こんにちは、つたちこです。
佐賀訪問シリーズ（？）。
11月3日に、佐賀の有名なお祭り「唐津くんち」に行ってきました。
「唐津くんち」もこちらに来るまでは、なんだかよくわかっていなかったお祭りです。
大きな曳山が街を駆け抜ける、山笠系のお祭りですが、その曳山がとてもかっこいい。
超巨大なオブジェで、漆塗りでできているのです。
つやつやぴかぴか。
有名なのは、鯛の曳山でしょうか。
9時半スタートのお祭りに合わせて、朝から行ってきました。
午前中は街を移動する曳山14台を堪能。
どの曳山も美しくてかっこよくて、子供から大人まで大勢の人たちが一斉に力を合わせて引く姿を近くで見るのは迫力満点。
とても楽しかったです。
昼過ぎになり、祭りもいったん落ち着いたところ。
おなかも空いたので、食べ物やさんを探します。
普通のお祭りの屋台も大量に出ているのですが、どうせならおいしいもの食べたいなー、と、周りを見回すと、カフェらしきお店が外で食べられるようにテントで販売していました。
おー、カフェ飯。
座れるイスやテーブルも用意してあるし、生ビールもある！
ここにするか、と買いに行きました。
メニューは、サンドウィッチやハンバーガー、マフィン、そしてカレー。
どれも500、600円。
おなかすいていたので、サンドウィッチとカレー、そして生ビールをお願いしました。
サンドウィッチは、テーブルに並んでいたものなので、どんなものか見てから買いました。
ボリュームは少な目ですが、美味しそうなのでいいかな。
そしてカレーは、オーダーしてから、テントの後ろでよそってくれたものを出してくれたのです。
が。
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ん？ それは試食用？
……というようなちいさなサイズの紙の器にごはんをよそい始めました。テノヒラサイズ。
普通のカレーをイメージした場合の半分くらいのサイズでしょうか。いやもっと少ないかも。
え？ まさかね？ と思っていると、そこにルーをかけたものがやってきて
「どうぞー、カレーです」
とこちらに手渡されました。
ちっちゃ！！！！！
えー、600円でこのサイズ！？
まじで！！
ぼったくりすぎだろう！！！！
……という心の声をぐっと押さえつけて、おとなしくいただきました。
不幸中の幸い、カレー自体はそこそこおいしいものでした。
肉はないけどマメが入っていて、わりとちゃんと作った感じの。
でもあまりにも小さい。
子供用というにも小さすぎるだろう、というくらい小さい。
ほかにもカレーを頼んでいるお客さんももちろんいました。
先に気が付けばよかったなあ。
みんなそそくさと食べて去る、みたいな感じがしました。
祭りの時の客は「客」じゃない？
ちいさなかわいらしい、おしゃれカフェでした。
ちょっと商店街からは離れていて、たぶん、普段は静かに営業している感じの。
お祭りの時以外は、地元の人が来るのかなあ。
おそらく、年に一度の「唐津くんち」は、超・超・稼ぎ時なのだと思います。
「こういう時だから、この強気の値段でいける！」みたいな感じかもしれません。
それに、こういうイベントの時に来る人は、たいてい全国各地からやってくる観光客で、祭りが終わったら二度と唐津にこない人が多い。
だから、お店のリピーターになる可能性ってほとんどなくて、多少ぼったくって印象が悪くなって「この店にはもう来ないよ！」って言ったって、たしかにもう来ることないしね。
わからんでもない。
でも客側からすると、これでもう「唐津くんち」自体の印象ってかなり変わってしまうわけです。
「曳山はね、とても迫力あってよかったよ！ でも食事はぼったくりでやばい」
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人間、悪い印象のほうが残りやすいものです。
カレーのせいで、唐津自体の印象が悪く残ってしまうかもしれない。
あるい数年たって、祭りの思い出がぼんやりしてきたときに、「ああ！ あの、カレーがぼったくりだった時のお祭りね！」と印象の主従が逆転してしまうの、あるあるです。
なんだかこう、寂しいことではないですか。
などと思いながら、そのカフェ屋台を後にしたのでした。
今後3年くらいは、唐津に来るたびに「あのカレーの話」をするよねー、と話しつつ。
いいお祭りだったのに、残念な気持ちが残ってしまいました。
「唐津くんち」には、ちゃんとした「地元おもてなし」の場がある
そんなことを思いながら、唐津駅のほうまで戻ってきました。
そしたら「唐津物産展」的なことを、やっている場所がありました。
覗いてみると、何という良心的価格！
そしてクオリティも高い！
そんなお店がずらりと並んでおりました。
もうおなかはそんなに空いてなかったのですが、匂いに誘われてイカの天ぷらを買いました。
揚げたてでサクサクの衣に包まれた、むちむちした歯ごたえのイカ。
ビールのつまみに最高のやつだ。
めっちゃおいしいじゃないの。
しかもたっぷり入って500円。
ほかにも唐津、佐賀の名産品をつかったものがいっぱい。
佐賀牛ステーキが1000円とか。焼き牡蠣やサザエ壺焼きがゴロゴロ入って500円とか。
最初からこっちに来ればよかったよ！！
というわけで、おすすめ情報としましては、もし来年以降に「唐津くんち」に行っておなかが空いたのなら、ぜひ唐津駅近くの「アルピノ」でやってる特産市を利用すべき。
けしておしゃれとはいえないけれど、テーブルと椅子がたくさんある休憩所も完備でした。素晴らしい。
唐津くんち
http://www.karatsu-kankou.jp/feature/karatsukunchi/
