初めての梅仕事、梅ダージリンと梅ピュレ。梅ピュレ、最高!ってなってます

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こんにちは、つたちこです。
初めて「梅」を買いました。
実家で梅酒を漬けるのを手伝ったことはありますが、自分でやろうと思ったことはなく。

私にもできそうな手軽な梅レシピ

写真:和歌山産南高梅
約1kgで1000円でした

昨年から気になっていた、「梅ダージリン」「梅ピュレ」を作ってみたかったのです。
どちらも今井真美さんのレシピです。

レシピはこちら。

どちらもわりと短時間で出来上がります。
(特に梅ダージリンは煮る時間がとても短い)

梅仕事というと、何日もかけて漬けて、干して……みたいな、とても手のかかるイメージがあったので、これくらいなら私にも出来そう。
そして「おいしい」の声がTwitterでドシドシ流れてくるので、気になって仕方なかったのです。
(私は今井さんのフォロワーなので、おいしい声リツイートがいっぱいくる)

ヘタを取るのは楽しい

買ってきたのは、約1kgの和歌山産南高梅。黄色く色づいてて、なんとも甘い爽やかないい香りがします。
梅ってこんなに香るんだったか。
昔手伝ったときのは青梅だったから、そこまで匂わなかった気がします。

梅仕事、というと下処理をすごく丁寧にするイメージがあります。美味しく作り、カビさせないための大事なひと手間。が、面倒くさそうでもあります。
今回もまずはボウルに梅を入れて、ヘタを爪楊枝でとります。

「すごく面倒」なのかと思ってましたが、ヘタは割と簡単にぽろりととれます。
むしろこのほじくり作業、結構楽しいな?

写真:ヘタを取ったあとの南高梅
洗ってヘタを全部とりました

今回作るものは梅干しと違って、梅に水分が残っていても良さそう。すぐに煮るので。
あまり神経質にならずにすむ点も私のようなズボラには安心感があります。

梅ダージリン

写真:梅ダージリンの材料
なるべく熟している梅、砂糖、ダージリンを揃えた

このためにダージリンのティーバッグを買ってきましたよ。(普段あまり紅茶飲まないので)

作り方はTwitterの通り。非常に簡単だし短時間で完成します。
粗熱を取ってから冷蔵庫で丸1日。

写真:梅ダージリン、作成中
8分煮たら紅茶パックを入れます
写真:梅ダージリン 完成直後
できたて。乾燥しないようにラップして粗熱をとる
写真:梅ダージリン完成
丸1日置いたのがこちら

梅ダージリン、出来上がりました。
旅館の突き出しとかにありそうな。実際はwithカップラーメンだったのですが。

写真:梅ダージリン
1日置いて、梅ダージリンできた

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食べると、かなり酸っぱい!
そして紅茶の香りよりも梅の香りのほうが強いです。
このままでも食べられますが、ちょっと甘さがほしいなあ、と急遽冷凍庫にあったアイスクリームを追加。

写真:梅ダージリンアイスクリームのせ
まあ、おいしいよね!

こんなんおいしいに決まっておる。

作るときに、もうちょっと砂糖足したほうがよかったかなあ? と思いつつ、翌日にも食べたのですが、丸2日経過したほうがより甘く、紅茶の香りも強くなったように思いました。
梅の個体差かもしれませんが、甘い紅茶シロップに長く漬かっていたからかな、と。

毎日1個ずつ食べるごとにおいしくなるってこと?

梅ピュレ

こちらもレシピ通りに。
分量は梅ダージリンで使って残った分750gくらい、砂糖は400gくらい入れました。
大鍋で煮こぼすごとに皮が破れて中身がお湯に溶け出すようで、ちょっとハラハラしました。

写真:梅ピュレ、1度目の茹でこぼし
1度目の茹でこぼし
写真:梅ピュレ、3度目の茹でこぼし
3度めになると皮が結構破れて中身が出てきそう

砂糖を入れる段階で、小さめの琺瑯鍋に移動。
砂糖を入れて木べらで混ぜ、味見。既に甘酸っぱくておいしいではないか。

写真:梅ピュレ、砂糖を入れました
荒く潰して砂糖を入れて混ぜます

沸騰させたらすぐ火から下ろし、種を取り除きます。
種に身がいっぱいついててもったいない。けどなかなかこそげ落とせない。
これはこれで再利用しよう、と、たっぷりの種は別に保存。

写真:梅ピュレ、ブレンダーを入れる直前
種を除いたところ。このあとブレンダーで細かくすりつぶしました

残った実をブレンダーですりつぶします。
なんていい匂いなんだ。

煮沸消毒しておいたジャム瓶に移して完成。
きれいな色!
ブレンダーで空気が混ざったのか、気泡が見えます。
きらきら黄金色だ。

写真:梅ピュレの完成
小さめジャム瓶に4つできました
写真:梅ピュレ
キラキラしとる

これをパンに塗って。
かなり酸味が強めですが、爽やかな味わいでとてもおいしい!

写真:梅ピュレ、トーストで食べる
爽やかでうまい

とろみもちょうどいい。
あまりに沸騰させない、とあったのが正解でした。
何も難しいことしてないのに、完璧なとろみ。
いつもジャムを作るととろみに悩まされていたので、とても嬉しい。

パンやヨーグルトに入れて食べるのがおいしくて、いつもよりたくさんパンを食べてしまいました。

梅ピュレのバリエーション

そのまま食べてもおいしかった梅ピュレ、万能だと聞いていろいろやってみました。

まず、取り出した種。かなり大量になりました。

写真:梅ピュレ 取り出した種
種メインでこんなにいっぱいある(可食部は少ない)

まずはそのまま種をしゃぶってみる。結構実をまとっているのです。
甘酸っぱい。目が覚めるようです。

この種を小鉢に10個くらい取り出し、醤油を回しかけて混ぜてしばらく放置。醤油に梅の実が溶けるように一体化してきます。
軽く塩してフライパンで焼いた鶏もも肉にこの梅ピュレ醤油を回しかけてひと煮立ち。ソース代わりにしました。

写真:梅ピュレ、種でチキンソテー
難しくないのに複雑な味わいになるのだ

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甘辛味なのだけど、そこに梅の酸っぱさとフルーティさ、ほんのり苦味が加わって、単純な作りなのに複雑な味わい。
うまーい。
前にマーマレードでも似たことをしましたが、梅バージョンもいいですね。豚肉でもいいな。

そして今井真美さんおすすめの、冷やしトマトに梅ピュレ。
これがもう、大ヒットでした。

写真:冷やしトマトに梅ピュレかけ
これ絶対やってほしい。おいしすぎた

結構たっぷりめに梅ピュレをかけたのですが、一口ごとに「うまー!!」って言っちゃう。
サラダとか冷やしトマトというよりは、みずみずしい食べたことのないおいしい果物を食べているような気持ちになりました。

あまりにおいしくて、3日連続でトマトを買ってきて作りました。
3日ともおいしかったので、これは間違いない。これから夏にかけてトマトが安いので、頻繁に作りたい。

ヨーグルトやトーストにかけるのももちろんおいしいんですが、トマト! トマトは絶対やるべき。

あと今井さんが「ビールで割る」がうまい、とおっしゃっていたので、それもそのうち試します。

あまりにおいしくて、梅をもう一袋買ってきた…

梅ピュレがおいしすぎて、作ってからすごい勢いで食べているんですが、もしかしてあっという間になくなっちゃう? と不安になってしまいました。既に1瓶と種分は消化しました……。

今なら間に合う。
もう一袋、梅を買ってきてしまいました。

そして今井さんがこんなツイートもしてました。

私が1回目に作ったのも黄色くなった梅でしたが、結構酸味が強い出来上がりだったので、まだ熟し具合が足りなかったのかも?
と思い、2袋はザルにあけて、追熟するか様子を見ています。

写真:待機中の梅
2袋目は風通しよくして待機中。結構赤くなってきてるけど。

キッチンがむせ返るような梅の香りで満たされてて、近くを通るたびにテンションがあがります。でもあまりに香るので虫とかがよってこないか心配。
あと、一部の梅で傷みもでてきてそうで、やっぱりあまり日をおかずに酸味強めで作っちゃいそう。

しかし梅にこんな世界があったとは。梅仕事といえば梅干しか梅酒、と思っていたので目からウロコでした。
去年から気になっていたのを、勢いで作ってみて正解でした。
たくさん作って冷凍庫にストックして、しばらくは梅ピュレ三昧です。
トマトの梅ピュレかけは毎日でも食べたい!笑

今井さんの梅しごといろいろ、他のレシピも気になります。


これまでのジャムづくり(結構好き)。

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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