こんにちは、つたちこです。
突然ですが、今日我が家で「横綱土俵入り」が話題になりました。
いや話題といっても、オットが下っ腹をポンポン叩いていたので指摘したところ「土俵入りの練習」と言いだしたのでした。
それなら横綱のまわしを用意しないとねー、からの、どうやって化粧まわしとあの太い綱を用意するか、という話になり、化粧まわしは家にかざってある北海道コンサドーレ札幌の大きなフラッグで代用するとして、綱は「あれはいったいどうやってる作るんだろう?」と疑問が出ました。
(代用品については深くつっこまずに……)
その場での戯れ言は終わったのですが、横綱の「綱」が気になったので調べてみました。
あの綱こそが「横綱」という名前なんだそうです。
番付の「横綱」がつける綱が「横綱」。初めて知りました。
さらし木綿でできていて、中には麻の繊維が詰めてある。あと中央には銅線も入ってる。
同じものを3本用意し、その3本の綱をより合わせて、最終的な「横綱」に仕上げる。
この綱を作ることを「綱打ち」と呼ぶそうです。
年3回つくるそうで、部屋の若い衆総出で作ってました。
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重量は10kgほど。化粧まわしと合わせると20kgくらいになるそうです。
ものすごく重い!
それを身に着けて、土俵入りして四股踏むのか。それだけで大変そうです。
参考:
横綱の綱【大相撲中継キッズ】|ニュースがわかるオンライン
朝青龍は極太好き…横綱の「綱づくり」に密着 | エンタメウィーク
日本相撲協会公式チャンネルに、まさにその「綱打ち」の全貌を映した動画がありました。鶴竜用の横綱です。
面白い!!
凄く丁寧に撮影されてて、わかりやすいです。(こういうメイキング動画大好き…)
本当に部屋のメンバー総出で作るんですね。よその部屋からもヘルプを呼んだりするのかな。
横綱のいる部屋でしか体験できない綱打ち。でも横綱本人は参加してません。
綱打ち経験者は結構貴重なのかもしれません。
「いつかは俺も後輩の作った綱を身に着けてみせる…!」みたいなことを思いながら作ったりするのかしら。
そしてこちらは最新版、7月27日に新横綱照ノ富士のために作られた横綱の映像です。
初めての綱打ちだからか、みんな紅白のねじり鉢巻きしてます。鉢巻が細くて、なんだかかわいらしい。
壁にも紅白幕がかかってますね。
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横綱・照ノ富士の綱打ち! #Shorts – YouTube
私はてっきり「綱職人」みたいな人がいて、その人が横綱に昇進するときに作ってくれるものなのでは、と想像していたので、関取たちの手作り具合に感心しました。
あと、年3回作るっていうのもびっくり。
本場所中は毎日つけるわけで、どうしても汚れてしまいそう。
神事要素が強い(あれは「しめ縄」ですよね)から、真っ白な清らかな状態をキープするために、定期的に作り替えるのかもしれません。
そうなると、白鳳、これまでにいったい何本の横綱を作ったんだろうか。
横綱在位は平成19年(2007年)7月からだそうなので、ざっとですが、14年×3回で42本……?
それにしても、大相撲の世界は専門職人さんではなく、内部の人が作ることが多いのですね。
土俵も呼出さんが作るし、番付を書くのは行事さんだし。
新たな知識を得てしまった。横綱づくりは部屋総出。
これは、我が家の土俵入りで用意するのは無理だわ。
いや、そもそも土俵もないし、力士もいないし、というツッコミはおいておいて。
Photo by Alessio Roversi on Unsplash