気球は、自然とともにあるから美しいのかもしれないと思った

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こんにちは、つたちこです。
先日の休みに、佐賀インターナショナルバルーンフェスタというイベントに行ってきました。
私でも名前を聞いたことがあったので、全国的にも有名なのではないでしょうか。

毎年11月頭に5日間で行われるバルーン(気球)競技会で、昨年は5日間で131万人動員だそうです。
今年は11月1日~5日まで。
やばい、佐賀に人があふれてしまう。

 

このバルーン競技、「見るなら早朝がおすすめ!」というのを読み、サイトを確認したところ午前は「7時競技開始」とありました。
うちから佐賀の会場まで車で1時間ちょい、さらに駐車場から会場まで、歩くか電車かバスで移動が必要。

えーと若干余裕見て逆算すると。

……家を4時半ごろ出発?
てことは、3時半起き?
うわー。

11月4日晴れ

なまけたくなる心を鬼にして、起きましたよ、3時半。まだ真っ暗ですよ。
ちょっとのどが痛かったので「明日にする?」という話も出ましたが、これを逃したらだめかもしれない、と出発。
天気はちょっと雲があるものの晴れ予報。

若干渋滞に巻き込まれつつ、何とか駐車場に停め、シャトルバスで移動。
よーし会場についた!!

と思ったら。

もうちょっと早く教えて欲しかった。

「午前、競技中止」の看板がありました。

 

まじか……。
どうやら風が強いためみたい。
こんな穏やかな天気なのに……!

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
中止決定でもすごい人出。この時午前7時くらい。
みんな早くから陣取ってるんだな…!

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諦めきれず、会場に入ると、HONDAアシモの気球だけが膨らんで出迎えてくれてました。
せめてものサービスでしょうか。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
唯一見られた気球。アシモにカメラ集中。

この日は屋台のタコ焼きを食べて、あきらめて帰りました。
がくり。

でもやっぱりあきらめきれない……!
翌日最終日にもう一度行ってみることにしました。

11月5日も晴天でした

翌5日は最終日。
天気予報は晴れ。これでだめだったら来年だ……。

この日も午前3時半に起き、車で移動。
2度目だと、こちらの動きもちょっとスムーズです。
駐車場への道のりも順調で、前日より早めの6時半くらいに会場に到着できました。

この日は、風がほとんど感じられないくらい。
到着すると、なんと、すでに気球が立ち上がり始めてます! やった!
競技すること決定みたいです。

 

既に協賛の皆さん(?)の気球がどんどん膨らんでいきます。
おおきい!!

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
この日のアシモは先陣を切って空に飛び立つのだった!

会場は河川敷なので、河原の土手にシートを敷いて座ってみていたのですが、ちょうど真上を通っていくのです。

近くに来た時の迫力を少しでもお伝えしたい…

そのゆっくり近づいてくるときの大きさ。
近づいた時に感じるバーナーの熱。

思わず「うわあ!!」と声を上げてしまう。
こちらまで熱が伝わって来るくらいのパワー。近くで操縦してる人たちはどんな風に感じるんだろう。すごい。

そして、かごの中に乗っている人たちが、こっちに向かって手を振ってくれるのね。
「行ってきまーす!」って。

思わずこっちも「わー! がんばれー! いってらっしゃーい!」って、振りかえしちゃう。
子供じゃないけど、なんだかうれしくなるのはなぜだろう。
「わくわくする」というのは、こういう感じな気がするなあ。

 

その後、競技のほうの気球も大量に並べられ、膨らませて立ち上がって飛んでいきました。
これがまたなんとも美しい。
夜明の空に、カラフルな気球がどんどん飛んでいくのです。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
続々と飛んでいく気球。うつくしい!

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もっと「ふわふわ~」というのを予想していたのですが、思ったよりスピード感があって、すぐに上昇していくのね。
小さくなるまでが、あっというまでした。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
最後の一基になる頃には、最初の気球はゴマ粒みたいなサイズになってた。

 

このなんともいえない感動は、見ないとわからなかったことです。
2日連続で早起きしたけど、見に来てよかった!!!
最終日に競技やってくれてよかった!

 

正直、前日の早朝に会場で中止を知った時には、こんな弱い風でさえ中止を左右される競技ってどうなのよ……と思ったりしたのです。
私たちは比較的近いので、2日連続して通えましたが、旅行などで見に来たらたった1日しか来られないこともある。
そうなると、その1日が中止になったら、とても残念ですよね。

でも、一度飛んでいるところを見てしまうと。
あの気球という乗り物はほんとに風と熱だけで成り立つものであると同時に、あのかごと気球だけが乗っている人の命を支えているのだなあ、と実感。
そうなると、風が危険をはらむのであれば中止もやむなし、とも思えます。

まあ、実際2日目で見られたから言ってる、ていうのもありますが……。
もし2日目も中止になってたら、ブーブー文句言ってそうですね。

 

気球の競技はいろんなルールや方式があるんだそうです。
その辺も詳しく知ったらもっと楽しめるのかもしれない。
……と、思わなくもないのですが、そんなの知らなくても、あの大きな乗り物が近くを飛び立つシーンを見るだけでもいいと思った。
ほんとに何とも言えない感動がありました。
なんだか細かいことはよくわからないけど、とにかくすごい!! みたいな。
ものすごい絶景を見てしまった時に近い感じがする。わけわからないけど泣きそうになるような。
心臓がきゅーっとする感じ(大丈夫、動いてます)。
あれは、ほんとにすごいものでした。

また来年も、見に行く!(早起きは大変ですが!)

 

「2017佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」公式サイト

http://www.sibf.jp/

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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