期間限定無料!「秘密-トップ・シークレット-」「大奥」11月9日まで

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こんにちは、つたちこです。
少女まんが、というにはちょっとヘビーな、でもものすごく面白い、清水玲子「秘密」、よしながふみ「大奥」が、期間限定で全巻無料(大奥は公開分のみ)で公開しています。

 

以前も「CIPHER」「花咲ける青少年」「月の子」など、LaLaの名作漫画を無料公開していたことがあるアプリ「マンガPark」ですが、今回は雑誌「メロディ」の名作が無料公開されるそうです。

現在は「秘密-トップ・シークレット-」と「大奥」が公開中。期間は11月9日までです。
※全話無料はアプリでの閲覧のみです。

私の場合、「大奥」は紙の本で全巻持っているので、「秘密」をごんごん読んでいます。
一部読んだことはあったのですが、美しい絵柄でハードボイルド&サスペンス。面白い!

キャプチャ:マンガPark 「秘密」より
秘密 -トップ・シークレット- | マンガPark(マンガパーク)

 

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「秘密」のあらすじはこちら。

舞台は西暦2060年の日本、「科学警察研究所 法医第九研究室」、通称「第九」。そこで行われる「MRI捜査」では、死者の脳から記憶を映像として再現する事が出来るが、解明不能な事件の真相にさえ繋がる有効な捜査手段でありながら、世間から強い偏見と反発に晒されていた。捜査を担当する職員たちも、凶悪犯罪に関わる凄惨な映像と日々向き合うことで苦悩し、心を病む者も多い。
新人の 青木 一行 は最先端捜査を担う「第九」に強い憧れを持って配属される。だが、死者の脳から記憶を辿り、被害者と加害者の「秘密」を暴きだすその仕事は、想像を絶する凄惨なものだった。事件の捜査を通じ、青木は尊敬する第九室長 薪 剛 が抱え持つ「秘密」とも向き合うことになる。

引用:秘密 -トップ・シークレット- – Wikipedia

約40年後の近未来SFですが、舞台は日本、警察の最新捜査を行う部署がメインの話。
「MRI捜査」という捜査方法が全くのフィクションとして登場しますが、それ以外は話題も事件の内容も現在の日本に通じるものがほとんどで、読んでいて違和感がありませんしほとんど古さも感じません。
(登場人物が持っている携帯がガラケーですが、連載開始が99年とのことなので、スマホはまだなかったころですね)

 

チャプターごとに話が完結しながら、どんどん深みに向かうタイプのお話ですが、その1本はかなり長めです。
基本的にはまず事件が起こり、それを解決するためにMRI捜査が使われ、でもたいていは一筋縄ではいかず、二転三転。
MRI捜査といっても万能ではない、そこからどう推理するか、人の心理や行動への洞察力が問われます。

事件の真実にたどり着くまでに、何度も認識をひっくり返されることの連続に、ページをめくる(というかクリックする)手が止まりません!

どの話も、よくここまで綿密に考えられるな!? とため息がでてしまう。
本当に清水玲子作品の引き込まれっぷりはすごいです。

ただ、ほとんどの話は「すっきりハッピーエンド」ではないし、表現もかなりグロい事が多い。
血も遠慮なく流れる(飛び散る)し、残虐なシーンも多数あって目を覆いたくなることもあるので、苦手な方は要注意です。

 

ストーリーの複雑さもですが、それを表現する絵もすごい。

MRI捜査は死者の脳に保存されている記憶を映像化する技術で、過去に見た出来事をたどるのですが、その「MRI捜査の映像」はすべて鉛筆書きなんだそうです。

以前「漫勉」に清水玲子先生が出た時に、まさにその「脳内映像」を描いたシーンがありました。
清水玲子 | 浦沢直樹の漫勉 | NHK

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この手法で、MRI捜査シーンをすべて書いているのかと思うと、気が遠くなりそうです。
すごい。

ペンで描いた絵ももちろん美麗かつえぐいほどのち密さです。

こんな絵たちを小さなスマホ画面でしか見られないのが非常に残念。
これは紙の本か、電子書籍で購入してじっくり、あるいは大画面で、改めて見たいところです。

 

「秘密」はコミックスだと全12巻。
しかもかなり厚めのページ数のときもあるそうで、全部読み切るには結構な時間がかかりそう。
期間内に読み切れるか!? という感じですが、太っ腹な全編フリーを堪能しようと思います。
夜更かししてしまうなあ。

 

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そしてやっぱり本が欲しくなっているのだった……。

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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