マンション売買契約完了後のトラブル発生。そして対応、収束へ:糸島移住(23)

こんにちは、つたちこです。前回の続きです。

 

無事に東京のマンションの売買契約が完了し、身軽になった私たち。
……と思いきや、数時間後に三井リハウス担当Nさんから電話がかかってきました。

トラブル! エアコンが効かない事件発生

Nさんから電話があった時、のんびり「先ほどはありがとうございましたー」とあいさつした私。
一方、ちょっと焦っている感じのNさんの声。

「実は、つい先ほど先方から連絡がありまして、エアコンが効かないそうなんです」

え? エアコン?
いや、エアコンは、5月に私たちが出るまでちゃんと動いてましたよ。使ってましたし!

「ですよね、私もそれは以前お邪魔したときに確認してました。実は昨日も最終チェックにお邪魔して電気類動かしてみたんです」

おお、さすが。
その時は動いてました?

「エアコンも『動くか』は確認したんですが、冷風が出るところまでは確認してませんでした……」

痛恨のミスとはこのことか。

 

「とにかく現地に行って見てきますので」
また連絡します、とNさんの電話は切れました。

 

なんということ。
ちなみに、不動産売買の契約上、契約から1週間以内に不具合が発生した場合、売り主(この場合私たち)負担で直さなければなりません。

まさかまさかまさか。

もしも、エアコンが本格的に壊れていた場合、前回も書いたのですが、既にメーカーの空調&給湯設備の部品供給が終わっているため、「修理」ができない可能性があります

 

つまりその「修理できない」場合って、こちら負担で全部取り替えないといけない……?!

 

以前見積もった空調&給湯設備の総取替え見積もりは最低でも約150万円。
最悪の場合、全部じゃないにしても、数十万単位でお金がかかってしまう可能性があるってことに……。

ぎゃわー!!! まじか!!!

 

ここで、「壊れたエアコンだけ取り換えればいいじゃん」「新品でも数万でしょ?」と思われるかもしれません。
ここにまたちょっと闇問題がありまして。

新築時の設備は「空調&換気&給湯」が3種一体型という、当時の最新技術のものを採用したのだそうです。
しかも空調は、ビルトインタイプで、天井に埋め込まれているタイプ。見た目すっきりでとてもよいです。が。

細かいことは端折りますが、その3種一体型というのがめちゃくちゃ面倒で、「1種だけ取り換える」のができないんだそう。
つまり、空調を取り替える=総取替え、さらに空調の排水のために新たに壁に穴をあける工事から必要になる、というような大ごとになる仕様だったのです……。
だから「最低でも150万円」なんていう超高い見積もりになってしまうのでした。

どうしてそんなめんどくさいタイプにしたんですかね、新築時……。
その最新技術はあまり受け入れられなかったらしく、現在はそういうタイプほとんどないそうです。
そりゃそうだ。
1つ壊れたら全部だめになるなんて、非効率すぎる。

 

一気に心臓がバクバクしてきました。
とはいえ、ここは福岡。
こちらで何かできることはなく、ただひたすら緊張しながら連絡を待つしかできません。

もしかしたら何かの間違いかもしれないし……!
ぜひそうであってほしい。

 

1時間ほどたってからNさんから電話がかかってきました。
どうやら先方のお宅(元、私たちのマンション)にいるようです。

 

「冷風、出てませんでした……」

 

まじですか……。

念のためですが、と前置きして「引越しされるまで、ちゃんと動いてましたよね?」とNさん。

動いてましたよ、そんなわかりやすい嘘つきませんよ。
Nさんがうちに来た時にも、暑いからつけましたよね。

頭を抱えるNさんが目に見えるようでした。

「空室にしていた2か月の間に壊れてしまった、と考えたほうがよさそうです」
「急いで修理可能か検査してもらいますが、不具合発生が1週間以内なので、費用負担が売り主様負担になります」
「修理費用が数万から数十万になる可能性も……」

こちらも頭を抱えたい。

「修理部品がない可能性もある」というのは、Nさんもご存知の情報です。
こんなことなら値引きしなければよかった。
でももうこちらにはどうにもできません。

「とにかく、まずは検査次第なので、終わったらまたご連絡しますね」
といって電話が切れました。

 

あああ……。
さっきまでの祝杯ムードから一転、暗黒モードです。
いや、新しい持ち主の方に迷惑をかけてしまっているのは重々わかっているけど、こちらも全くの不可抗力というか……。

使ってないのに壊れるとか!! なんでー!! と声を大にして叫びたい。

しかも7月。
東京も毎日暑い日が続いているとニュースが流れていました。
エアコンなしで過ごしてください、というのも酷すぎる。

その後連絡があり、買主さんはどうやら前の賃貸の部屋のほうで過ごすことができたようで、ほんのちょっとだけほっとしました。

トラブル第2報!!もうライフはゼロよ!

エアコンの件で、一気にどんよりした気持ちになった私たち。
しばらくして、またNさんから電話がかかってきました。

「いったん会社に戻っていたんですが、今度は『お湯が出ない』っていう連絡が入りまして……」

やーーめーーてーー!!

くらくらして目の前が暗くなってきました。

 

ですが、ここで、は! と気が付きました。

東京のマンションはオール電化住宅。
お湯を沸かすのにも電気をつかいます。
主に夜間電力で沸かしたお湯を貯水タンクに貯めて使っているのです。

以前、長期旅行に行ったとき、節電のため台所以外のブレーカーを落として出かけて、帰った時にお湯が沸いてなくて困ったことを思い出しました。

「お湯が出ないのは、たぶん、空室中ブレーカーをずっと落としてたからです!!!」
と鼻息荒く伝えました。

瞬間湯沸かし器ではないのです。
ブレーカーを上げても、給湯機内の水はすぐに沸きません。
早くても数時間はかかるはず。

「そうですね、たぶんそうだと思います。でも念のためもう一度行ってきます」

Nさん、今日2度目の東京マンション行き。
事務所が近いとはいえ、ほんとにすみません……。

Nさんから仕様を説明してもらった結果、お湯出ない問題は、まずは一晩時間をおいてお湯が沸くか再度確認してから、と納得してもらえたようです。
とりあえず、よかった……。

この問題は、翌日以降も何も連絡がなかったので、無事だったみたいです。

 

ほかにも「ここもおかしくないか?」という問い合わせがいくつか入ったそうです。
エアコン以外は大きな問題ありませんでしたが、もう何もかも、疑心暗鬼になっていそう。
せっかく買った家がトラブルだらけ、なんて、私だったらそうなる。

翌営業日、検査結果が出ました

さて、エアコンのトラブル。
どんよりした気持ちのまま時間はすぎ、翌営業日の検査の時間がやってきました。
Nさんも同席するといっていたので、結果連絡をひたすらじっとりとした気持ちで待ちます。

そして電話が来ました。

「室外機が問題みたいです。しばらく使っていない間に壊れてしまう(ガスが抜ける? 動かなくなる?)ことが結構あるみたいです」
「部品があるかどうか、汎用品で対応できるかどうか、これから確認します」
「見積もりが出たらまた連絡します」

とりあえず、本体の問題ではなさそうでした。
ただし、室外機を治してみて、それでも動かない可能性もまだ残っている、とのこと。

最悪の事態をまだ覚悟しつつ、じりじりと修理を待ちます。

 

さらに後日、緊急修理開始。
Nさんも立ち会うそうです。

私たちができるのは、ひたすら祈りつつ待つだけ。
今頃やってるのかなあ、と思いながら連絡を待ちます。

数時間後、Nさんから電話がきました。

 

「冷風、でましたー!!!!」

やったー!!! よかったー!!!!

 

ほんとによかった。

もちろん修理代金はこちら持ちだし、そこそこの金額がかかってしまいましたが、全取替えの最悪の事態を避けられただけでも、ほんとによかった。
そして新しい買主さんも無事に住めるようになってよかった。

 

そして、契約から1週間がたちました。
ビビりながら過ごしていましたが、エアコン以外の大きな問題は、起こりませんでした。

Nさんから「これで契約上の対応期間も終了です」と電話が来ました。
これ以降に東京のマンションで何かあっても、私たちの補修責任にはならないということです。

それなりの不動産屋さんとしてのキャリアを持つNさんも「契約後にここまでいろいろ起こったのは初めてでした」とのこと。
ああ、レアケースだったんですね……。
笑ってくれましたが、ものすごく大変だったと思います。

私たちが住んでいたままだとしても、夏にはエアコンが壊れていたのかもしれません。
ほんとに、何が起こるかわからないものです……。

 

Nさんには、この後、お礼のお菓子を送りました。
めちゃくちゃ手がかかった案件でしたよね。
遠く福岡にいて、連絡を待つしかできない私たち、本当に助かりました。

しばらくして、三井リハウスから対応アンケート依頼が来ましたが、名指しでガンガンほめておきました。
Nさんの評価が上がりますように!!

 

これで、東京の私たちの家は、完全に私たちの手を離れました。
もう我々の『大きな持ち物』はなくなりました。
身軽であり、心もとなくもある。

まあ、家を持つ前に戻ったと思えばいいのか。

でも、あの家を買って住んでいたことは、本当によかったと、今でも思います。
立地や環境、快適に住んでいた体験はもちろん、費用的にも(結果としてですが)賃貸に住み続けたよりお得になりました。
7年間、ありがとう、東京の私たちの家。

おわりに

移住に関する話やマンションのことを書くのに、写真をいろいろ見返して、ひとり思い出してきゅんとしたりして。
一部、かなりポエミーな感じになってしまいましたが、ようやく一通り吐き出せました。
お付き合いありがとうございました。

移住に関する話は、小ネタやら、住んでからの話やら、まだいろいろ出てくると思います。
幸い、今のところものすごく嫌な思いをしたことがないので、相変わらず能天気な感じになるかと思いますが、ぼちぼち書いていきたいと思います。

前の移住関連記事

福岡でマンション売却の吉報を待つ。そして売買契約成立へ:糸島移住(22)

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移住のきっかけはオットのフリーランス希望から始まった:糸島移住

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