こんにちは、つたちこです
福岡に住み始めて丸4年。初めて久留米に行きました。
せっかくなので久留米のおいしいもの! と探して、何やらおいしそうなお店を発見。
「東京庵」に行ってきました。
福岡久留米の東京庵
久留米は福岡県南部にある大き目の都市です。
西鉄久留米駅から延びる国道322号線から少し奥まったところにある「東京庵」。
外観から昭和な雰囲気が漂います。いいね!
福岡はうどん文化で蕎麦屋さんはあまり見かけないのですが、ここは「生蕎麦」と看板にもでています。
なんで「東京」なんだろう?
関東風ということでしょうか。と思って帰ってから調べてみたら、公式インスタに書いてありました。
元々小倉の東京庵からの暖簾分けで昭和46年の6月に開店いたしました。
東京庵Instagram
小倉の東京庵の味を指導された方が東京の方だったという説と、
関東の醤油を使っているからという説があります。
創業50年!
「説があります」っていうのは、公式も正確にわかってないということなのかしら……。
昭和感あふれる東京庵
13時頃に入ると、先客が2組。
でも私たちが食べ始めるころには貸し切り状態でした。
店内も、なんだか懐かしい感じのお店です。
それほど広くないお店で、テーブルは二人がけが1つ、こじんまりとした4人掛けが4つ。
でも働いている方は何人もいて、みんな元気よくて活気あふれる。
このお店は、蕎麦屋さんですがカツ丼が絶品らしいといううわさ。
これを食べてみなければ!
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さすが「推しメニュー」らしく、かつ丼は「セット商品」もいくつもあり、普通のカツどん、小カツどんと各種蕎麦・うどんの組み合わせなど胃袋に合わせたオーダーが可能です。
せっかくなので、お蕎麦も食べたい。
今回はざるそばと小カツどんの「ざるカツセット」(850円)でお願いしました。
ちなみに、小カツどんはかつの量が減るだけでごはんは並と同じだそうです。
なので、ご飯も少な目でお願いしました。
待っている間にお店を見渡すと、野球選手、柔道選手、テレビタレントなどサインがてんこ盛り。
飾り切れないサインが横に置いてありました。
そして椅子やテーブル、棚の年季の入り具合、大きなお盆。歴史を感じます。
出前もやっているらしく、電話も結構な数が入っていました。
なんか「自前での出前」のお店って最近あまり見ないので、新鮮です。
甘めの出汁が染みわたる!
しばらく待つと、先にざるそばが来ました。
結構たっぷり!
出汁にネギとワサビを入れ、さっそくいただきます。
久しぶりの「黒いそばつゆ」です。関東風!
蕎麦を口に入れた瞬間にびっくり。
つゆが甘い!
私の思う関東風は結構辛口というか、しょっぱいほうが勝つ味を予想していたのですが、結構な甘口でした。
これは九州だからか?
ああでも、これはこれで全然ありです。おいしい。
蕎麦のコシがしっかりしてて、つるつるとしたのど越し、おいしい。
おいしいお蕎麦、久しぶりだー!
蕎麦を食べていると、出来立てのカツどんがやってきました。
こちらが小カツどん。
(オットは普通サイズを頼んだのですが、同じどんぶりでした)
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見事なとろとろ半熟卵!
出来立てをまずは一口。
たまごは本当に軽く火が通ってる感じで、「卵かけごはんか?」というくらいとろとろでした。
その中に、厚さは薄め、衣も薄めのカツが潜んでいます。
カツは出汁で煮られてしっかり染み染みで、この出汁がまた甘口。
たまごの濃厚さと一緒に食べると、これは噂通り、確かにおいしい!
でも不思議とごはんにはだし汁がそれほど染みてなくて、たまごは味もあっさりしている。
普通に作ったら出汁でもっとシャバシャバになりそうな気がするんですが、どうやってこうなるんだろう?
不思議。
冷たいお蕎麦、あつあつかつ丼、と交互に食べていたらあっという間になくなってしまった。
(でもお蕎麦はやっぱりかなりたっぷり目にありました)
炭水化物×2だけど、おいしくて大満足!
おなか一杯になりました。
ごちそうさまでした。
私たちの後から来たお客さんには「冷たいそばつゆがなくなっちゃったので、冷たいのはできないです、ごめんね!」と伝えていたので、どうやら私たちのざるそばが最後だったみたいです。
冷たいお蕎麦、とてもおいしかったので、食べられてよかった……!
このお店の周辺、なんだか時が止まったかのような個人商店がいくつもあって、とても魅力的でした。
久留米、いろいろ楽しそうだなあ。
東京庵
福岡県久留米市合川町2135-8