東京マラソン開催の険しさよ

※本ブログの一部のページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

こんにちは、つたちこです。
緊急事態宣言が延長になりそうだ、というニュースと同時に、10月17日に開催予定の東京マラソンも中止が決定的だ、とニュースが流れました。
まだ「決定」ではないですが、「決定的」。

参考:
10・17東京マラソン緊急事態宣言延長なら中止へ – 陸上 : 日刊スポーツ

10・17東京マラソン21年大会中止決定的、緊急事態宣言延長の可能性受け(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース

キャプチャ:東京マラソン 公式サイト
トップページ | 東京マラソン2021

私自身は東京マラソンにエントリーしてないし、やろうがやるまいが走ることはないんですが……。

Twitterを見ていると、「オリパラはやったのに、なんで東京マラソンはやらないんだ」という意見が多く見えます。

<スポンサーリンク>

東京マラソン公式サイトに、中止規定がのっています。

1)大会中止決定の基準
①新型コロナウイルスの感染拡大により、大会開催1カ月前以降に緊急事態宣言が発せられている場合や自治体からの開催自粛要請が発せられている場合には、大会は中止となります。

大会要項 | 東京マラソン2021

10月17日開催予定なので、9月17日に緊急事態宣言が発せられてたら中止、ということです。
エントリー時から提示されていた条件なので、中止を決めてもルール違反ではない。

ただ、感情的に「緊急事態宣言中でも、オリパラのマラソンはやったじゃん!」っていうのもわからんでもない。
だけど、条件がいろいろ違いすぎると思うのです。
(緊急事態宣言中にオリパラのマラソンを一般道でやること自体どうなんだ、というのもありますけどね)

オリパラのマラソンは早朝6時や6時半から長くても3時間程度。9時すぎにはほぼ終わってます。
選手の人数も100人程度。
コースわきに観戦者もいましたが、早朝ということもあって、そこまで大混雑ではなかったように見えました。
(周回コースだった札幌のオリンピックコースのほうが、一部混んでるところもあったような気がします)
選手の走るスピードが速いから、たぶん目の前を走るのはあっという間だと思うんですよね。
走り過ぎたら解散するんじゃないかな。

<スポンサーリンク>

一方東京マラソンは、9時5分スタートで制限時間7時間。終了は16時10分。
定員は25,000人です。
全国から、状態不明の出場者が集まってくる。
今回、出場者のPCR検査が必須になりましたが、どこまで正確により分けられるのかわかりません。
銀座や浅草など観光地も走るし、日曜の真昼間なので、各地で普通に人出があるはず。別件で近くを通りかかっただけの人も観戦者になりえます。
選手の走るスピードがばらばらなので、長時間目の前を走る人たちがいます。つい足を止めて見ちゃうのも想像できてしまう。
応援は自粛要請がかかると思いますが、応援目当ての人も絶対いる。さらに地下鉄で何度も移動するかも。
(東京メトロがプレミアスポンサーで、地下鉄移動で何度も応援できる、というコースになってます)

などと考えると、やはりオリパラと一緒にするわけにはいかないんじゃないかなあ。

東京マラソンの中止した場合の返金ですが、9月17日までに決定した場合、20%返金だそうです。
大きな大会ほど事前に準備を進めるだろうから1か月前だとこうなっちゃうか、とも思いますが、つらい金額だ……。せめて、ちゃんと会計報告してもらいたい気がしますね。

中止の場合、次回出走権利はもらえますが、こう何度も中止&権利移行でエントリー費を取られ続けると、想像するだけで心が折れそう。
東京マラソンの当選倍率がこんなに高くなかったら、いっそ出走権も放棄してしまうのに……って思いそう。
権利を行使するために、エントリー費を払うしかないの、つらい……。

いろいろ書いてきましたが、出られる予定の方がいたら、それはもう本当に残念です。つらいと思います。
しかし、東京に住んでいたころから一度も東京マラソンに当選したことのない私。
「東京マラソン、あれはもう、走れない大会」って思ってるところがあるから、ドライになってしまうのかもしれないなあ。
(今はもうあんまり東京マラソンに出たいと思わなくなってしまった……)

  • ブックマーク

この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
ブログ「tsutachi.co」は毎日更新中です。