見栄っ張りを自覚した話

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こんにちは、つたちこです。
見栄っ張りを自覚しました。

 

ジョギングで「峠走」をしていたときのことです。
長い長い山道の上り坂をひたすら上って、折り返してひたすら降りてくるのが峠走。

上り坂の序盤はなんとか走って登れていたものの、途中からは息もぜいぜいと荒くなり、姿勢も崩れてきます。
いかん、と体制を立て直しますが、すぐにまたつらくなる。

足は前に出なくなりスピードは落ち、それでももうちょっと! あそこのカーブまで! とだましだまし進めますが、その「あそこのカーブ」をなんとか過ぎたあたりで、ついに歩いてしまいました。

50mほど歩いて、呼吸を少し整えて再度走り出します。
しばらく頑張ってはちょっと歩く、を繰り返してしまってます。
本当は歩いちゃだめですね……。

 

2回目の峠走の日に、走っている最中に、道路で電気工事(点検?)をやってました。
結構大掛かりで、50mくらい手前から交通整理の人が立ち、その先では大きなクレーン車が3台。
その先にも交通整理の人がいます。

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基本峠道では交通量も少ないし、歩いてる人とすれ違うことはまずありません。
なので、「あ、久しぶりに人がいる」と思いました。

思ったとたんに
「絶対歩くところは見られたくない!」
と強く意識しました。

なんていうか
「こんな山道をわざわざ走る物好きのくせに、歩いてんのかよ」みたいに思われたくない……!!
と思った気がします。

さっそうと、までは恰好つけられないですが、せめて歩くのはだめだー!

途中、工事のおじさんに「よくがんばるねー」と声をかけられ、「がんばってますー!」と返事もしました。
ますます頑張ってるポーズ(いや、実際がんばってもいるけども)をなんとか継続しなくては。

おかげで、その工事区間、および工事の人の目が届きそうな間(カーブが多いので、カーブを曲がったら見えない)は、かなり頑張れました。

 

しかし、工事の人たちのエリアが遠ざかったところで、がくりとまた力が抜けます。
次のカーブまで、と思ったけどそれもかなわず、また歩きが入ってしまった。

その時はっとしました。
人目があるとがんばるけど、人がいないと頑張れない……!!

 

思えば、マラソン大会本番で疲れているのに頑張れるのは、応援してくれている人がいるからだ、と思っているのですが、それって応援自体ももちろんありがたいのだけど「人に見られている」せいもあるのかもしれない。

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あえて自分に応援してもらうために、手を振ったりもします。
注目されることで、人目を確保できるではないですか。

疲れ切ってるけど、なんとか走っているとみられたい欲が勝って走りきれたのかもしれない。

 

さらにさかのぼれば、学校の勉強も。
家では色々さぼってしまってはかどらないのに、図書館だと妙に頑張って集中できたのを思い出しました。
あれはまわりに人目があって「勉強してる自分」を見られてると思っていたからではなかろうか。

 

ぜいはあと息を切らしながら、それに気づいて
「なんて見栄っぱりなんだ」
と愕然としました。

 

まあ、見栄っぱりも、それが大会本番で頑張る力につながるならアリかしら、と思ったりもしますが、練習で人目がないと頑張れないのはいかんですね。

弱点かもしれませんが、逆手にとることはできないだろうか。
脳内妄想で「人がいる」と思ってみたらよかったりして。
妄想パワーをこういう時に発揮しないと。

次の練習で、ちょっとやってみようかな……。

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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