こんにちは、つたちこです。
初夏というより、すっかり真夏みたいな陽気になってきました。
だから、というわけではないのですが、今年も買ってきてしまった。
糸島産の甘夏。5個入りで280円でした。
そう、初夏は、昨年2度チャレンジした甘夏マーマレードの季節なのです。
作り方については、昨年初めて作った時に、自分なりのノウハウをまとめていました。
今年はこれに沿って作っていきます。
https://tsutachi.co/blog/2018/06/itoshima-marmalade/
買ってきた甘夏5個。
マーマレードにしたのは4個なんですが、ずっしり重い。
1年ぶりにつくるのは、結構ハードル高い。
でも、やったことがあるからどんな工程を踏むか想像できるので、初回よりはだいぶ気持ちは楽です。
Contents
第一の関門、皮を千切りにする工程
まずは外皮を剥いて、千切りにする作業です。
マーマレードづくりで一番きつい部分です。
昨年やってわかっているのだ。
よく洗ってさえあれば、形の大小にはそれほど神経質になる必要なし。
とはいえ、食べたときの食感などを考えると、薄切りにしたい。
長さはあまり気にしませんでしたが、薄さについてはできるだけ同じくらいになるようがんばりました。
第2の関門、実を剥く工程
外皮を2度水から茹でこぼしながら、同時進行でひたすら薄皮を剥いて、実と種を分けていきます。
うーん、つらい。
このころになると立ちっぱなし作業で脚がだるくなってきます。
これ、座ってやった方がいいのかな……。
この外皮と薄皮の格闘2つで、1時間半くらいかかってしまいました。
やっぱり結構時間かかる……。
4個分の甘夏、全部やり切ったあとの山盛りの実!
昨年より多いよね!?
重量測定
外皮(茹でる前)と実を剥いた状態で、それぞれ重さを量りました。
今回の計量結果はこちら。
- 外皮 559g
- 実 900g
- 合計 1459g
砂糖の量は、重さ全体の60%なので、つまり、875g……!!
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今回1kg入りの白砂糖を用意しましたが、ほとんど使うことになりました。
砂糖の量すごい……。
いつもながら、お菓子やら甘いものやら、自分で作ると砂糖の量にビビります。
弱火でコトコト煮ます
ここからはちょっと手が離れます。
バーミキュラ先生の出番です!
鍋に、実、砂糖、水気を絞った皮、袋に入れた種の順に入れ、弱火にかけたら、ふたをして放置。
20分ごとに全体を混ぜて、合計70分煮込みます。
20分たつごとに、色合いがどんどん深くなっていきます。
70分経ったら、ふたを取って、あとはとろみがつくまで煮込みます。
とろみについて、ある意味あきらめモード
ジャムやマーマレードは「ペクチン」という成分によって、とろみ(ゲル化)が生まれるそうです。
毎回「種」を一緒に煮ているのも、ペクチンのためなんですが。
なかなかとろみがつかないのです。いつも悩ましい。
先日いちごジャムを作った時にも、とろみがなかなかつかなくて諦めてサラサラジャムになりました。
かんきつ類のほうが、ペクチンは多く含まれるそうですが、そうなの? と聞きたくなるくらい、今回もサラサラです。
15分くらい煮詰めても、さらっさらなんですよね……。
何度かの経験のなかで、私が悟ったのは
「素人ジャムで、適当なとろみにするには、ペクチン添加するしかない」
「添加しないなら、さらさらジャムで良しとする」
の2点です。
我が家には添加するペクチンがありません。
つまりサラサラでよし、です。
昨年、煮詰めすぎてしまったこともあり、今回は結構早々にさらさらでいいや、とあきらめて瓶詰作業に入りました。
空きジャム瓶に詰める
趣味の一環で集めている、空き瓶大活躍。
ジャムを70分煮るときの、最後の20分くらいに、瓶の煮沸消毒を開始。
別の大きめの鍋に、空き瓶を蓋とスプーンを入れて、水から煮ます。
沸騰後しばらくしたら、清潔なふきん(私はその上にさらにキッチンペーパーをしいて)の上に、ひっくり返して置いて乾燥させます。
出来上がったマーマレードが熱いうちに、煮沸済みの瓶に、同じく煮沸済みのスプーンで入れていきます。
これがまた地味に大変……。
熱いし、うっかりするとこぼれるし、少しずつしか入らないし。
先が細くなったレードル欲しい……。
当初用意した瓶5本に入りきらないことが途中でわかって、さらに追加で瓶を3本煮沸しました。
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ひいひい言いながら、ようやく全部詰めました。
今回は全部で8個の瓶になりました。
小さめの瓶とはいえ、去年5個だったのに、8個……!!!
煮詰めなさ過ぎたのか!?
それとももともとの甘夏の量が多かったのか!?
どちらも要因ぽい気がしますが、とにかく大量に出来上がってしまいました。
(あとから調べたら、確かに去年より重量がありました)
疲れる!でも達成感はすごい!!
今回は、作業開始が14時半、瓶詰まで終わったのが18時前。
全部で3時間半くらいで作業完了でした。
いちごジャムと違って、マーマレードはマジで疲労感がすごいです。
作業工程が多いし、長時間立ち仕事ですしね。
それでも出来上がった時の達成感もまたすごいのです。
保存食づくりは、この終わった時の「やってやった感」がたまらないのでありました。
疲れるんだけど、たまに無性にやりたくなってしまう。
今回も無事に完成してよかったよかった。
しばらくは、マーマレードに困りません。
パン、ヨーグルトだけじゃなく、料理にも使おう!
【今回のコスト参考】
甘夏224円(4個)+砂糖123円(850g)+光熱費(弱火90分+茹でこぼし分+煮沸消毒分)+人件費3時間
でした。
売ってるマーマレードが高いのは、手間賃よね……。
昨年のマーマレードづくりをまとめた記事はこちら。
https://tsutachi.co/blog/2018/06/itoshima-marmalade/
https://tsutachi.co/blog/2018/06/itoshima-marmalade-3/