「マラソンを何度も走る理由」を考えてみた

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こんにちは、つたちこです。
ぶらぶら近所を歩くと、小学校に行きあたります。

その日はお昼すぎくらいだったのですが、校庭をぐるぐると走る小学生の皆さんがいました。
マラソンの授業でしょうか。
ああ、はるか昔、晩秋とか冬とかになると、校内マラソン大会に向けて、校庭をぐるぐる走る練習をさせられたのを思い出しました。
「走ったら表にシールを貼っていい」みたいな、自主練だったような気もする。

「あー、学校のマラソン大会、超憂鬱だったなぁ」
と呟くと、オットが「いまはフルマラソン42.195キロも走るけどね」と返してきました。

そう、そうなのですよ。
以前も書いたことがありますが、今はジョギングが趣味で、年に1、2回フルマラソンを走ってますが、もともと私は持久走などの長距離走がめちゃくちゃ苦手だし嫌いでした。

だいたい、クラスのビリか2番め。
周回遅れで、走り終わった人がトラックの中で休憩している横を、のろのろ走る感じ。

 

もちろん小学校のころからマラソン大会は苦手。
学校近くの公園がコースだったのですが、こっそりショートカットできないかなー、などとセコイことを考えていたくらいです。(勇気がなくてやらなかったけど)

 

持久走もマラソン大会も、何でこんな長時間にわたって苦しくてきつくてつらいことをしないといけないのか、といつも思っていました。
そういう意味では、短距離とかほかの陸上競技はそんなに嫌いじゃなかった。
つらいのがずっと続く、のが嫌いだったのですな。

 

そんな私が、走り始めてみたらフルマラソンまでたどりついてしまった。
しかも妙にはまって何年も、何回も続けている。

 

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「フルマラソン走るって他の人にいうと、大体『私には無理』って言われるけど、こんな苦手だった私が走れたんだから、大抵の人はやればできるよね」
というと
「まあね、でも走る理由がないからやらないんじゃない?」
と、オット。

走る理由ね。
たしかに、何もなかったら走らないか。

じゃあ、続いている私の「走る理由」って何だろう。

 

私の、ジョギングを始めるきっかけになった『目的』は、ダイエットでした。
今より5kg以上重かったな……。

始めた当初は2kmも走れなかったけど、徐々に2~3km走れる体力がついてきたところで、区の運動会のお知らせが目に入りました。

ためしに無理目の5kmの大会に出てみたら、完走した時の達成感がすごかった。
そこではまった感があります。

 

社会人になって、仕事で達成感を得られることもなくはないけど、わかりやすい「ゴール」ってなかなかない。

5km走れた、10km走れた、あるいは、30分で走れた、1分早くなった、みたいな「数字」で明確に示されるのも(営業の人とかはあるかもしれませんが)私にはあまりありませんでした。

 

ジョギング、特に大会に出ると、文字通り「ゴール」にたどり着くことができます。
わかりやすい区切りで、終わった感、達成感。

練習したら、やった分だけ、走れるようになることもわかりやすい。

最初は完走できれば、と思ったけど、何度も走るうちに「もっと早く走れるようになりたい」と思う。
そして明確な数値で以前の自分と比較ができる。
上回れば単純にうれしい。
私はシリアスランナーじゃないですが、最初は6時間半かかったものが5時間半になり、5時間になり、4時間半になり、とタイムが早くなるのは、めちゃくちゃうれしい。

 

レースに限って言えば、見知らぬ人からの純粋な応援を山ほど受けられるのも、日常ではなかなかないこと。
苦しいときに「がんばれがんばれ!」と手を振ってもらうと嬉しくて力が出る。
筋肉が悲鳴を上げるような苦痛も大きいんだけど、その分(かどうかはわかりませんが)感動で胸が苦しくなる時もある。

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映画や本、日常生活では得られない経験だなあ、と思います。

 

そして、終わった後のビールのおいしさよ。

しぬほどくたくたで筋肉痛でぼろぼろなんだけど、超頑張った自分を今日は甘やかして良し! とするのも気持ちがイイ。

 

これらがあるから、病みつきにやってしまったのだろうな、と。

 

とはいえ、これらも「ちょっとずつ、やってみたらこうなった」という結果。
2kmも走れない頃のジョギング始めた当初には「応援が嬉しい」なんてことは一切知らなかったこと。

その嬉しさややりがいや達成感を知らない私が、「フルマラソンだって走れるから、やってみなよ」と同じことを言われても、「無理、絶対やらない」って言うに決まっているなあ、とたどり着きました。

 

はまるものは人それぞれで、それぞれの理由があります。
ジョギングは、コツコツ少しずつ自力でできる、という点が私の性質にあっていたというのもあるかもしれません。

以前やっていた習い事のように「毎週教わる」というのももちろん楽しいですが、マイペースで場所や時間を選ばずに続けられたのがよかったのかも。

もちろん、マイペース=やらなくなっちゃう可能性も多いにあるのですが。

無理に勧めることもしませんが、「やってみたいけど、走る理由がほしい」という方には、めいっぱいジョギングのいいいところをプレゼンするので、お知らせください!笑

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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