こんにちは、つたちこです。
メリークリスマス。
我が家では特にイベント的なことはしないのですが、なんとなしに「ケーキくらい買うか」と、24日夕方に近所のおいしいケーキやさんに行ってみました。
予約した人の分しかないかも、とか、
あってももう売り切れちゃってるかもね、とか、
あればラッキーってことで! とか、
「買えなかった場合でもあんまりがっかりしないように」するための心の防御をしたうえでお店を訪問。
お店について外から見たときに、ガラスケースにケーキが並んでるのが見えました。
いつもならずらりといろんなケーキが並んでいるお店ですが、カットしてあるケーキは1種類だけのようです。
お、1種だけどケーキがおいてある。
買えるかも? 期待が膨らみます。
「予約してないんですが、買えますか?」と聞くと
「ここにあるのは大丈夫ですよ!」とのこと。
カットしてあるケーキが1種類(数は残り15個くらい)、小さめのホールケーキが1個だけありました。
ホールケーキはさすがに大きいので、迷わずカットケーキのほうを2個、買って帰ることにしました。
フランボワーズのケーキとのこと。
カラフルで手が込んでいそう。クリスマスらしい装飾までされています。
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値段は540円。2つで1080円。
会計をして、よかったよかったとお店を出てからしばらく、じわじわと、1個540円のケーキをなんのためらいもなく買ったことに気が付きました。
……ん?
1080円……?
え、たっか!!
めちゃ高いケーキを買ってしまった。
いつもそのお店で売っているケーキにしては、かなり高いほうの部類です。
飾りがいっぱいのってるから? クリスマス価格?
とはいえ、別に騙されたわけではなく、値段はケースに並んでいるときからしっかり見ていました。
540円か、と値段を確認していたものの、それは支払いの金額を財布から出すためで、「高い」とは思ってなかった。
ましてや、買うのどうしよう、とか、高いからやめよう、とか、買う前には一切頭にはうかびませんでした。
値段を意識する前に、手に入れられることの喜びしかなかったんだと思います。
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いつものように、複数種類のケーキが並んで選ぶ余地があったら、値段と内容を比較してこのケーキ以外のものを買っていたかもしれない。
でもあったのは1種類だけ。
たまにしか買わないケーキだから、絶対おいしいものを食べたい、という願望から、信頼できるおいしいケーキやさんのケーキを買いたかった。
そのお店のケーキを買いたい(それ以外なら買わない)、からの、「1種類だけでもあってよかった!」からの、「購入する」以外の選択肢が頭になかったというか。
買えないかも、というマイナス思考から、買えるというプラスになることがわかった途端に、頭の中「ケーキ」しかなくなった感じ。
以前読んだ行動経済学の本「ヘンテコノミクス」には似たような事例はなかったけど、なにかの行動心理が働いていそう。
自分のことながら、あとからじわじわ金額が気になるようになった、心境の変化がおもしろかったです。
え、なんで私こんなためらいなく買ってんの? ってなった……。
買って帰ったケーキは、とてもおいしかったですよ!
フランボワーズのあまずっぱさが効いたケーキでした。
https://tsutachi.co/blog/2018/01/henteconomics/