青島太平洋マラソン2023 応援パワーに何度も助けられました

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こんにちは、つたちこです。
12月10日に開催された青島太平洋マラソン2023、なんとか完走してきました。
ネットタイムで4時間21分ほどでした。

暑いレースは高校生たちのおかげで走りきれた

1週間前くらいから「季節外れのあたたかさ」予報が出ていて、外れることを祈っていました。

が、前日の移動日もコートがいらないほどの温かさ。
当日も、スタート前に待機中も、半袖のウェアだけで全然寒くないほどでした。
予報では最高気温21度。天気も快晴。せめて雲があればよかったですが、それも望めず。

これは走り出したら暑くなるわ。
覚悟して、手袋などの防寒グッズは殆ど持たずに走りました。

スタート後の混雑を抜け、15kmくらいまでは5分35〜40秒ペースのいいペース。というか、ちょっと速めくらいで快調でした。
でもここで速く走るとあとからダウンするのがわかっていたので、できるだけ押え気味に走りました。

20kmを超えたくらいから疲れが出始めました。
やっぱりなあ、と思いつつ、スピードを5分45くらいまで落としながら走ります。

給水はすべてのスポットで、アクエリアスと水を両方もらうようにしました。脱水防止。
水はアームカバーにかけて冷却水としても活用。気化熱で涼しくなる作戦です。

途中で補給したきゅうりの浅漬と日向夏がとてもおいしかった。
自前補給は甘いものばかりなので、さっぱり・塩分がとても嬉しい。

23km超えたあたりでどっと疲れが出ました。
なんとか歩かずに行きますが、スピードは6分台に。

さらに、シューズに包まれた足全体が痛くてたまらない。
紐を締めすぎたときのような痛みで、1歩進むごとに痛い。
今まで平気だったのに、足全体がむくんでいるのだろうか? と考えるけど、どうにも痛みが引きません。
だめだあー、ととうとう歩いてしまった。

歩いても痛いので、観念してコース脇によけて足を止め、シューズの紐を少し緩めました。
これで少し楽になり、走る事もできました。

さらに進み、30kmを超えて辛くて仕方ない中、スタート地点のスタジアム近くに戻ってきました。
ここで転機がありました。

それまでもコース沿いには応援の声がたくさんあり、一般の人もボランティアの学生さんも、たくさん声をかけてくれました。

が、このスタジアムそばのボランティア高校生たちの声の量が半端なかった。

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道路脇に何人も連なり、一斉に「がんばれ」「がんばれ」と大きな声をかけてくれます。
ハイタッチもしてくれる。

おそらく会場での仕事が終わったボランティア高校生たち。とにかく元気で大きな声を浴びせてくれるのです。
「がんばれ」のシャワーだ。

何人もとハイタッチしながら、そのたびに「がんばれ」を間近で聞いていたら、すごく気持ちが上がってきて「わー! まだがんばるよ!!」ってなりました。
本当に応援パワーってすごい。
ハイタッチも、元気を分けてもらっている気持ちになりました。
ハイタッチ解禁になって、コロナ禍終わってよかった。
ありがとうありがとう、と声を出しながら、泣きそうになりました。

さらに、一人の高校生が「あきらめたらそこで試合終了ですよー!」と声をかけてくれたのです。

それだーー! 安西先生!!
まだ諦めないぞ!!!

もうここから10kmも走れないよ棄権したいよ、と思っていたのですが、この応援シャワーエリアのおかげで持ち直しました。
脚や腰にも力が入るようになって、また走れるようになりました。

とはいえ疲労はピークなので、途中でまたぐったりしたりもあったのですが、とにかく応援の声がすごいので、それを糧にしながら頑張って進む。

写真:青島太平洋マラソン トロピカルロード
青島で折り返し後の一番つらいところ。海沿いでのどかに見えるがデスロードである。

38kmを超え、のこり5kmくらいになったときに、もう一度覚醒ポイントがありました。
「あと5km? 10週間頑張ってきたのが、あと5kmで終わるのか」
あと5kmといえば、いつもの練習コースでいうとこのあたり……。それくらい行けるでしょ! とまた脚に力が戻りました。

特に残り3kmくらいは、自分でもなんだか嘘のようにもりもり力が出ました。
このままゴールまで行くぜ! と5分30秒くらいのスピードまで戻して走りました。

スタジアム近くまで戻ると、応援の人垣で花道のよう。
左右から声をかけられながら、どんどん進みます。テンションが上がりまくる。

スタジアムに入ってしまうと逆に人が少なくて、さらにゴールが予想したよりも遠くて「いつになったらゴールできるんだ!?」と思いながら進み、ようやくゴールゲートをくぐりました。

なんとか無事ゴール!!
やり遂げました。よかったよかった。

キャプチャ:青島太平洋マラソン ペース
途中から何度も歩きが入って、最後復活を遂げた図

大収穫!足が攣らなかった!

今回の一番の収穫は、こんなにつらいと思いながら走っていたのに、脚が攣らなかったことです。
途中も、攣りそうになる気配もありませんでした。

いつもだと後半には脚の筋肉が痙攣してきて、足を止めたらそこで盛大に足を攣る気配を感じてびくびくしていましたが、今回はそれがなかった。
途中靴紐を緩めるのに完全に止まったのですが、その時も足を攣りそうな不安は感じませんでした。

さらにゴール後に足を止めても、着替えるために靴を脱いでも、座っても、脚を攣らない。

すごいすごい!!

これはフォーム改善の結果、脚の使い方が変わったからだと思うのです。
脚を攣らないって本当に楽だ。

11月のハーフマラソンのときも脚を攣らなかったのが嬉しかったけど、フルマラソンでもそれが実証できました。
めちゃくちゃ嬉しい。

タイムは全然目標に至りませんでしたが、フルを走っても脚を攣らないフォームを獲得したっていうのは、個人的には大収穫です。

その代わり、終わったあとに腰の痛みはありました。
ギックリとかの痛みではなく、たぶん筋肉痛。
でも脚を使うより全然いいです。

次回への申し送り

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来年も出るかはわかりませんが、今回の反省点。

7時出発じゃ遅かった

今回、ホテルを7時すぎに出て、駐車場は宮崎大学の臨時駐車場に駐めました。

ですが、ちょうどピークだったのか駐車するのに時間がかかり、さらにシャトルバス乗車も行列ができていて混雑。

会場についたのが8時20分くらいでした。
最終準備をして荷物を預け、なんとかスタート9時には間に合いましたが、超ぎりぎり。焦りました。

もう少し早くホテルを出るべきでした。反省。

写真:青島太平洋マラソン2023 スタート前
ぎりぎりでスタートブロック入りできました

終わったあとの飲み物を準備すべき

ゴール後に水が配布されましたが、350ccのペットボトルが1本。速攻で飲み干しました。
脚を攣る気配はなかったものの、水分補給はたっぷりしたい。

係の方に聞くと、給水はほかにないとのこと。
じゃあ、自腹でいいから買おうとしましたが、自販機が見当たりません。
屋台がいくつか出ていましたが、食べ物ばかりで飲み物が見当たらず。

リカバリー用のゼリー飲料が荷物に入っていたので、それを飲んでなんとかしのぎました。
その後着替えてからシャトルバスで駐車場まで移動、近くのスーパーに行きようやく飲み物を買いました。

次回があれば、荷物の中に水やスポーツ飲料を用意しておくようにします。
ゴール後に水分がたっぷり取れないのは致命傷です。
配布の水を、せめて500ccにしてほしかった……。

今年もボランティアの皆さんのおかげで走りきれました

今回、晴れて暑くて大変ではあったものの、翌日は早朝から1日中本降りでした。
この雨の中走るのはたぶん大変で、さらにスタッフやボランティアの皆さんはもっと大変に違いないので、晴れてる日の開催でよかったです。

なにしろ、ボランティアのみなさんの応援あってのゴールでしたから。
本当に本当にありがたかったです。

去年の青島太平洋マラソンでもそうでしたが、みんなの「がんばれ」を全身に浴びることでめちゃくちゃパワーが出るのです。すごいよ。
他の大会でここまですごい応援をされたことはないです。いや、応援してもらえるだけで十分ありがたいのですが、アオタイは格別。
これはアオタイならではの文化なのだな。ありがたくて泣けます。
私も応援するときは全力で応援しようと思いました。

タイムは、サブ4には程遠い結果になりましたが、まあ、練習がうまくいってなかったので納得です。
練習でできないことは、本番でもできないのだ。

青島太平洋マラソン、遠いんだけど、この声援が欲しくてまた走りたくなりそうです。

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去年の青島太平洋マラソンのレポートです。

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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