1500円)
オットは初志貫徹で、西京焼き御膳(1500円)をオーダー。

すし割烹 吟松
カウンターの前には紅梅。春だねえ。

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しばし待っていると、カウンターの中で、小さなおひつに入った赤っぽいご飯が出てきました。
で、そこにすし酢らしきものをかけて、すし飯を作り始めたのです。

え、オーダーごとにすし飯を作るの!?
なにそのこだわり……。
それとも鮨をオーダーする客はめったにいないから作りおきしてなかったんだろうか。

さらに「寿司のオーダー入ったのでお願いします」と、どこかに連絡している様子。

今までいた若い人に加え、なにかこう迫力のある「大将」的な人がカウンターの目の前にやってきました。
すしはこの人しか握らない、とかそういう感じなのかしら。

ドキドキしながら待ちます。
先に、煮物の小鉢と、茶碗蒸し、汁物がやってきました。
煮物はナス? のような見かけ、でもすごくシャキシャキして歯ごたえがよい。
ナスじゃない気がするけど、なんだかわからない。
とてもおいしい。

茶碗蒸しも、あつあつ。
とろんとして、のどに滑り込みます。
あっつ!
でもうまーい!

すし割烹 吟松
茶碗蒸しと煮物の小鉢、汁物。しみじみおいしい。

期待が高まる中、目の前に、お寿司を置く台がおかれました。
ああ、目の前で握ってもらう鮨、久しぶりだ。
手元には醤油皿はありません。
もしや、全部味付けてくれるタイプの。

いざ。
まずは、真鯛のおすし。
刷毛で塩が塗られています。

すし割烹 吟松
すし!真鯛をあぶってあるやつ。

皮目があぶってあって、ちょっと香ばしい。
でも脂がすごく乗ってて、口でふわっと広がる。
ごはんは小さめで、一口で食べられちゃう。

うわ、うまい。

次は鰆。これもあぶってあります。
さっぱりしつつも味が濃い!
醤油じゃなくて、アナゴのタレみたいな、甘いタレを付けて。

すし割烹 吟松
鰆をさっとあぶったやつ。甘いタレで。

どんどん出てきます。
握りたてを食べたい! とわたしもどんどん食べる。

お次は…これはなんだったかな。天草産、と言っていたはず。
あぶってありました。
これも脂がよく乗ってました。
あぶってあるのが多い印象なんですが、脂がノリノリなので、あえてあぶってるのかな。

すし割烹 吟松
右は種類失念。どちらも天草産と言っていた。たしか。左はヒラメ。最高のやつです。

そして、ヒラメと肝。
これ、今回の私のナンバーワン鮨です。
たんぱくなヒラメの上に、肝が薄く切って乗せて一緒に握ってあるんですよ。
なんだそりゃ。
ヒラメのおいしさに肝のコクが乗っかって、めちゃくちゃおいしい。
こんなの初めて食べた。

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思わず無言になってしまう。

さらに、皮を焼いたもの。
なんの皮だったっけ……。これもあぶってあります。

すし割烹 吟松
これも右、種類失念。あぶってある皮。皮だけどちゃんと身もついてます。左はカンパチ。

そしてカンパチ。
正統派鮨!という感じでした。
もうほんと、おいしい。

最後にマグロの赤身と、北海道産のワカサギ。たまご。
マグロはこっちではあまり食べない印象なんですが(太平洋側の感じ)でも、すごくねっとりと味が濃くて、おいしかったー。
ワサビが上にのせてあるのはなぜなのか。
とても効きました。

ねっとりと、マグロ赤身。そして左がワカサギ。

そしてワカサギ。
ワカサギを鮨! しかも北海道産。
なんか予想外のラスト鮨でした。
おいしいし、初めて食べた。
でもここは天草産の地魚とかで締めてくれてもよかったなあ。

卵焼きは甘さ控えめのさっぱり系でした。

しかし満足度がめちゃくちゃ高い。
途中、「あれ、上のすし御膳(3000円)と勘違いしてないよね? 私ちゃんと普通のすし御膳って言ったよね?」と確認したくなりました。
それくらい、とてもおいしかった。

あとから数えたら8貫セットでしたが、なんというか、すごく充実した気持ちでおなか一杯になりました。
多めに食べたい人には、ちょっと物足りない量かもしれません。

店を出るとき「めちゃくちゃおいしかったです!」と思わず伝えたら、大将がニコッと笑ってくれたので、こわもてだけどほんとは怖くない、という感じなのかもしれない。
(勝手なイメージですみません)

また熊本に行ったら、行きたい。
適当に入ったのに大当たりでとてもうれしい。

すし割烹 吟松(食べログ)

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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