「大豆田とわ子と三人の元夫」#2/#3まとめて感想

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こんにちは、つたちこです。
今季のドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」、私にしては珍しく、いまのところほぼ放映と同時進行で見ています。

2話と3話も面白かった。
じわじわとそれぞれの人間関係の詳細が明らかになってきました。

大豆田とわ子と三人の元夫 | 関西テレビ放送 カンテレ

2話は3番目の元夫、中村慎森(しんしん)

岡田将生演ずる3番目の元夫、中村慎森(しんしん)メイン回。
慎森ととわ子のなれそめから別れるまでがわかる回でした。

しんしん、とは……。
と思ってしまいましたが、あだ名ではなく本名(役名としてですが)みたいです。

挨拶っていります?
お土産っていります?
雑談っていります?
と、やたらと否定から入る男。中村慎森。
そんなことをいうから、欲しいお土産があっても手が出せない。

とても面倒な人だ。
同僚にいたら最悪だ。

そんな素直さゼロの面倒くさい男だけど、とわ子との出会いや生活のスタートは悪くなかった。
司法試験合格を目指し、専業主夫としてとわ子を支えていたのに、周りの目や声から自尊心を傷つけられて、慎森自ら出奔したらしい。

詳しくは説明されなかったけど、そのまま離婚に至った。
ということは、とわ子側から見ると「いきなり説明なくいなくなった元夫」なわけで、とわ子には全然瑕疵がないのだな。
そりゃ傷ついてるし会いたくないわ。

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でも慎森は未練たらたら。
別れた理由が「活躍するとわ子を喜べず、世間から傷つけられたように感じた」だから、無事弁護士となった今は自尊心が傷つくことない。

もともと「幸せな生活」だったから、元に戻りたい。

あるいは、とわ子に別の恋人ができれば、未練が断ち切れて祝福するという(絶対ウソだ……)。

そんなめちゃくちゃ面倒くさい男を
「面倒くさくないよ、『他人』だから」
と、ばっさりと突き放すとわ子。かっこいいな。

もう、夫婦、家族じゃない。
「他人だから」ピヨピヨ鳴いているだけにしか見えていないってことなのか。
(1話と違って、ピヨピヨ音はなかったけど)

3話は2番目の元夫、佐藤鹿太郎

そして3話。
東京03の角田さん演じる佐藤鹿太郎の出会いと別れ話がメイン回。
回りのスタッフに、器の小ささをしょうゆ皿に例えられる鹿太郎。
どんだけ小さいんだ。

カメラマンとの出会いは、完成した住居の撮影とか? と予想してましたが、趣味(ボールルームダンス)での出会いでした。
※鹿太郎的には仕事(パパラッチ)ですが。

そして別れた理由は、嫁姑問題っぽい。
ストレスでとわ子のしゃっくりが止まらなくなって、夫・鹿太郎にはしゃっくりを止められなかった。
つまり板挟みになったあげく、妻とわ子の味方にならなかったということでしょう。

3話は鹿太郎の話(恋愛話今&昔)もですが、とわ子の仕事面、社長業のつらいところが出てきて、むしろそっちに共感しました。

素晴らしいアイディアだけど予算を考えないアーティスティックな若い建築士。
それを制御できない彼の上司。
ダメ出しと代案提案をした結果、憎まれ役を買う社長とわ子。
こんなの上司として当然の指摘なのに、パワハラと言われてしまうのだろうか。

どんなにいいものでも、仕事である以上、予算を無視しちゃいかんよ……。
一緒に働いてる営業の責任者、予算管理している風の高橋メアリージュンが、唯一社長の味方に見えます。

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そして「器の小さい」鹿太郎に「器が小さくていいじゃん、愚痴ればいいじゃん」と慰められるとわ子。
一度は好きになって結婚までした相手なのだから、そりゃいいところあるに決まっているよね。
(復活はしないと思うけど)

鹿太郎の真っ赤な花束も素敵でしたが、八作(松田龍平)から慎森に1輪の花をあげるシーンの慎森のテレ具合が素敵でした。

ここどうなってんの?の2点

そして、よくわからない点もあります。

慎森が弁護士なる前に別れたのに、なんで自分の会社の顧問弁護士?
すでにとわ子が社長だったのなら慎森を選ばないだろうし、前オーナーのころからの顧問弁護士なのだろうか。
(別れてからの年数がわからないけど、司法試験合格後も研修とかあるだろうに、よく顧問になれたなあ)

なんか見落としたかしら。

あと顧問弁護士ってそんなに年中入りびたるもの?
その辺はもうドラマならでは、かな。細かく考えすぎか。

そして、2人目・3人目の夫との結婚生活のときに唄(娘)の影が全然ないんですが、どうしてたんだろう?
娘と夫たちが仲いいので、一緒に暮らしていたのだろうとは思いますが、そのへんはばっさりはしょるのかな。
あ、それともおばあちゃんと一緒にいたとか?
その辺も今後出てくるのかなー。

エンディングまで見逃せない作り

このドラマのエンディングがまたいい。
同じ曲なんですが、出てくるラッパーとラップする劇中登場人物が毎回違う。
前半の映像も違うし、最後までリッチなつくりだなあ、と感心してしまう。
ラップしてる内容も、その回の内容に合わせているようです。
(全部聞き取れませんが)
今回はどんなだろう? と思って、必ず最後まで見てしまう。

とわ子、慎森、鹿太郎ときたから、次は八作か?

それぞれの夫との過去を明らかにしながら、じわじわ話が膨らんできています。
次は八作か、それともいったん離れて別の展開か。
来週も楽しみです。


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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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