【自炊】北海道の味「甘い赤飯」を生まれて初めて食べる。

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こんにちは、つたちこです。
オットの出身地は北海道。ランチに北海道ならではの味を食べました。それが「甘い赤飯」

東京多摩地方出身の私にとって、赤飯とは甘くないものです。
小豆入りの、もちもちとした赤飯。
子供のころは小豆の食感があまり好きではなかったのですが、大人になってからはそれも含めて好きな食べ物でした。

自分で作ることはなかったですが、コンビニで売ってる赤飯おにぎり、たまに食べてました。
もち米ならではの弾力の強いお赤飯、おいしいですよね。

福岡に越してから、コンビニご飯を買う機会が激減したのであまり注意してみたことがないですが、こっちにも赤飯おにぎりは売っているのかな。

 

一方、オットのいう赤飯は「甘くてきれいなピンク色」なんだそうです。

甘い?
きれいなピンク?
なんだその赤飯は……。

義実家に行ったときにもお赤飯が出たことはなくて、私は一度も食べたことも見たこともありません。

オット曰く「東京の赤飯は、お祝い感があまりない」そうです。
味もそっけないし、色も落ち着いた紫がかった色。
「赤飯といいつつグレーっぽくない?」と言われた時にはさすがに「あれはグレーじゃなかろう」と 反論しましたが、確かに鮮やかな色とはいいがたいですね。ナチュラル小豆色。

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でもそれがお赤飯というものでは……という私の常識とは違う、赤飯の世界があるらしい。

 

だいぶ前から北海道の赤飯話は聞いていたのですが、食べたことのない私が積極的に作ることもありません。
食べたいオットがネットで綿密に調査し、自力で作ってくれました。

何もお祝い事はありませんが、出来上がりはこちら。

写真:北海道版お赤飯

おお。たしかに色がきれい。
聞いていた話でもっと鮮やかなピンクなのかと思っていたので、落ち着いた色でほっとしました。
色は食紅でつけていますが、ほんのちょっとでよいんだそうです。
(食紅も買ってきました)

関東赤飯と同様に、ごま塩がふってあります。
もち米に混ざっているのは、煮た小豆ではなく甘納豆。
小豆より大粒の「金時豆」の甘納豆がよかったそうなのですが、単品で売ってなかったのでアソート甘納豆をスーパーで買ってきました。

周りの砂糖はざっと洗い流して使用してます。
コメと一緒に炊き込むのではなく、炊きあがったもち米に後から混ぜるので、ご飯自体は甘くないです。

写真:北海道版お赤飯は甘納豆を使用

もちもちとしたご飯に、甘納豆が加わり、さらにごま塩でしょっぱみもある。
なるほど、これが北海道赤飯の味なのね!

甘納豆で赤飯、というのがどうも抵抗があったのですが、よく考えれば「おはぎ」とか甘く煮た小豆でもち米がおおわれてますし、それほどおかしくない。

栗ご飯とかサツマイモご飯とかの、もうちょっと甘さが強めになったバージョン、みたいな感覚です。
おかずと一緒に食べるというよりは、ご飯単体をごま塩味で楽しむ感じ。
おかずはおまけです。

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自分の中の「赤飯」とは「似て非なるもの」ですが、これはこれでとてもよい。
すでに出来上がった甘納豆を使うので、失敗も少なくてよさそう。

あとオットの言う「お祝い感」もちょっとわかる。
色も鮮やかだし、甘さがあるところもお祝い食っぽい。
この薄甘い赤飯は、子供に受ける味だろうなあ。

逆に北海道の赤飯しか食べたことがない人が、甘くない小豆赤飯を食べたら、ものすごーくがっかりしそう。
期待するものと似ているのに、全然違う味だったら、それはつらいよね。

 

一方、「これは、食紅でわざわざ色を付けなくてもいいのでは……?」とも思いました。
味には影響ないし。
お祝いっぽさ、という点のみで赤くしているのかな。

もちろん、食には色も影響が大きいと思いますが、他に使うことのほぼない食紅、なくても再現できるなあ、と。
でもそうするとただの甘い豆ごはんになってしまうから、やっぱり赤い色が重要なのかな。

 

オットには懐かしの味。私には新しい世界。
作った本人も大満足の出来だったようなので、またぜひ作ってもらおう。
材料を聞くとちょっとぎょっとしますが、北海道版お赤飯はおいしいです。

 

地味に、甘納豆がなかなか売っていなくて困りました。
福岡は甘納豆需要が少ないのかな……。

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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