日渡早紀原画展in博多。

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こんにちは、つたちこです。
博多で開催中の「日渡早紀原画展」に行ってきました。

写真:日渡早紀原画展 フォトブース
中は写真NGだったので、表のタペストリー(ここはOK)。

日渡早紀先生は、私が中学〜高校くらいのときに特に大好きだった漫画家さんです。
ちょうどアクマくんシリーズがやっていたころ。
すでに発表済みだった早紀ちゃんシリーズも単行本で追いかけました。

「ぼくの地球を守って」ももちろん大好きで、花とゆめで連載を追いかけ、コミックスを買ってました。
長らく持ってて、何かあると読み返していましたが、実家を建て替えるときに処分してしまった。今から思うと持っておけばよかったな。

まあ、ともかく、日渡早紀先生の大ファンだったのですよ。この機会を逃してはならぬ。

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博多マルイのイベントスペースで、そんなに広い会場ではなかったと思うのですが、迷路のように作られたパーテーションに、所狭しと飾られた原画たち。
デビュー40周年記念、と銘打っているので、デビュー作から最新作まで並んでました。

早紀ちゃんシリーズの最初であり、デビュー作の表紙! 星野くん! 伸子と時子! なつかしすぎるーー!! と心のなかで悶絶しました。
アクマくんのもかっこよかったです。シヴァのカラー!
「記憶鮮明」の、「パセリ・モーガンのクローン3人」が犯人発見シーンの原画があって、めちゃくちゃ嬉しかったです。ここ、大好きだった。

そして「ぼくの地球を守って(以下ぼく地球)」。この原画が一番ボリュームありました。

個人的な好みですが、日渡先生の絵は「ぼく地球」の中盤から終盤に向かう頃の絵が一番バランスが素晴らしいと思う(1990年前後)。
「ぼく地球」連載でそれまでとガラリと絵柄をあえてかえて、それがこなれてきて、さらに円熟していくような凄みがありました。

今回もその頃の絵がたくさんあって、眼福でした。

カラー絵もモノクロ原稿も、どちらも美しい。
日渡先生の原稿は、修正が殆ど見られない、美しい原稿でした。
繰り返し読んだので、カラーもモノクロも印刷物のイメージは結構鮮明に覚えているんですが、その生原稿ってこうなんだ……!! と胸が熱くなりましたよ。繊細!!

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本編以外にも、予告、ふろくやポスター、グッズのイラストもありました。昔はいまのように複数絵を合成せずに、1枚絵のイラストそのものがデザイン・レイアウトも担ってて、漫画家さんは大変だったのだな。それを手描きで!
アナログ原稿のよさは、失敗が許されないゆえの迫力なのかもしれません。

「ぼく地球」以降の作品は読んでいなかった(ぼく地球の続編は一応目を通しているけどざっくり読み)ので、そちらはやっぱり思い入れが低いのだった。
絵柄も、やっぱり90年前半くらいの頃が一番好きでした。

途中からは、まずカラーイラストがデジタル化、その後モノクロ原稿もデジタル化したようで、それらはプリントが飾られていました。
時代の流れで制作環境が変わるのは当たり前ですが、アナログ原稿でこその「原画展」だな……とは正直おもってしまいました。

ともあれ、かなりたっぷりの点数が飾られていたのと、平日日中でひとが少なかったこともあって、じっくりたっぷり堪能できました。大満足です。

小ネタ的には、各作品ごとの見出し的なものが、花ゆめコミックスの背表紙を模したものになっていたのがツボでした。
博多での展示は2024年6月2日までです!

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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