前・東京オリンピックのことを知って、今を見る

こんにちは、つたちこです。
オリンピックに関連したコンテンツを見ました。
「いだてん総集編」と「映像の世紀」です。

どちらもNHKプラスで今週木曜まで配信中です。

いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~ 総集編 第一部(前編) – #いだてん – NHKプラス

映像の世紀プレミアム(15)「東京 夢と幻想の1964年」 – #いだてん – NHKプラス

「いだてん」はやっぱり面白い

キャプチャ:いだてん

2019年に放映された大河ドラマ「いだてん」。
当時も毎週楽しみにしていましたが、録画して取っておいたデータは我が家のプレステが壊れるのと同時に見られなくなってしまいました。
総集編とはいえ、ひさびさの「いだてん」! 楽しみに見ました。

やっぱりおもしろい!!
オープニングのテーマソングが流れるだけで、気持ちがワクワクします。

総集編は1年間やったものを4時間強にまとめているので、当然ですが、かなり内容がはしょられてます。
「いだてん」本編の面白さの一つでもある、主役以外のキャラクターの個性や面白さややりとりなどはかなりすっぱりと外されてました。
仕方ないけどちょっと残念。森山未來の髪切り落語覚醒シーンが見たかったな。

前編は、金栗四三メインの「はじめてのオリンピック参加」、その後の選手としての苦境と活躍を中心に。
後編は、金栗は指導者に。後進のオリンピック参加、そして田畑政治(まーちゃん)の推し進めるオリンピック運営側の話が中心で、前・東京オリンピックまでがストーリーです。

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初めての女性オリンピアン人見絹江選手のエピソードは、案の定もう一度泣けました。

前半はわりと純粋に「競技参加する意義」でしたが、後編は、どんどん政治・外交のからみが増えてきます。
仕方ない。きれいごとではできないのだ。

まーちゃんは、自分が政治・国をまきこみ始めた張本人。
戦後、その政治側に蹴り落されるところはぞわぞわしました。伏線回収やば……!
(今現在も、国際スポーツイベントと政治は絡みまくってますね)

そして戦争でのオリンピック断念。
戦争や災害で傷ついた人達(日本、アジア)への、スポーツでの還元。

本放映は2019年だからコロナ禍の気配もなかったころですが、今のコロナ禍に重なる部分が多くて、とても胸にきました。

「映像の世紀」も見てよかった

キャプチャ:映像の世紀

「いだてん」の流れで、「映像の世紀」も見ました。
90分近くあって長いんですが、前・オリンピック開催による東京の変化がよくわかります。

私全然知らなかったんですが、前オリンピックのころは「こんな大変な事態だったのか!」がてんこ盛りでした。

  • 衛生面(街が汚い。ポイ捨て当たり前)
  • インフラ整備(高速道路、モノレール建設の突貫工事感)
  • 真夏の渇水(取水制限が1日あたり12時間!)

首都高がオリンピックを機に作られたのは知っていましたが、こんな突貫工事だったとは。

そして、直前の真夏が渇水で大変だったというのは初耳でした。
真夏に水が出ないなんて、一番大変じゃないですか。生死にかかわる問題です。完全に災害レベルでした。
これはもう「オリンピックどころじゃない」ですよね。

渇水問題は、8月に台風が来たことで一気に解決したように描かれていましたが、そんな1回の台風ですべて解決するものだろうか。

ともあれ、オリンピックを招致したことで、インフラや建設業界の景気が(一時的に)ものすごくよくなったし、東京の環境自体が大きく様変わりしたのもよくわかりました。

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あのオリンピックがなかったら、東京は汚いごみのような街のままだったかもしれないのだなー。
あるいは、変わったにしてももっと時間がかかったに違いない。
圧倒的な強い目的のもと、無理やり力づくで改造された結果が、今の東京のベースになってる。すごい。

あと、編集の仕方もあるんでしょうけど、商業化されていないオリンピック、これが本来あるべき姿? とも思いました。

日本が戦争で傷つけたアジア各国をめぐってから、国内を走る聖火リレー。
本気のランナーたちのリレーであり、距離もかなり長い距離を走っていそう。
当然「スポンサー」のトラックはない。
今の聖火リレーでは見られない形でした。

開会式も簡素。
最近のオリンピックの開会式のショータイム、楽しみにしてしまうし実際見て楽しいけど、どんどんエスカレートしている感もあります。

その祝祭感、にぎやかさと裏腹の、生活面での空虚さみたいなもののギャップが激しい。
終わった後に、果たしてどうなっているのか、という気持ちになってしまいます。

歴史はくりかえす…?

「いだてん」では東京オリンピックが無事開催され、四三さんの晩年エピソードで話が終わります。まーちゃんも水泳監督として引き続き活躍。
ハッピーエンドです。
一方「映像の世紀」では、オリンピック後、インフラや建築物工事が終わったことで不況が訪れ、庶民が苦しんでいるところまでを伝えています。

今のオリンピックに重なるところがありすぎる、前回の東京オリンピック。
不況まで重ならなくていいのよ……と思いつつ、コロナ禍で飲食店や関連業界などのニュースを見ると、すでに歴史は繰り返しているのかもしれません。
うう、つらいほうに行かないでほしい。


7月29日(木)の各時間まで、見逃し配信が見られます。ぜひ。

いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~ 総集編 第一部(前編) – #いだてん – NHKプラス

映像の世紀プレミアム(15)「東京 夢と幻想の1964年」 – #いだてん – NHKプラス

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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