こんにちは、つたちこです。
安くておいしい産直ものを、シンプルに食べることが多い今日この頃。
とはいえ、たまには、しっかり手の込んだ食事を食べたい時もあります。
オットの誕生日が11月ということもあり、前から気になっていた福岡・大濠公園のイタリアン「アンティカ・オステリア・トト」を予約しましたよ。
移住前の住居探しの時、大濠公園に1週間ほどいた間に見かけ、外目から気になっていたのです。
さらに、最近お世話になってる美容師さんの「あそこはおいしいです!」というお勧めもあって、ぜひ行ってみたかったのでした。
アンティカ・オステリア・トト
当日は18時半に予約。
地下鉄 大濠公園駅からは徒歩3分ほど。
「平和台ホテル」と書かれた看板のある道を曲がってすぐです。
ちなみに「大濠公園」は天神からすごく近いのに、市内の人からすると「ちょっとした郊外」感覚らしいです。
福岡、狭すぎるでしょう……。
お店に行くと、穏やかなスタッフさんが迎えてくれました。
こじんまりとしたお店には、まだお客さんは1組ほど。
店内は落ち着いたこげ茶と白で統一された印象。
でも寂しくないのは、随所にセンスのいい置物があるからか。
こういうセンス、ほんとうらやましい。
音楽も静かで、お客さんの声量も穏やか。
ああ、落ち着いたご飯が食べられるお店だ。素敵です。
まずは生ビールで乾杯です。
さて、今日は誕生日様に、どんとおごりますよ(鼻息)。
ずらりと並んだアラカルトのメニューであれば、「二人で3、4皿くらいですかね、結構ボリュームありますよ」とのこと。
作戦会議の結果、前菜盛り合わせを2皿(1皿1人前)、パスタはウニのシチリア風、メインは子羊のグリルに決定。
テーマは「普段食べられないもの」です。
とはいえ、それ以外のメニューも「普段食べられない」ものばかりですよ。
おいしそうなものてんこ盛りで、ものすごく悩ましかった。
そして、子羊のグリル、うっかり私が食べたい主張してしまった。誕生日様を差し置いて。
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ちなみに、コースも2種類ありました。
それも悩んだのですが、今回は本能の赴くままに! 食べたいものをいただく!
まずはアミューズ。
種付きのオリーブと、ナッツ入り塩クッキーのような一品(名前を失念……)。
ビールに合うなあ。オリーブもとてもおいしい。
続いてやってきた前菜盛り合わせは、こじんまりした一皿、と思いきや、いろんな種類がたくさん。
こういうの、とてもうれしい。
魚2種のフリットは、揚げたてサクサク。そして身はほわほわ。
自家製スモークサーモンは、ねっとりとしたおいしさ。野菜のソースを一緒に食べるとまたおいしい。
タコのマリネは歯ごたえもよく、葉物のサラダはシャキッとして、ほかの前菜の味をリフレッシュさせてくれる感じ。
レバパテは、ガーリックトーストにたっぷり塗られて、これまたおいしい。
そして一番印象深いのは、生ハムとモッツァレラチーズ。やわらかな生ハムの旨みがものすごい。そこにたんぱくなチーズが一緒になった時の破壊力よ。
思わず、前菜のために、あわてて白ワインをオーダーしました。
これは一緒にワイン飲みたい!
お次はウニのパスタ。
シチリア風は柑橘風味とのことで、「ゆずが使われてます」とたしかおっしゃってましたが、これはとても控えめ。あまり柑橘系は感じませんでした。
しかしこのウニの量よ。
中までしっかり、パスタに絡まりまくりです。ぜいたくだー!
ウニソースまで、パンでしっかりいただきました。
(パンは自家製だそうです。これまたもっちりしておいしい)
そしていよいよ、やってきましたメインの仔羊。
「どーん!」という擬音が欲しい感じのボリュームです。
でかい!! ほんとに子羊!?
そして一緒についてきたのは、羊のもも肉のソーセージ「メルゲーズ」だそうです。
これも手作りですって。
子羊は最高の火の入り具合でした。
ロゼ色の肉、大好きだ。
柔らかく、でも周りはカリッとしていて、塩加減は強すぎず。とてもおいしい。
メルゲーズは、想像よりずっとスパイシーでした。
このギャップがまたいい。
子羊なら赤でしょ! と赤ワインも一緒に持ってきてもらって。
あー、こういうごはん、久しぶりだ。いいねいいねー。
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ワインは白も赤もグラスでもらったのですが、それぞれ3、4種類から選べました。
どれもイタリア産ワインでしたが、ソムリエールさんの説明がすごく上手で、選びやすかったです。
穏やかな語り口に、ファンになりそう。
すっかりおなか一杯ですが、「デザートいかがですか?」と聞かれたら、やっぱり食べたい。
悩んで、ずっしり系ショコラケーキと、フワフワ系チーズムースをお願いします。
ずっしり系は、ほんとにみっしりだった。生チョコかな? というくらい。
でも少し酸味のあるチョコケーキと回りのカスタードみたいなソースを一緒に食べるととてもおいしい。
フワフワ系チーズムースは、フランボワーズの海に浮いていました。
周りの白いのはメレンゲを焼いたものかな。さくさく。
こちらはもうほんとにさわやかで、食後にはこのくらいのほうがよかったかもしれません。
ああ、でも重めのチョコケーキは、エスプレッソとの相性が最高だった……。
終始きもちのいい接客で、お客さんたちも和やかで、心穏やかにおいしいものを存分に楽しめました。
幸せだー。
ごちそうさまでした!
帰り際に少しお話したのですが、「どちらから?」と聞かれたので、糸島に住んでる、ということをお伝えしました。
こちらのシェフは以前、糸島のレストランでメインシェフを任されていたんだそうです。
その後、店の方針が変わりカジュアル路線になったのでそちらを辞め、独立してこのお店を作られたんだそう。
ソムリエールさんも一緒に糸島からやってきたんだそうです。
「なので糸島は結構詳しいですよ!」とのことでした。
ますます勝手に親近感が沸いてしまいます。
ちょっと頻繁に通うにはお高めですが、またお財布をあっためて、来たいお店になりました。
年1回の恒例行事にしちゃうかな。笑
アンティカ・オステリア・トト
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400105/40003488/