糸島産甘夏マーマレード、再び! 色よくできたものの、とろみ加減がやはり難しい

※本ブログの一部のページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

こんにちは、つたちこです。
先日作った、色が濃くてちょっと煮詰めすぎた、もとい、「琥珀色」のマーマレード。

おいしいはおいしい。
色が濃いのは、使った砂糖(きび糖)の色なんで気にしない。
だけど「煮詰めすぎ」で食感がちょっとかたくなったことだけが、とてもとても気になっていたのでした。

料理に使うことで、マーマレードが結構消費できることに気づいたので、
「もう一回チャンスを……!」
と、再チャレンジすることにしたのでした。

今回の変更点

今回のマーマレード作りでの変更点はこちら。

  • 砂糖は、白砂糖中心(白500g+残りをきび糖) → 色を明るく
  • ワタが厚くてもあんまり気にしない → ほろ苦さは重要
  • ペクチンでできてる、と聞いた薄皮も一緒に煮る → とろみ要因を増やす
  • 煮詰めすぎない、を目標 → 前回の反省を踏まえ!

PDCA回しますよ!笑

2度目のマーマレードを作る

今回買ってきたのは、1袋3個入りの大きな甘夏。230円なり。
無農薬、有機栽培、とのことで、ロハス感あります。
(ロハスって最近あんまり聞かないな、死語……?)

今回、夕方17時からスタート。
一度やって手間もわかってるので、「やるぞ!」って決めたら、なんかそれほど抵抗なくスタートできました。

2回目ということもあり、手順はもう覚えてます。
ていうか、マーマレードって手間はとてもかかるけど、作り方自体はものすごくシンプル。
詳しい作り方は、前回の記事に書きましたので、ご参照ください。

外皮を洗って、4つ割りにして、千切りにして、2度茹でこぼす。
果実は薄皮をとって、種を取って、果肉だけにする。
計量後、砂糖量が決定。
(今回は、外皮+果肉の合計約1kgで、砂糖量は600g)

糸島産甘夏マーマレード作り
皮:果肉=4:6といったところ。

前回は、「砂糖を入れて煮込む」の前段階までに1時間半くらいかかりましたが、今回は1時間で準備完了しました。
甘夏の数が4個じゃなくて3個、ってこともありますが、前回の経験が生きて、いちいち悩まずに進められたのが大きい。

<スポンサーリンク>

砂糖は、白砂糖500gを買ってきました。

糸島産甘夏マーマレード作り
砂糖は「ばら印」。(東京は「スプーン印」だったな)

足りない分は、きび糖を入れてブレンド。
相変わらず大量の砂糖投入です。

糸島産甘夏マーマレード作り
果肉、そしてどーんと砂糖が入ります。

バーミキュラに、砂糖と果肉と、煮こぼした外皮を入れた状態で、2時間ほど放置します。
(合間にジョギングと夕飯の支度をします)

2時間後に鍋を見てみたら、果肉からたっぷりジュースが出てました。

糸島産甘夏マーマレード作り
煮る前段階でこのジュースの量。

そして、今回の大きな変更点。
薄皮を一緒に煮込む、もやってみます。

糸島産甘夏マーマレード作り
薄皮はこれのことです。

この変更点ですが、この記事を読んだのがきっかけです。
科学的に料理の話をされていて、とても参考になります。

柑橘の薄皮の主成分はご存じ、ペクチン。

え!? そうなの!?
ペクチンは、ジャムを固める(ゲル化)に必要な要素です。

「薄皮」の主成分がペクチン! だとしたら、一緒に煮たら、煮すぎなくても、とろみがつきやすいのでは……!?

という目論見です。
でも、「薄皮を入れて一緒に煮る」というレシピを見たことがないので、関係ないかもしれないが……世紀の発見につながるかもしれませんよね?

というわけで、今回は、実を取り出した後の薄皮(これならバラバラになりにくいだろう、と判断)を一緒に煮込みます。

糸島産甘夏マーマレード作り
果肉、外皮、砂糖、種(お茶パック)、そして薄皮。
スタンバイOK。

いざ、煮込みスタート。
途中2、3度かき混ぜながら、合計70分、弱火でことこと煮込みます。

糸島産甘夏マーマレード作り
70分後。まだ水気たっぷり。

夕食を片付けながら、あき瓶を煮沸消毒。
同時に、蓋を取って煮詰め開始。

20分ほど、中火で煮込みます。
正直、まだ水っぽい。
でも前回もそう思って結局煮詰めすぎてしまった、ということもあり、非常に悩ましい。

糸島産甘夏マーマレード作り
蓋を取って煮て20分でこの程度の煮詰まり具合。もうちょっとやるべきか…?

<スポンサーリンク>

冷めたら粘度が高まる、というのもあり、どこまでやったら……! と、悩みつつも消火。
味見したところ、ちょっとさらっとしているがおいしい。
よし、できあがり!

完成! 黄金のマーマレード!

糸島産甘夏マーマレード作り
今回も5本分のマーマレードができました。

完成したマーマレードは、前回のものと違って、とても色が鮮やか!
名付けて黄金のマーマレード!(普通のマーマレードです)

今回、甘夏3個で瓶5本分になりました。
前回が4個で5本、だったことを考えると、煮詰めてなさがよくわかります。

更に、シロップ部分が入りきりませんでした。仕方なくコップに入れて保存。
うーん、さらさらだ……。
まだ熱々だから、ということもあるけど、これは、冷めてもそこまでトロトロにはなりにくいのでは……。

などと悩みつつ、もう瓶に移しちゃったし!
食べられないことはないので、完成であります。

翌朝、試食してみましたが、多少は粘度が上がりましたが、やはりさらさらです。

糸島産甘夏マーマレードづくり
皮とシロップが分離してしまう。もっととろみがまとわりついてほしい。

前回と今回の真ん中位にしたい……!!!
ペクチンについては、薄皮を入れて煮たのがゲル化に効果があったのかどうか、今一つ疑問が残ります。
あんまり関係ないのかな……。

糸島産甘夏マーマレードづくり
食べ比べ。左が今回の、右が前回の。「ジャム感」としては、前回のほうがいいかもしれない。

マーマレード道は一日にしてならず。
作り方はシンプルですが、仕上げの見極めが、めっちゃ難しいです。

まあ、いろいろまだ改善事項はあるのですが、よかった探しも。

出来たマーマレードは、とてもフレッシュ感があっておいしい。
煮詰めすぎてないこともあって、果肉の粒感もちょっと残っていて、ジャムというよりは甘夏ソース、という感じ。
ヨーグルトとかにかけるなら、こちらのほうがなじみがよさそうです。

ちなみに、余ったシロップを無糖炭酸水で割ってみたら、ものすごい爽やかでおいしい甘夏スカッシュができました。
夏の午後とかに飲みたい感じ。
副産物で、いいものできました。笑

糸島産甘夏マーマレードづくり
手作り甘夏スカッシュ。うまい。
どっかのカフェで飲んだら400円くらいしそうなおいしさです。

  • ブックマーク

この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
ブログ「tsutachi.co」は毎日更新中です。