いよいよ引越し。さよなら私の東京の家:糸島移住(21)

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こんにちは、つたちこです。
前回の続きです。

 

引っ越しの時が来ました。
引越しは以前書いたように、3日間かかる大仕事。
バタバタでした。

その中でもやはり東京を離れる日のことは印象深く、今でも考えるとちょっと切ない。

とうとう東京を離れる

引っ越しは5月16日。
晴れた日の午後に引越しやさんがやってきました。

到着した! と思ったら、すごい勢いで荷物を積みこみ、私たちはその勢いに押されつつ、できることをひたすらやっていました。
最後に積み込んでもらう荷物を分けておき、掃除機で部屋のほこりをとれるところから取っていったり、クイックルワイパーでくるくる拭いて回ったり。

2時間ほどで、積み込みは完了。
使っていた掃除機を箱に詰めて、それも最後にトラックに積んでもらい、あとは現地で! とお願いしてサカイ引越センターの担当さんは去っていきました。

 

残されたのは、がらんとした部屋に、私とオットと簡単な掃除道具一式。

そこから、ひたすら部屋の掃除をしました。
洗面所や洗濯機置き場をきれいにし、荷物の置いてあった隅々まで拭き掃除し、台所もピカピカにし。

そのときできる範囲で、できるだけのことをしたかったのです。
綺麗にして売る、というよりは、今まで7年世話になった部屋をきれいにしたい、という気持ちのほうが強かった。

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徐々に夕暮れて、部屋は薄暗くなってきました。
電灯も持って行ってしまったので、電気がつけられるのは台所と洗面所のわずかな場所だけ。

もう何度も床を拭いてほこりを払って、これ以上やることがないな、と思いながら部屋を順に眺めていきました。

私たちが選んだ壁紙。大きく変更した間取り。
アクセントクロスもさんざん考えたなあ。
私たちが選んだシンプルなキッチン。色をどうするか悩んだ。
お風呂も、洗面所も。玄関も。
あれも、これも、この部屋にずっと住むために、7年前に自分たちで考えて選んで作ってもらった、小さいけど大事な私たちのお城だ。

タワーマンションのわりにあまりよくない景色、頑張って覗くとようやくちらっと見える東京タワー。
震災の揺れで破れてしまった壁紙すら、なんだかいとおしい。

ここを手放すんだなあ。しかも自分で望んで。

7年もここに住んで、いろんなことがあった。
なんで手放すんだろう。
こんなに大事なのに。大好きなのにな。

今日、ここを出て鍵を閉めたら、多分もうここには二度と入れないことになるんだな。
私たちのおうちではなくなってしまうんだな。

 

頭では「手放したほうがよい」と理解していたし、無事売れることを願っていたけど、やっぱりその場を離れるとなると、とてもつらい。
ぼんやり部屋を見ていたら、どうしても泣けてきてしまった。

 

しばらくだらだらと泣いていて、ようやくちょっと気持ちが落ち着いてきたころ、オットがぼんやり立っているのに気づきました。
あ、ごめん、大丈夫、と言おうとしたら、オットがちょっと奇妙な声を出した。

え? なに? と思ったら、オットが泣いていました。

 

ビックリした。
オットが泣いているのを初めて見たのです。
映画やドラマのコンテンツ類でも全然泣かないし、もちろん普段も泣かないし。

マンションを売る話になった時も、私よりすんなり受け入れているような雰囲気だったので、私ほど思い入れがないのかな、と思っていました。

 

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勘違いしてごめん、そりゃオットも大事に思っているに決まっている。

つられて私もまた泣けてきて、一緒に薄暗い部屋でしばらくめそめそと泣いていました。

 

気持ちも落ち着いてきたころ、もう外は薄闇でした。

いよいよですか、と顔を洗って、全部の窓の鍵を確認しなおして、荷物をまとめてブレーカーを落として、部屋を出ました。
名残り惜しいけれど、きりがない。

この日はカプセルホテルに泊まって、翌早朝の飛行機で福岡行き。
引越し当日の時間が読み切れないから、翌朝の飛行機にしたのですが、そのおかげで東京の家の最後の日にゆっくりできてよかった。
その日の後ろの予定がないから、思う存分部屋も掃除できたし、部屋とちゃんと別れることも出来た。

 

それでも、「ここには多分もう二度と来ないんだな」と思いながら去るのはなんとも切なかったです。
今まで何度か経験した引っ越しでは、感じたことのない感情でした。

やっぱり「自分の家」という思い入れが、それまでの賃貸物件とは格段に違いました。
ポエムっぽくなってしまいましたが、正直な気持ちです……。

家を出た日の夕暮れが本当にきれいで、不思議な気持ちになったのを覚えています。

 

(続きます)

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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