こんにちは、つたちこです。
糸島に引っ越しして来て、ちょうど1年たちました。
早いなー。
あっという間に1年たってしまった。
そんな移住1周年記念、そして3月に仕事が忙しくてやり損ねた結婚記念日ディナーをするべし! と「nōda」に行ってきました。
2回目の「nōda」
JR波多江駅そばにある「nōda」。
行くのは2回目です。
糸島の食材をおいしく食べさせてくれる、素敵なイタリアンです。
今年の1月末に、東京から来られたCさんと一緒に行ったのが初めて。
それ以来、また行きたい行きたい、と何度も言いつつ行き損ねてました。
遠いわけじゃないのに、なぜなのか……。
金曜の夜に行ったので、当日夕方に念のため電話してみました。
カウンターならOKとのことだったので、予約をお願いしてお店に向かいました。
あとでわかりますが、満席でした。さすが金曜日。
電話しといてよかったー。
18時過ぎにお店につきましたが、外はまだ明るい時間。
私たちが最初のお客さんでしたが、全部のテーブルに「予約席」札がのってました。すごい。
カウンターに落ち着き、早速ビールで乾杯。
無事に1年過ごせてよかったよかった。
さて、メニューをじっくり拝見。
前回はお任せコースをお願いしたのですが、今回はアラカルト。
まずは前菜盛り合わせと、カルパッチョ2種盛り合わせをお願いします。
前菜はこちら。
パテドカンパーニュ、ピクルス、玉ねぎの赤ワイン煮、イカスミのフリッタータ(卵焼き)、鶏ハム2種、そして持田農園のトマト。
どれもおいしかったけど、イカスミのフリッタータは、真っ黒い色に反して味がしっかり卵焼きでちょっとびっくりする。
トマトはものすごーーーく甘い。
えっ! って言うくらい甘い。とてもおいしい。トマト大好き。
あと、パテドカンパーニュは「ワイン!」ってなるよね。
ビールのあとは、早々にワインに移行しました。
カルパッチョ2種はさわら、コウイカ、アオナの3つから選べました。
「アオナ」ってあまり聞いたことないので、それとイカの組み合わせをお願いしました。
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あとで調べてびっくりした。こんな魚です、アオナ。アオハタの別名だそうです。福岡限定で「アオナ」っていうのね……。
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%83%8F%E3%82%BF
これ、とてもおいしかったです。
白身でさっぱりしつつ味が濃い感じ。
コウイカはねっとりとした歯ごたえがたまらん。
で、このnōdaの味付けがまた、とてもおいしい。
普通の塩じゃない、茶色い粉末状の味付けと、オリーブオイルとバルサミコ酢。
うー、ワインが進んでしまう。
添えてあるシャキシャキのワカメと玉ねぎもおいしい。(これは前もおいしかったなー)
さて、次にどういくか、と前菜を食べながらメニューとにらめっこ。
今日はお祝い特別デーなので、好きなものを食べるぞ! とまずメインを決定。
糸島牛のグリル! ちょっとお高いけど、これは絶対食べたい。
あとはパスタとリゾットがいくつも並んで、どれもおいしそう。
肉ががっつりなので、パスタはあっさり系に、とタコとオクラのレモンペペロンチーノにします。
そしてもう一つ……気になるものが……。
夏野菜とチーズのグリル。
お店の方(一人で調理からホールまでやってる。すごい)にボリュームを相談すると、「食べる方はこれくらい全然いけちゃいますねー」とのことだったので、これもオーダー。
よし、今日は食べすぎるぞー。
まず来たのは夏野菜とチーズのグリル。
ズッキーニにトマトにナスに人参、スナップエンドウ、それにチーズとトマトソースっぽいものをかけてこんがり焼いて、最後にバーナーで焼き目を付けた一品。
どれもジューシーでおいしい。
チーズと、トマトソースの味も絶妙。とろとろのところを絡めて食べる。おいしくないわけない!
そしてパスタ。
オクラの緑が鮮やかで、シャキシャキの歯ごたえ。
タコは小さく切ってあるのにぷりぷり。
ペペロンチーノというだけあって、しっかり唐辛子が効いててピリッと辛い。
さっぱりしたレモン風味。うまい。
そしてやってきました、メイン。糸島牛のグリルです。
この色! たまらんです。
赤身の牛肉で、噛むとじゅわっとおいしいのが広がる感じ。
しっかり噛み応えがあって、でも柔らかい。
赤いけど生っぽいわけでなく、絶妙な焼き加減です。
シンプルな味付けの野菜のグリルもおいしい。
とうもろこしがもう出てるのね。夏だなー。
このころには赤ワインに移行。
どれもこれも飲み物が進む進む。おいしいよー。
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さてそろそろ締めますか、と、いつもは頼まないのですが、デザートをお願いしました。
ハチミツのアイス 糸島の甘夏添え、というのをお願いします。
なんと、アイスまで手作りでした。
このアイスが不思議な食感で、冷凍庫から出したてなのに、不思議とあまり冷たくない。
アイスなのになぜ。
さっとくちどけのいいアイスと、甘夏の酸味と、かけられたキャラメルソースのほろ苦さ。
最後まで満足度の高い品々でした。
好き放題食べて飲んで(といっても飲むほうはほどほどでしたが!)二人で1万ちょいです。
これくらいなら、もっと頻度高く来てもいいんじゃないか!?
と帰り道にうなづきあうのでした。
(最近外で夕食を食べること少ないので……)
カウンター席の特権は調理が見られるところだ
このお店は店主の方1人で切り盛りしています。
満席の状態で、テーブル3つに、カウンターに2組。
この5組のお客さんに対して、オーダーを聞いて、調理して、サーブして、と一人何役もこなしているのです。
でも、いろんなオーダーの声がかかったり、調理のタイマーが鳴ったりしても、焦る風でもなく淡々とこなしていくところが素晴らしい。
今回カウンター席だったのですが、その手際の良さを見てるのがとても心地よくて、後半はその仕事のこなし具合をじっくり見させてもらってしまった。
プロは所作が美しいんですよね……。
あと器への盛り付け方とか、調理のやり方とか、すごい勉強になります。
しかも、美しいだけでなく、あまり「待たされた感じ」がしないのです。
下ごしらえをしっかりしていることもあると思いますが、淡々としているようで、いろんなタイミングを同時に図っているのでしょうか。
最初の、お客さんが少ないうちはともかく、満席になった状態でもそれぞれの席にちゃんと気配りされているのがすごい。プロフェッショナルだ。
あと、オープンキッチンなので、グリルやコンロも丸見えなんですが、調理場が本当にきれい。
グリル、換気扇、冷蔵庫などが、ピカピカに磨き上げられてるのです。
私の大好きな本「調理場という戦場」に、一流のお店はキッチンがピカピカだ、というような記述があります。
清潔さと掃除と片付けは、めちゃくちゃ大事だと書いてありました。
その点でも、このお店は一流だ! と思います。
なんだか、今回はカウンター席ですごいエンタメを見せてもらったような気がします。
食事もおいしいし、目でも楽しませてもらってしまった。
ごちそうさまでした。
絶対また来るぞ―。
nōda
https://tabelog.com/fukuoka/A4009/A400901/40045447/