北九州マラソン2023、超ぎりぎりのサブ4達成!

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こんにちは、つたちこです。
2月19日に開催された北九州マラソン2023に参加してきました。
無事に完走、そしてネットタイムではありますが、ギリギリサブ4達成できました。
やったー!

今回の記録!

速報記録は、3時間59分18秒(ネットタイム)。
※レース開始の号砲からではなく、私自身がスタート・ゴールしたタイムです。スタートラインを超えるのに結構時間がかかります。

4時間まで、あと残り42秒。
1kmあたり1秒ずつ遅かったら、3時間台を達成できなかった。
なんというぎりぎり感。

今までのベストタイム、2019年北九州マラソンが3時間57分50(ネットタイム)なので、1分半遅かった。
目標だった「グロスタイム(号砲から)でサブ4」または「ベスト更新」には至りませんでした。
でも、4年越しで「サブ4再び」が達成できたので自分的には満足です。ネットタイムだけども!
スーパーがんばりました。

当日は春一番の風&雨

数日前から雨予報だった週末。
当日の早朝(夜中)に春一番が吹いたそうです。

前夜から朝まで雨が降り続き、会場に向かうときも弱い雨。
雨の中を走る覚悟で向かいました。
ウエアの上に受付で配られた袖なしのポンチョをかぶり、さらにその上に100均のレインコートを着てスタンバイ。

女性用の荷物預け場所がわかりにくくて迷子になり、かなり時間ギリギリでスタート地点に向かいました。
スタート位置はCエリアでしたが、ぎゅうぎゅうの超満員。
スタートを待つころには雨は止みましたが、強めの風が時折吹きます。人が大勢いるので風よけになってもらえました。

写真:北九州マラソン2023 スタート前
ぎゅうぎゅうでした…

挨拶を聞いて、スタート。
最初は混雑で自分のペースで走れないのは覚悟していましたが、1kmに6分半ほどかかってちょっと気が焦りました。
その後徐々に道も空いてきて、6分、5分台、とスピードをじわじわ上げていきます。

北九州マラソンは前半にアップダウンと曲がり角が多いのですが、それが妙に走りやすい。
最初で体力もあるので上り坂も苦にならないし、下りでは更にスピードが上がってしまいます。早々に5分30秒ペースになり、速いときは5分18秒とかくらいまで上がってしまった。

やばい、予定より速い。マラソンは貯金できない、というのが定説です。
でもこんなに調子がいいなら、このままいけるのでは?
貯金はできないとわかってるのに。ついそう思ってしまいそのまま突き進みました。

それにしても、こんなに悪天候なのに、コース脇に応援してくれる人がたくさんいるのがありがたい。
水たまりを避けるために目線が下がりがちで、応援にもあまり応えてなかったのですが、顔を上げて手を振ればしっかり声をかけてもらえます。元気出る。
そこからなるべく目線を上げるようにしました。姿勢も良くなったはず。
そして大勢のボランティアのみなさんも、雨に濡れて寒いでしょうにお仕事していただいて本当にありがたい。

中間地点を超えたあたりでじわじわ疲れてきますが、追い風だったこともあり脚は動きます。
30kmを超えて門司港までたどり着き、ここで折り返し。
これまで割と楽に走れたツケがやってきます。ものすごい向かい風。

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33kmあたりで、突風のような向かい風の強さに怯んで、つい歩いてしまいました。
ちょうど海岸ぞいで、波がざぶんざぶん大きく揺れていて風の強さを可視化します。つらい。

まだ10kmもあるのに歩いてしまった。
もうここでおしまいなのか。

ここで「SLAM DUNK」安西先生のセリフが脳裏をよぎりました。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」

安西先生ーー! そうだった!
次の角を曲がったら少し風が弱まったので、もう一度走り出せました。
まだ終わらせないぞ!! となんだか妙にテンション上がって脚にも力が入りました。安西先生パワーすごい。

ここからは向かい風との戦い。
ひどい強風のときはペースが落ち、そうでもないときには本来のペースに近いところで走れる。
これの繰り返しで、でも諦めずにひたすら進めました。

残り5kmくらいで左足の指が何度も攣りそうになって、「まだつるなーつるなー」と唱えながら走りました。(走っている間はなんとか回避できました)

青島太平洋マラソン2022のときと違ったのは「もしかしたらサブ4できるかもしれない」というタイム。
のこり数kmを6分/km以内で走れれば達成する、と計算できたので、脚を緩める気持ちになりませんでした。

ここでまた「諦めたらそこで試合終了ですよ」(2回め)が脳裏に浮かびます。
つらいけど、きついけど、がんばれ。

ラスト2kmくらいのところで、「今ならまだネットタイム間に合うよ!」と声に出してる人がいました。同じくらいで走ってる仲間(?)に声をかけていたようです。
その言葉に、私も励まされました。
自分でも思ってても、他の人から言われるともっと心強くなるものだなあ。

足が攣りそうなのをこらえながら大通りから角を曲がり、ゴール。

手元の時計を止めると、4時間まで残り40秒。3時間台だよ!
めちゃくちゃ嬉しかったです。

写真:北九州マラソン2023 手元の時計でサブ4です
うれしかったなあ

足を止めないようにしながらゴール直後の写真を撮ってもらいました。

写真:北九州マラソン2023 ゴール後の私
勝利のVです!
写真:北九州マラソン2023 完走メダル
メーテルの完走メダル。4年ぶり2回めです。(翌日に松本零士先生の訃報を聞いてショックでした)

今回の足攣り&負傷(?)

ゴール後、足がつるのが怖くてひたすらその場足踏みをし続けました。
給水でアクエリアス500mlが配られたので、ほぼ一気飲み。
なんとかこのまま攣らずに行けるか? と思いましたが、甘かった。

シューズに着けていた計測用チップをボランティアさんが外してくれたのですが、そのときに足を止めたからか、直後に足が攣りました。
先に左のふくらはぎが攣って動けなくなり、左を上から押さえていると、右のふくらはぎも攣りました。やっぱり攣ってしまった。
やばい、くる!! と思ったときに多少移動してランナーの動線ど真ん中ではなかったものの、通路端っこまでは行けなかった。でもめちゃくちゃ痛くて1mmも移動できない。ひたすら悶絶するしかない。

足を押さえて呻いていると、そばにいたボランティアさんが声をかけてくれました。
が、「救護室いきましょう!」と言われて焦りました。
両足つって身動きできないだけで、時間が経てば治るから大丈夫です! と伝えたのですが、車いすを足元まで持ってきてくれました。
気づけば複数のボランティアさんに囲まれている気配(足を押さえてうつむいていたので正確な人数がわからない)。

体重かけてたほうがよくて座ると余計脚が攣ってしまうので、このままでいさせてください! 車いす持ってきてもらったのにすみません! と必死に説明して、しばらく放置してもらうことに成功しました。

すごく心配してもらって、お声がけ頂いたののはとても心強かったです。せっかくの厚意をすみませんすみません。

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ようやく痙攣が落ち着いて、なんとか歩けるようになったところで先程声をかけてくれたボランティアさんたちにお礼を言って、荷物受け取り&更衣室へ移動しました。

また攣らないように、立ったまま着替えました。
濡れた靴下を苦労しながら脱ぐと、足の爪(複数)が妙に白い。
濡れた状態で長くいたから、ふやけたかな?

そのまま着替えて宿に戻り、シャワーを浴びようとしたら1本の爪がぱかっと浮いているのに気づきました。

そっと触るとぽろりと落ちました。
3ヶ月くらい前に黒爪(爪下血腫)になった爪で、すでに下に新爪が育っていて古い爪が落ちただけでした。痛くはないけど、びっくり。

よく見ると、他の黒爪たちも、グラグラしていたり白くふやけたりしています。
濡れてふやけた状態&走る衝撃が長時間加わり続けることで、しんだ爪がいよいよ剥がれる準備完了になったみたいです。

他の爪は剥がれなかったのでとりあえずそのままにしましたが、帰宅後、爪切りで削ぎ落としました。
どれも新しい爪が育ってたので、痛みはなし。

負傷ではないですね。でもびっくりしました。
それまでびくともしなかったのに、マラソンで受け続ける衝撃の強さを物語るなー。

他にマメや水ぶくれができることもありませんでした。
筋肉痛オンリー。負傷ゼロでなによりでした。

雨のレースでもがんばれたのが、今回の成果かも

2月19日は雨風強いと天気予報で何日も前から言われてて「1日ずれてほしい!」と祈ってましたが、こういうときに限って天気予報がよく当たるんだなあ。

当日朝、外の天気を見ながら、このコンディションでサブ4狙うとか無理かも、と最初から諦めそうになってました。
でも走り出すと走れるし、雨もそれほど気にならず。
向かい風が強くて心折れそうにもなりましたが、今までやったことちゃんと発揮しないと! と思えました。

もらったポンチョも、体に雨風直撃するのを避けられて、体を冷やさないことに効果を発揮してくれたと思います。
防水などの雨対策やグッズの活用も大事ですね。学習しました。

ぎりぎりサブ4は達成できたものの、ベスト更新ならなかったのがちょっと残念。
次の目標はそれになりそうです。
年を取るほどに達成難易度があがりますが、来秋? 来冬? にもまたがんばりたいです。


2019年の北九州マラソンのレポートです。

直近2022年の青島太平洋マラソンのレポートです。

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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