憧れの「ドクターG」の総合診療科を受診してきた。謎の体調不良を解明せよ!【結果編】

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IMG_6135謎の体調不良を解明したくて、東京女子医大の総合診療科を受診して1週間、いよいよ検査結果の日がやってきました。

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当日まで自分でやったことは自分の観察日記をつけること

前回の診療で、ものすごく細かく自分の症状を聞かれ、途中混乱してきたりしてしまいました。
その反省を踏まえ、今回は毎日体調や気になる症状や体温とかをメモするようにしました。

ちなみに、週末~週の前半は微熱、むくみや手のしびれが継続していたのですが、後半になって、それぞれの症状は出にくくなってきていました。
治ってきたのか?(なんもしてないのですが…)

いざ、検査結果を聞きに受診

2回目は9時に予約済み。
それでも念のため8時過ぎには曙橋駅につくくらいの勢いで早めにつくようにしました。
9時は診療開始時間なのですが、それでもどのくらい守ってもらえるのかわかりません。
再診も初めてですし、念には念を入れて。

8時20分には病院につきました。
今日はシステムも問題なく動いているようです。これが平常時なんですね。

再診受付は、受付機に診察カードを指したら完了。
当日の「番号」が出されるので、今日はこの番号で一日呼ばれることになります。

ずらりと並んだ再診受付機。なんてスムーズなんだ。
ずらりと並んだ再診受付機。なんてスムーズなんだ。

さらに各科の受付に向かって、これも診察カードをピッと差し込みます。
これで各科受付も完了。
なにこれすごい。

あっという間に、8時半前には準備が終わってしまいました。
すごいなー。もっとのんびり来てもよかったのね。

さて、血圧を測ったり、Kindleで本を読んだりしていたら9時になりました。
…が呼ばれません。
やっぱり予約ってそんなもんなの?と若干残念に思っていましたが、10分ほどで予約した先生の部屋に、私の番号が出ました。
これくらいなら許容範囲でしょうか。よかったよかった。

まずは1週間の動向

あれからどうでした?と聞かれたので、メモを見ながらざっくりと話をします。
今日は突っ込まれても大丈夫!と思ったのに、それほど詳細は聞かれませんでした。

そして先週の検査結果を説明されます。

ざっくりまとめると、主に血液のほうに、いくつか気になる数値が出ている個所がありましたが、今のところそこまで深刻そうなものはない。ということになりました。
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じゃあどうしてあの多様な症状だったのか?というと、手のしびれ、むくみ、それと発熱はそれぞれ別原因ではないか、ということに。

手のしびれは、頸椎が疑わしい。→別途整形外科で頸椎検査が必要。

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発熱と筋肉痛はなんらかのウイルス(風邪)症状。

むくみは生理現象。

たまたま重なった、という感じ?

たしかに、再診日あたりは、症状もだいぶ落ち着いていましたが…。
これまでの人生でこんな風になったことはなかったのですが…。

まずは経過観察と、頸椎のほうを整形外科で診てもらって、頸椎が原因でない場合には、頭のMRIを撮るとか、また考えることに。
※MRIは一度撮ってみてもいいかもしれない、とは言われましたが、原因としては頸椎のほうが怪しいので、まずはそちらの結果次第で、というふうに話し合いました。

また、再診したい場合のやりかたや整形外科での伝え方など、細かく教えてもらいました。

ほかに心配事は?といわれたので、ジョギング、それとフルマラソンのような運動はしても問題ないのか聞きました。
むくみについては、苦しくない程度のジョギングなら全く問題なし、むしろ推奨とのこと。

フルマラソンは体力次第、あとほかの原因次第ですねー。とのこと。
ううむ。

というわけで、なにも「治療」的なことはなし、薬もなし、で、2回目の診察は終わったのでした。
お話し自体は20分ほどかけて丁寧に検査結果や今後の相談ができたので、安心といえば安心…。

あれですね、総合診療っていうのは、ほんとうに患者と話を丁寧にするのがなによりも仕事なのかもしれないですね。

会計まで済ませての終了時間は、9時50分くらいでした。

次は「整形外科」で診てもらう。

さて、整形外科ですが、東京女子医大の整形外科はめっちゃ混んでるのでおすすめしない、といわれ、近くのクリニックでの受診を勧められました。
(でもどこでもいいらしい)

調べたところ、市ヶ谷駅近くにもいくつかありましたので、そのうちの一つに、その場で電話をして、速攻予約。
その足で診てもらえることになりました。

行ったところ、こじんまりとした個人開業クリニックという感じ。
早速受診して、先生にこれまでの経緯と頸椎を診てほしい旨を伝えます。

少し症状を説明して、感覚テスト?などをしてから、さっそくレントゲンを撮ることになりました。
レントゲンは、首を正面と横から、手も両手と左手だけ、撮影。
首も手も、レントゲンは生まれて初めて撮りました。

衝撃の結果が出ました。

あっというまにレントゲンが現像され、説明を受けます。
先生の第一声。

「これね、頸椎が奇形ですね

ええええーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

正常な人のレントゲンと比べて見せてくれますが、たしかに骨の形おかしい

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頸椎の4番目と5番目の骨が、癒着しているそうです。

普通なら骨と骨の間に隙間がありますよね。
それがないのです。

癒着の影響で、その周辺の骨、6,7番目の間と、3,4番目の間に負荷がかかっていて、椎間板ヘルニアっぽい(こっちは疑い)。
その結果、神経にさわって手のしびれを起こしているらしい。

骨については、もともと(生まれた時から)なのか、徐々にそうなってしまったのかはレントゲンでは確認できないけど、最近なった、とかではないそうです。
つまり、たまたま今まで、しびれの症状が出なかったけど、もともと出やすい体質(?)だということ。

ただし、いままで普通に生活できていたのであれば、一時的な症状がおさまれば、共存していくしかないということ。
「ヘルニアについてもっと正確に調査するなら首のMRI撮るとかできるけど…。」といわれましたが、詳細がわかったところで、現段階では、治療らしい治療は特にないということ、などの説明を受けました。

※神経の炎症を抑える薬は出せるけど、しびれが収まってきているならそれも不要…とのことでした。

骨の奇形…癒着…治療なし…と、結構ショックなんですけども。

でも初めて原因らしきものに当たった、という点では、ありがたいといえばありがたい…。

これで、今後しびれが出ても「ああ、頸椎のせいね…骨がアレだから仕方ないね…」という自己判断ができるようになりました!
ヨカッタネ!!

今から思うと、レントゲン写真の写真を撮らせてもらえばよかったなあ…。
オットさんに説明するのに、一目でわかってよかったのにな。

総合診療科はすごい。

今回の結果としては、何も治療らしいものはなく、経過観察で終わることになったのですが、なにより「総合診療科」を受診できたのが貴重な体験でした。

なにがすごいって、先生との濃密な診療時間
先生が聞きたいことを終わった後にも、「ほかに気になる点はありませんか?」「聞いておきたいことはありませんか?」としつこいくらい何度も言われました。
こちらが「もう大丈夫です」っていうまで、待ってくれるのです。

これってすごい安心感と満足感につながります。

今までの数少ない病院への来訪時、これほどちゃんと話を聞いてもらったことはありません。
(もちろん基本的に健康だったから、というのがあるんですけど。)

もちろん、大きな病院には本来重篤の患者さんがいくべきで、今回のように、結果として軽症だった私が行くのは申し訳なかったな、という気持ちもあります。
ただこれは結果として軽症だった…ので、今回いろいろ話を聞いてもらって不安と原因が解消できたのは、正解だったと思ってます。
高い診断料になりましたが…。

もっといいのは町のクリニックにもっとこういう総合診療的なお医者さんが増えてくれることですね。
もちろん、もう一度総合診療科に通うことがないように、健康でいることが一番ですが、どこに行ったらいいのかわからないようなときの選択肢のひとつにするのはいいのでしょうか。

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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