今年2回目のフルマラソンエントリー、富士山マラソン。
今回は出るのを見送ることにしました。
勇気の欠場を決心しました
先日書いたのですが、11月に入ってから、体調崩しまくりで全然練習できない、どころか、週末は寝込む事も多く、運動量自体少なめ。
一応先週軽く走ってみたのですが、息が上がりまくり、膝も少し痛い。
走り出せばしばらくはいけると思うのですが、とても西湖の心臓やぶりの坂を登り下りをしてフルを走りきれる自信がありません。
ギリギリまでかなり悩みましたが、ここで無理して、せっかく戻ってきた体調がまた悪くなってしまうのも怖いので、今回は見送ることに。
がっかりではありますが、行って応援することにしました。
気持ちを切り替えて、めっちゃ応援するよ!
今回走る身内は、オットさんとアニです。
スタートで分かれ、私はしばらく歩いて河口湖大橋の手前に陣取ります。スタートから1kmくらいの距離でしょうか。
気温は4℃。寒いです。
スタートの花火が上がって、しばらくすると(思ったより早く)先頭がやってきました。
その後も続々ランナーがやってきます。
うわー。人波とはこのことか。
オットさんとアニを無事に見送り、今度は河口湖大橋上に移動。ここら辺は10km過ぎくらいの位置です。
橋の真ん中辺りの歩道に座り、富士山を眺めつつ、先頭ランナーが来るのを待ちます。
ランナーの前に、広報の車が通りかかって、旗をくれました。
どこであの「応援の旗」を手に入れてるのかと思っていたら、こうやって配ってるのか。
35分過ぎくらいでしょうか、先頭ランナーがやってきました。
やっぱり早い!あっという間に行ってしまいます。
その後も旗を振りながらランナーに応援の声をかけます。
自分が走ってる時に応援してくれると、すごく嬉しいので、こういう時こそ!と声をかけます。
オットさんとアニを無事に見送ってからも、最後尾ランナーと思われる人が通り過ぎるまで、応援を続けました。
誰もいなかったらさみしいじゃんね。
ほぼ最後尾に近いランナーは、もうすでにずっと歩いてしまっていたり、ヘロヘロだったりして。
あー。私も出ていたらこうだったのかもしれない。
とりあえず無事に帰ってこれますように、と最後まで応援してました。
ところで、同じ場所で応援をずっとしていると、なんとなく応援する同士で連帯感が生まれるものです。
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最後の方、もうランナーいないかな?くらいになってきたら、近くの場所にいた人が声をかけてくれました。
「遅い人ほど応援したくなっちゃいますよね~!」
超わかります!自分ものろいので!
旦那さんが出ているそうです。目標サブ4とのこと。
しばらく橋の上でおしゃべりして別れました。
こういうのも自分が出て走ってる時にはなかなかできません。
さて、お腹が空いたので、近くのカフェに入りました。
結構この辺はお店もあるんですね。
オムハヤシで腹ごしらえしながら、ランナーズアップデートで確認すると、二人とも中間点を越えたようです。
これのおかげでおよそであっても現在地を知れるので、すごく便利…。
幸いお店も空いていたので、1時間半ほどいさせてもらいました。
ラストラン!ゴール間際で応援再開
その後、オットさんとアニが35kmすぎたようだったので、お店を出て、ラスト0.5kmくらいのところで再び応援開始。
サブ4達成できなかった…、くらいの人たちが続々と戻ってきます。
みんな疲れているし、歩いている人も多いです。
足を引きずっていたり、ぐったりうなだれていたり。
わかる!!わかるよ!!!
その疲労感!!!
痛さ!!!
つらさ!!!!
…と、皆さんを応援しながら見ていたら、自分のほうがなにやらこみ上げて、泣けてきてしまいました…。
応援側が泣いてどうする。
気を落ち着けて、応援再開。
こういう時は「がんばれ」はだめだと思う。
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もう十分がんばってるし。
もう頑張れないよ!!ってくらい、すごくつらい。
でもゴールまでは、ほんとうにあとちょっとだから、希望を持ってもらいたい。
なので「お疲れさま」「もうあとちょっとでゴール」「よくがんばった!」「お帰り!」といった感じで声をかけました…。
果たして正解だったのか、みんながどう思っていたかはわかりません。
が、何事も「自分だったら何を言われたらうれしいかな」というのは大事ですよね…。
応援してわかる、「応援する側」がうれしいこと
応援するのは、なにかを得たくてやっていることではない。
ただ、頑張って走っている人たちに声をかけて応援したいというシンプルな思いです。
それはそうなんですが、やっぱりなんらかの反応があると、やってよかった!と思えるものです。
別に「ありがとう」と声に出さなくてもいいのです。
会釈とか、手を挙げるとか、にこっとするとか、それこそ『目を合わせる』だけでも、うれしい。
「ちょっとは声がとどいたかなー」って思えるので。
なので、私もランナー側になったときには、応援してくれる人に、できるだけ、なんらかの反応を見せるよう心がけてます。
もちろん、疲れてくるとそれもできなくなってくることもあります。
でもやっぱり、声を出して、手を振って、応援してくれる人がいると、全然気持ちが元気になるので、そのお礼の気持ちは持ち続けたいなーと思います。
どっちの立場もやってみるの、楽しいですね。
今回、富士山マラソンには出られなくて、本当に残念で。
ゴール後にメダルを受け取る人みると、少しうらやましいような寂しいような気持ちになったりしましたが、もう走れないわけじゃない。
次の機会に向けて、徐々にまた練習再開したいと思います。