【糸島ランチ】海沿いの古民家「踵屋敷」で感動ものの干物定食。

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こんにちは、つたちこです。
感動モノの素敵なランチを食べてきました。

今回行ったのは、糸島半島の西側、加布里漁港沿いにある「踵屋敷(きびすやしき)」です。
ランチメニューは、干物定食の1種類だけ。
しかも限定10食。

土日は満席という話も聞きます。
予約したほうが確実! と聞いて、当日の昼頃に電話してみると、予約OKとのこと。
楽しみにしながらお店に向かいます。

 

向かったのは加布里漁港。
近くには、牡蠣小屋のテントもたくさんあります。
こんなところに……? と思いながら行くと、漁港の本当に目の前に、お店がありました。

お店の向かいの景色はこんな感じ。

踵屋敷は古民家を活用しているお店です。
外観は、普通の生け垣に囲まれた民家にしか見えませんし、それほど特徴もないのですが。

ここか…?ってなる

中に入ると、雰囲気は一転。

なにこの素敵空間は!

土間には暖炉がともり、温かい炎が燃えてます。
カウンターと、テーブル席があり、それぞれが古い家具なのですが、バラバラなのに不思議な調和を見せてます。

いろんなタイプのテーブルがあります。

本もたくさん。
ライトも、ガラスの雰囲気あるもの。
和風の建物の中に、いろんなテイストがごちゃ混ぜになっているのに、それが絶妙なバランスで心地いい空間になってます。

これはすごい。

そして随所に絵が飾られているのですが、色鉛筆で描かれた絵は、店主の方によるものだそう。

色鉛筆で描かれたと思えない…!

なんだかぐるぐる見てまわりたい。

 

さて、12時半ごろにお店に行くと、お客さんは私たちしかいませんでした。
平日だったのと、天気があまりよくなかったせいかもしれません。

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「どの席でもどうぞ!」といわれ、悩んだ末、窓際の席に陣取りました。

窓際の席。晴れてたら漁港と向かいの山がよく見えるんだろうなー。

ランチは「干物定食」のみ(1500円)なので、メニューを見たりオーダーを取ることもなく、席に座ると同時に準備に入ってくれました。
干物は焼きたてを出すので、しばらくお待ちください、とのこと。

聞いてみると、写真を撮っても構わないそうなので、他にお客さんが誰もいないのをいいことに、お店の中をぐるぐる探検してしまった。

中庭に向かう席も素敵です。

アート作品もたくさん飾られています。
いやー、なんだろうこの不思議な素敵空間。

不思議な雰囲気だけど、居心地がいいのです。

いい加減落ち着こう、と席に戻り、お茶を飲みながら待っていると、ランチのプレートがやってきました。
「これは、おかずです!」とのこと。

なんだか色鮮やかで盛りだくさん……!!

盛りだくさんのおかずたち

そしてそのあとすぐに、メインの干物がやってきました。

火鉢の上でじゅうじゅう焼けた状態で出てきて、煙がもくもく。
エンタメ感すごい!

火鉢ごとやってきた、イワシのみりん干し。

今日のひものは、イワシのみりん干し。
近所の方が作られたものしか出さないんだそうですよ。
もう、香ばしく焼ける匂いがたまらない。

 

ではいただきます!

まずはおかずプレート。
左から、春菊のピーナツ味噌和え、 生野菜、卵焼き、おからのポテトサラダ風、鶏つくね、冬瓜とホウレンソウのすり流し、風呂吹き大根。

どれも丁寧に作られているのがわかります。
滋味深い、という言葉がぴったり。

右のカップが冬瓜とほうれん草のすりながし。

特に印象深かったのは、冬瓜とほうれん草のすり流し。
とろっとしたなめらかな舌触り。
野菜の甘さと旨みが、胃を温めてくれる感じ。
味付けは塩だけ、とおっしゃってましたが、ものすごく複雑に感じました。
野菜の味なんだろうなあ。

あと、風呂吹き大根も、柔らかくしっとりとして、八丁味噌ベースのゆず味噌もおいしかったー。

 

そして本命のひもの。
イワシは、炭火で焼かれた皮がぱりっとしていて、身は脂がのっていて、とてもジューシー。
噛むほどにじゅわっと浸みだす感じ。
みりん干しの甘じょっぱい味付け、ごはんが進みまくります。
おいしーーい!!

これ、いくらでもごはんが食べられるやつだ!

炭火ごと、焼きたてを出してくれる演出も楽しかったですが、やはり何より味がおいしいのが素晴らしい。

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そろそろ食事も終盤、というころに、飲み物のオーダーを聞いてくれました。
コーヒー、紅茶(アッサムとアールグレー)、ハーブティ(いくつかから選べました)など。

ドリンクメニューのイラストも店主さんが描かれたものだそうです。素敵。

珍しく紅茶(アッサム)をオーダー。
一緒にデザートも出るそうです。

食後にまったりとしていると、デザートが到着。
卵やバターなどを使っていないニンジンケーキをメインに、キンカンの甘露煮、オレンジが添えてありました。

素敵なお茶セット。

このデザートのニンジンケーキが、しっとりとして、とてもおいしい。

キンカンの甘露煮も手作りなんだそうですが、鮮やかなオレンジ色がきれい。
甘さは控えめで、キンカンの香りがとてもよかった。

こちらも丁寧に作られた感じがします

紅茶も、ポットにたっぷり。
しっかり味の出た紅茶、ケーキととてもよく合います。

雨の加布里港を眺めながら、のんびりと食後のお茶とケーキを食べていると、もうこのままずっといたい気持ちになってしまう。
なんという居心地の良さ。

 

ずっと居たいけど、重い腰を上げて帰ることにします。

ごちそうさまでした。
素敵な空間と、ごはんでした。

「干物定食」とネーミングだけ見ると、定食やさんのおおざっぱなものを想像してしまいます(それも好きですが)。
事前の予想をいい意味でものすごく裏切られました。

そして、店主の方、そしてサービスしてくれた方の接客も、フレンドリーかつとっても丁寧でした。
なんだかファンになってしまいそう。
1500円は結構高めランチですが、満足度がとても高かったです。

干物も「その時にあるもの」だそうですが、干物以外のおかずも季節の野菜がたくさんだったので、たぶん訪問時によって全然ランチの中身が変わりそう。
また季節を変えて来たいお店です。

踵屋敷(きびすやしき)
福岡県糸島市加布里1119
https://tabelog.com/fukuoka/A4009/A400901/40030556/

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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