こんにちは、つたちこです。
今回の上京の目的の一つが、実家の片づけです。
もし以前のブログを読んでくださっている方がいたら「あれ。前もそんなこと言ってなかったっけ……?」と思われるかもしれません(いつも読んでくださって、ありがとうございます!)。
前回は、自宅改築に伴い、おもに私の過去の荷物を処分する目的でした。
今回は、新居への引っ越し後の、母の荷物の整理です。
といっても、時間が限られていたので、ごく一部しかできなかったのですが……。
Contents
私にできること、やってほしいことを確認
まずはダンボールを部屋からなくすのがいいのでは? と提案しましたが、「それよりもすでに稼働し始めているキッチンを使いやすくしてほしい」というリクエストがありました。
「必要そうなキッチン関係のものを、とりあえずダンボール箱から出して適当に棚につっこんだ」らしいです。
あー、わかりますよ、私も引越直後はそうでした。
というわけで、今回は主に「食料品ストック」を入れようと考えている棚、そして食器を入れた棚を中心に片づけました。
私はここ数か月、福岡の家で断捨離&整理をちょこちょこやっていたので、なんとなくノウハウが溜まっています。
やることはいくつかの段階で分けます。
1、中身の取捨選択
2、設計と計測
3、ツールの買い物
4、整理と収納
まずは、食料ストック棚の中身チェック
私が「まずは中身を精査する」というと、「引っ越す前にだいぶ捨てたから大丈夫!」と母。
そうなのね、でもなんとなく古臭いものがあるから念のため……と見始めると、まあ、でるわでるわ、賞味期限切れ食品の山です。
缶詰はいい。多少切れてても大丈夫でしょう。
でも未開封で賞味期限の過ぎたもの、さらに封が開いてるうえに賞味期限の過ぎたものが、たくさんある。
その、過ぎた期間の長さが半端ない。
基本「数年単位」ですよ。あわわ。
いやいやいや、これはひどい。
賞味期限を読み上げたうえで、「捨てるよ」というと、
「大丈夫だから捨てないで。おなか壊したことないから」
とそれでも捨てるのを嫌がる。
食べ物を粗末にできない世代ですからね。
気持ちはわかるけど、相当前に期限を切らした状態で場所を取っているほうが、粗末にしてますから。
場所(スペース)=お金、ですよ。
そして、「おなか壊さない」問題は母一人の体調ではなく(母のことも心配ですが!)。
だいたい人が集まった時は母の台所で料理をすることが多いので、ヘタするとお客さんに古いものを食べさせる可能性があります。
親戚で集まった時に、老齢の叔父・叔母全員に食べさせて、なんかあったらどうする、と説得して、大幅に期限を過ぎた食品は処分を決行。
それにしても「いやー、よくこれ取っておいたね」というようなものがいろいろ出てきました。
最古のものは、何年ものだと思いますか?
「それ、高かったから捨てないで!」と母が言ったのは、箱に入った「ゼラチン(コラーゲン)」の粉末。
どう見ても箱が古い。
箱を開けると、大量に中身が残っているものの、既に封が切られていて粉がこぼれている。
乾燥していて、カビなどはなさそうですが、中身は固まっています。
日付をチェック。
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……。
「91」って書いてあるね……。
91年……!?
三度見くらいしてしまった。
えーと、いま21世紀もそろそろ20年近くたちますよね?
賞味期限でそれってことは、買ったのはざっくり30年前ってことですか。
すごい。これは歴史発掘もの。
貯め込み力が半端ないです。
「高かったから、もったいなくて使えなくて、大事にしまっておいた」んだろうな、と理解しましたが、買ったものを使わずにいるのが一番もったいないことになる、というのがよくわかる例です……。
私も気を付けよう。
もちろん、捨てました。
理屈を説明し、母もしぶしぶ納得してましたが、もしもあそこで気づかずに捨てなかったら、そのままずっとあの場所に居続けたのかもしれません。
いっそそのほうが面白かったか……?(いやいやいや)
結果、棚の中に入っていたもののうち、1/3くらいは処分することになりました。
これ、引っ越し前にやっておくべき作業だったよね……。
棚の中身をどう置くか、設計と計測
食品を入れようとしている棚は、ずらりと棚板が並んでいます。
現状はそのままものが突っ込んでありますが、これでは収拾がつきにくいし物も探しにくい。
なので、100均で箱を買って、その箱で整理する提案をします。
棚1段のサイズ(縦・横・奥行)を測り、1段に3つか4つ入れる想定で箱の概算サイズをメモ。
箱の出し入れがしやすいように、少し余裕をもって置けるようにします。
今回は1段に4つ置く想定で、とりあえず3段分。12個の箱を用意することに。
これだけあれば、ある程度の種類別に置けるでしょう。
また、そのほかに、ラップ類を整理するための折り畳みの棚、流しに使うネットなども購入する想定でメモします。
整頓グッズを買いだし。100均へGO
母と一緒に、100均に買い出しに行きます。
あらかじめメモしておいたサイズの箱でよさそうなものを探します。
サイズもですが、形はなるべくシンプルなもの、色は棚に合わせて白、数が揃っているもの、などの条件をチェックしながら、かごにバサバサと入れていきます。
あらかじめ買うものが決まっているので、メモをチェックしながらサクサク選べます。
全部で2000円分くらいの大量の収納整理用グッズを購入。
母曰く「引越直後に、100均に来てみたものの、種類がたくさんありすぎて、どれを買えばいいかわからなかった」そうです。
事前にサイズをしっかり測って、計画してから店にくるの、大事ですね。
私がやるのを見ていたので、後日自分でもサイズを測って、追加で買いに行けたようです。
箱を棚にいれて、整理整頓
持ち帰った箱を、実際に棚に収めてみます。
問題なく収まることを確認のうえ、なんとなく似たもの同士で種類別にした食品類を箱に収めていきます。
とりあえず、私が独断でざくざくと進めていき、ある程度できたところで、母に確認。
使う本人の使い勝手をよくしたいので、分け方や置き場所などを調整します。
本当は箱にラベルを付けて中身がわかるようにしたほうがいいんだけどね……。
ひとまず完了したのがこちらです。
事前の取捨選択の結果、大量処分して入れる中身が大幅に減った、というのがありますが、だいぶすっきりできました。
食器は、普段使いを一番使いやすい棚に。
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食器類も整理しました。
母は食器好きで、普段使わないよそいきの食器を大量に持つタイプです。
また、自分で買ったものではない、引き出物などでもらった食器も、ずっと大事にしまい込んであります。
自分で買った好きな食器ならともかく、好みでないなら処分しては……と思うのですが、それもいやらしい。
食品と違って、期限などで処分判別もできません。
なので、食器の取捨選択はあきらめます。健康に影響ないなら、人の大事なものは捨てません。
そこで食器に関する方針はこちら。
1、来客時や年1度などにしか使わないものを、高いところに
2、出番の多いものを一番手が届くところに
まあ、当たり前っちゃー当たり前の方針ですね。
老齢の母の場合、高いところに物を置くこと自体がハードルが高い。
母に比べたら動ける私が、椅子を台にして、どんどん高いところに普段使わない食器を置いていきます。
このまま「めったに使わない器」が使われることはないような気がする……と思いつつ、おとなしくしまい込みます。
そして空いた空間に、普段使うものと、比較的出番の多い食器を納めます。
食器は重いので、100均のグッズは使いませんでした。(重いものを入れるとすぐにゆがむので)
幸い、収納スペース自体は結構広く作られていたので、かなり余裕をもってしまうことができました。
収納がたくさんあって、うらやましいぞ。
「娘」だから勢いよくできる
母は、兄家族と同居(2世帯住宅)していて、仲も悪くありません。
ですが、やさしい義姉はやはりどこか遠慮があって、母に処分を強く言うことができないみたいです。
(本当は引っ越し前に、もっと言いたかったんだと思う)
まあ、わかります。
私も義母に対しては、そんなに強く言えない。
実の母だから、こちらのペースに巻き込んで、遠慮なく処分や片付けを進められたんだと思う。
私に出来る範囲の整理が終わった段階で、
「これでやり方が分かったから、それを真似て他もやってみる」
との母のコメントに、少しは役に立てたかとほっとしました。
今までの自宅断捨離&整理の経験を、ちょっとは活かすことができました。
でも整理の結果、余裕のできた空間を見て
「これで場所がまたできた」
という母の発言に、ちょっとどんより。
空いたからって、全部詰め込まなくて、いいんだからね?!
食べ物を買いに行く前に、まず家に在庫がないかを必ず確認してね!
などと口を酸っぱくして言って帰ってきました。
「わかったわかった」とは言ってましたが、果たしてうまく運用してもらえるかが問題であります……。
次に行ったときに、棚がパンパンだったらショックだなあ。
福岡の自宅で進めている断捨離についてはこちらに書きました。
https://tsutachi.co/blog/2018/08/dansyari/
https://tsutachi.co/blog/2018/11/renewal/