名古屋ウィメンズマラソンのペンダントの準備を考える

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こんにちは、つたちこです。
先日、名古屋ウィメンズマラソン2024が開催されました。
その名の通り、女性だけのマラソン大会です。

通常のマラソン大会だとマイノリティの女性ランナー。男女比は9:1とか8:2とか、そんな感じなことが多いです。
その女性が100%のレースってどんなだろう? と興味あります。
ただ、参加したことはありません。
参加費が他に比べても高めで、遠いから遠征費(交通費・ホテル)もかなりかかる。(近隣ホテルは通常より高くなるし!)
ためらい要素が大きいのです。

名古屋ウィメンズマラソンの特色はもう一つ。
完走すると、ティファニーの大会オリジナルペンダントがもらえるのです。毎年違う花をあしらっていて、今年はサザンカだそうです。

参考に引用しましたが、こんな感じ(2週連続フルはすごいですね!!)

ゴール後、このティファニーの青い箱をタキシード着た男性が手渡ししてくれます。
他の大会でよくあるのは「完走メダル」ですが、そのかわりにアクセサリーってところがウイメンズマラソン、という感じ。
(タキシード男性は個人的にはちょっと。男女逆にして考えるとちょっとグロテスクな気も……)

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「ティファニー」をより印象付けているのが、ティファニーブルーの小箱と白いリボンに包まれていること。
これをもらうのは確かにテンションがあがりそう。
完走メダルのように、ペンダントを裸でそのままもらうのとは印象が段違いです。「ティファニーもらったぞ!!」ってなる。

写真:ティファニーのプレゼントのイメージ
Photo by tommao wang on Unsplash

が、ここでふと思ったのです。
このリボンがかかったペンダント入りの小箱を、参加者分用意するのよね?

名古屋ウィメンズマラソンのサイトを見ると、参加者数は約2万人。
全員は完走しないかもですがそれは結果なので、主催側は完走賞を人数分用意しますよね。
つまり2万個のティファニーの小箱に、巾着に入ったペンダント入れてリボンをかける、という作業がなされているのです。
これはちょっと自動化できないのでは。

以前仕事で化粧品につけるタグを作ったことがあります。
ボトルの首にかかっている、ゴムひも付きの小さなタグです。

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この「タグにゴム紐をつける」のは、やはり機械ではできなくて、内職をお願いしていました。
内職さんをまとめているところに印刷して穴加工したタグを送り、手作業で長さ指定したゴム紐をかけてもらい、完成したゴム付きのタグを戻してもらうのです。
時間も手間も費用もかかります。

このティファニーのリボンも、そうして内職さんたちが一つ一つ手でかけているのでは……と考えると、気が遠くなってきました。
2万個!
もちろんリボンも、かけかたや結び方、リボンの長さなどが厳密に決まっていそう。(それがティファニーぽさを醸し出している……)

そして、箱の中身がちゃんと入っているかどうかの検品は、リボンを掛けてしまったらできない。解いて確認したらリボンを結び直さないといけないから意味なくなっちゃう。
完走して箱をもらって中身が入ってなかったらがっかりだし、主催者だけでなくティファニーも信用問題になりますよね。
なのでちゃんと中身が入っていることを誰かが監督をしながらの作業なのかしら。
それを2万個。

うわー、これは用意するのがとても大変だ。
そのへんの仕切や進行管理を考えたらありがたみが増しますね。

会場も、普通のマラソン大会以上にいろんな装飾や手間がかかっていて(先程のタキシード隊も含め)そういうコストが積み重なっての高額参加費なんだろうなあ、などと思っていたのですが、完走賞ひとつの手間が他とは段違いでした。
ただ、それを上回る他にない体験ができるのかもしれないので、それもこの大会を選ぶポイントなのかもしれません。
毎年参加するという方も見聞きしますし、特別な魅力があるんだろうなー。

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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