移住のきっかけはオットのフリーランス希望から始まった:糸島移住

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こんにちは、つたちこです。

少し移住に関する話をしていこうと思います。
思い出しつつのランダムになりそうですが、よければお付き合いください。

移住、というかすべての話の始まりは、オットが会社員をやめ、フリーランスで稼ぎたい、という意志を持ったことです。

会社員やめて自営業したい(オット)

話は3年ほど前にさかのぼります。

オットはもともと本好きで小説からビジネス書までいろんな本を読んでいましたが、気が付くと、気になるタイトルが何冊も机に積んである。
「一万円起業」「副業で稼ぐ」「フリーランス」などのキーワードがちょいちょいタイトルに入っているような本たち。
しかも徐々に冊数が増えている。

ん? これは……。

当時オットは、激務のウェブ制作受託会社から、超ホワイトなウェブサービス事業会社に転職して、1年ほど経ったところ。

ちなみに、オットの仕事はウェブデザイナー。
たしかにフリーランスで仕事をしている人も大勢いる業界です。

でもせっかく転職してまだたったの1年、以前より体は楽になり、仕事内容も楽しく働いているように見えるのに、なんでフリーランス?

話をすると、「今の会社はいやじゃない。やりがいもある。でもこのまま定年までいるイメージができない」とのことでした。

会社員を辞めるなら、フリーランス(個人事業主)になって、自分の好きな仕事をしていきたい。
デザインだけじゃなく、自身でウェブメディアの運営やサービスもやってみたい。
そして独立するなら、体が十分に動くうちにしたいから40歳を目標にしたい。

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などなど、オットの思いを聞きました。

うーん。
なるほど。
気持ちはわからんでもない。

でもフリーランス=不安定、というイメージしか私にはわきません。
そんなに仕事もらえんのかな……。
自分でウェブメディアやるって、お金になるの?

オットの話は、なんだかフワフワしっぱなしで、全然現実味がありませんでした。

一方の私(ツマ)はとことん安定志向。だがしかし現状に懸念も多し

そのころの私はというと、ウェブプロダクションでディレクターという職種をやっておりました。
カタカナだらけですね。
主に、お客さんの要望を受けて受託でウェブサイトを作る会社で、企画やプロジェクト管理、予算管理などをする仕事です。

結構長くやっていたので、それなりに仕事を任され、非常に忙しいながらもやりがいのある仕事。
……というのは嘘ではないです。楽しいことも多かった。

でも辛い部分もたくさんあった。

なにより忙しすぎた。
忙しくないときがない、というほうが正しい。
常に大きめのが5~6件、細かいのも含めればもっと多くの案件の制作プロジェクトを掛け持ち。
終電当たり前、急ぎの仕事があれば徹夜で仕事することも。
へたすれば土日も休日出勤して平日に終わらない仕事を片付ける。
プライベートな時間はほんとに少ない。

ブラック企業か。
うん、ブラックだね。

幸い、社内の人間関係はとてもよかったので、本人はあまり「ブラック」とも思ってませんでした。
クライアントは大手企業が多くてハードルも高いけど、出来上がったものでお客さんやユーザーが満足してくれるなら、という喜びベースで仕事に打ち込んでおりました。社畜といってかまわない。
そして、なかなかできないような経験も色々させてもらえたし、頑張った分、自分のスキルも上がるのがわかったのでうれしかった。
んで、上からも割と認められて頼りにされ、徐々にですがお給料があがるのもうれしかった。

ただ、オットが言うように「定年までこの仕事を続けるのか」といわれると、とても悩ましい。

なにより体力が持たない、という自覚症状がありました。
30代のころは、徹夜しても翌日ガンガン仕事していたものでした。
でも40超えたとたん、徹夜できなくなった。もう夜中すぎると眠くてだめ。ほんと使い物にならない。

普通、そんな年齢なら管理職になるのでは? と思われるかもですが、人数の少ない小さな制作会社では自分含め、全員が第一線に立ち続けなければ仕事が回りません。

それでも私は「会社員」という立場にしがみつきたかった。

だって、普通に仕事していれば、毎月確実にそれなりのお給料がもらえる。
半年に一度、そんなに多くはないけどボーナスもだいたい出る。
たくさんは取れないけど有休もある。
チームで助け合いもできる。
厚生年金は会社が半分負担してくれる。

そんなものたちが、フリーランスでは全部なくなってしまう。

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いいときはいいかもしれないけど、もし病気になったら?
仕事はどうなるの?
誰も助けてくれないよ?

考えるだけでぞわぞわします。

この時は「オットがフリーランスになりたい」というだけなので、私自身は会社員継続という道ももちろんありました。
2馬力ならではのセーフティネットといえます。

でも、この後、さらにオットから「移住」というキーワードが追加されるのです。

 

(続きます)

このころの印象深い1冊

たしか、私が「えっ!? フリーランスになりたい!? マジで!?」と言っているころに、夫が買ってきた本
読んだ後、私に貸してくれました。

その名も「ダンナが会社やめたいと言いだしまして」。

「ダンナが会社やめたいと言いだしまして」
「ダンナが会社やめたいと言いだしまして」をダンナが買ってきた。

タイトルを見て、
「それ、自分で買ってくる本? 私が探して買ってくる本じゃないの?」
とツッコミを入れました。

実際に会社員を辞めて、事業をおこしたり農家になったりYoutuberになったりした夫と、その妻の話を取材して漫画にしたもの。年齢も、次の仕事もばらばら。
軽妙な語り口と漫画の読みやすさで、深刻な問題もさらっと読ませます。

みんないろんなケースで会社をやめるんだなあ、と参考になりました。
それぞれの妻の立場のツッコミや心配事がリアルでした。

いろんなケースの会社を辞める旦那さんの話が読めます。

 

続きはこちら

フリーランス希望に加え「移住」というキーワードが出現した:糸島移住(2)

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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