福岡見学からの悩み。それでも移住に踏み切れない慎重すぎる私:糸島移住(6)

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こんにちは、つたちこです。
前回の続きです。

 

福岡実地見学から帰って以来、すっかりお気に入り都市になってしまった福岡市。

それでも、「よし、じゃあ移住するぞ!」とはなかなか踏み出せない私。
石橋をたたいてたたいて、叩きまくった結果やっぱり渡らない、そんな性格です……。

フリーランスの永遠に解決できない問題

前にも書きましたが、フリーランスの怖さは、収入が安定していないことです。
いいときはいいかもしれないけど、病気やケガで働けなくなったら?
フォローしてくれるチームも、有休休暇も、傷病手当もない。

収入も、どのくらいのレベルで下がってしまうのか、想像できない。
今の状態でフリーランスになる以上、それは避けられない問題です。

※ただ、これって完全な解決は絶対できないというか……。
 やってみて努力するしかない問題というのも理解していました。

さらに、移住する場合、私も今の職場を離れる必要があります。
比較的自由度の高い職場だし上の人たちの理解もありますが、前例もないし、遠隔で仕事をさせてほしい、と頼むには、ちょっと無理がある仕事内容なので……。
東京の会社に出社できないなら、辞めるしかない。

そうなると、転職? あるいは私もフリーランス?
これからフリーランスになるオットの、セーフティネットになることもできないのではないか。

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そしてなにより、私自身の気持ちの踏み切れなさ。
いいところも悪いところも、いろいろ思うところがあるにせよ、いまの会社から必要とされていると思う。
そしてお給料も毎月もらえる。

それを自ら手放す、というのはなかなかできないわけです。

「そんなの会社員だって、今どき、いつ何が起こるかわからないよね? 来年潰れる可能性だってあるよね?」

それもそうだけど、でもフリーランスよりはその可能性は低くなるのでは……。

「じゃあ、このままずっと勤め続けたいの?」

体力的にもきついのは自分でもわかっている。
さらに、ちょうどそのころやっていた仕事も、いろいろ疑問を感じたり、むなしい思いをすることもあり、テンションが落ちぎみだったこともありました。

続けたいかどうか、と聞かれれば、Yesとは答えにくい。

私は20代後半のころ、手に職をつける&安定した収入を得るために、ものすごく苦労したので、よけいしがみついていたのかもしれません。
既にそこまで執着はないものの、がんばって手に入れた経緯があるから、自分の手の中にあるものを手放す勇気がでない。
それが一番近い状態だった気がします。
ソシャゲーの課金ユーザーか?

オットからの問いには、明確に答えが出せないままでした。

もし移住したらやりたいことを考えた

またしてもぐるぐると悩み始めた私。

オットとともに、「もし福岡に移住したら」という前提でやれそうなことや、やりたいことを考えました。
現実化するかは別として、こんな生活できたらいいね、というような話です。

たとえば。

食べ物はおいしいし、安い。賃料も安いから、全体の出費は減るかも。収入が多少減ってもやりくりできそう。

車も買ってもいいかも。東京ならいらないけど、地方で車ありの生活をするのも面白いのでは。

九州には数回しか行ったことがない。福岡県以外も行ったことがないから、いろんなところに行ってみることができる。

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オットの仕事は、現在の会社から外注として仕事が出してもらえる可能性がある。それなら一定定期的な収入も望めるかも。

それ以外にも、オットがやってみたいウェブサービス的なサイト、それを手伝ってくれたらうれしい。

 

そんないろんな半分妄想的計画の中に、特に1つ、私の気持ちにとても引っかかったものがありました。

あー、それをがりがりやって、そのサービスを育てるって仕事は、とてもいい。
それは、やりたい。
すぐにはお金にならないかもしれないけど、自分自身で育てて大きくしていく工夫を自分の考えでできるのが、とてもいい。

 

希望的観測ばかりですが、落ち込み気味だったこともあり、少し前向きな気持ちになってきました。
あとは、自分にも、会社員としてこのままいく道以外にも生きる方法があるのかも、と思えてきたことが、気持ちの上で一歩前進という感じでした。

 

(続きます)

続きはこちら

私が会社を辞める決心をしたこと:糸島移住(7)

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冬の福岡。実地見学にやってきた:糸島移住(5)

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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