こんにちは、つたちこです。
オットのお供で、出来立てのおいしい生ビールを飲んできました。
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株主向け工場見学に応募&当選
オットは結構長いこと、アサヒビールを主軸とした、アサヒグループホールディングスの株を持っています。
1年に1度届く、株主優待ビールは私もご相伴にあずかっておりました。
今年届いた株主向けアニュアルレポートに、「株主向け工場見学」のお知らせがありました。
しかも場所は博多工場。
抽選で100名招待とのこと。
前から、博多駅近くにあるアサヒビール工場は気になる存在でした。
工場見学についても、調べたことがありました。
いってみたい!
というわけで、抽選漏れ覚悟で応募したら、なんと当選の連絡が!
やったー!
半日がかりの工場見学ツアー
当日は13時半に博多駅集合。
駅前でチャーターバスに乗り、工場まで向かいます。
参加メンバーは、結構年配の男性が一番多く、ご夫婦で来ているらしき方も多かったです。
(応募時に、同伴者1名OKだったので、私も参加できたわけです)
午後の部は全部で47名とのこと。
バスではアサヒビールHDの株主係の方が、受付と、このツアーの趣旨などを案内してくれました。
工場につくと、さらに株主係の上司の方、そして博多工場の工場長と、たぶん偉い方々が丁寧にお出迎えしてくれます。
われわれもちょっと緊張の面持ち。
その後、通常の工場見学でも使っていると思われる、映像室のようなところでスタートしました。
通常の工場見学と違う点は、アサヒグループHDの会社概況や、博多工場の歴史などのプレゼンがあったことです。
私自身が株主ではないこともあり、これまで全然知りませんでしたが、会社概況が興味深かったです。
国内売り上げはさがっても、海外比率が上がって全体としては、右肩上がり。
こんなに海外に出ているとは知りませんでした。
ヨーロッパのビール会社のM&Aなども、結構しているんだそうです。
そして、ビールの作り方や工場についての概要をまとめた映像を見た後に、2班に分かれて、工場見学に出発します。
工場萌え…ピタゴラスイッチ感がたまりません
工場見学といって、見られる部分は限られています。
最初は、移動中に壁に掲示されたパネルなどを見ながら、工場の歴史や、博多工場で作られるビールの規模などを説明してくれます。
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ビールの材料の説明で、本物のホップや麦の匂いや、味を試せるコーナーなどもありました。
二丈大麦を麦芽にしたもの(たしか)を試食したのですが、香ばしくてちょっとしたスナックになりそう。
そしていよいよ、動いている工場を見学します。
実際に見られるのは「パッケージ部門」と言われる部分。
あの「アサヒー、スーパードゥラーイ」のCMで出てくるような、すごい勢いでどんどん缶が流れてくる映像の本物です。
大量の缶が流れてきて、全自動で6本ごとに紙に包まれて、それがダンボール箱に詰め込まれるまでを見られます。
詰められて、向きを変えて、そろえられて、押し出され、箱に入って、封されるまで。
規則正しく動いている様子、たまりません。
ピタゴラスイッチ好きなら垂涎もの。
よくできてるなあ!!
1日に600万本(たしか)とかを製造できるんだそうですよ。すごいすごい。
瓶ビールの詰める工程もありました。
ビールを口ぎりぎりまで入れ、速攻で打栓して洗ってシールを貼って、プラスチックの箱に詰めるんだそうです。
こちらも全自動。
うおおうおお。楽しい。見飽きません。
しかし、ほとんど全自動で、働いている方はたまにしか見かけません。
数値チェックみたいな仕事をしている姿や、指令室のような場所に数人見かけました。
今回の工場見学では、「株主ツアー」ということもあり、通常の案内をしてくれる方の他に、本社の株主係の方、そして工場長、パッケージ部門の長の方、と、関係者の方が同行してくれます。
そして、素人のつたない質問に、ものすごく丁寧に答えてくれるのでした。
私の聞いてみたかった質問(ビールのフレーバー違いはどの工程で出すのか)は、途中の質問タイムでほかの方が質問してくださってました。
素材自体の選び方を変えたり、発酵の工程で調整したりするそうです。
この「パッケージ部門」も、ブランドごとに別ラインがあるわけでなく、博多工場で詰められる製品は、すべて同じラインを通るんだそうです。
つまり、中身を変えるときには、全部止めて、全部洗浄して、箱と中身をセットし直して、動かす。
ほうほう、と感心してしまいました。
その他、もう本当にくだらない質問(この管は何が通ってるんですか?みたいな)にも丁寧ににこにこと応えてくださって、とてもうれしい。
株主の質問、というよりは、ビール大好き素人の質問ばかりでしたが!
濾過工程のエリアは、オールステンレスでもう素敵すぎる。
「工場萌えってこういうの?」という気持ち。
何も動いているものは見えないのですが、この空間がうつくしい……!!
各管には、ビールの他にもガス、空気、廃棄物、水、その他もろもろの役割がしっかりあるんだそうです。
機能美の極致という感じでした。
待ってました! 試飲コーナー
工場見学後には、お楽しみ試飲コーナー。
まずは、出来立てのアサヒスーパードライをいただきます。
結構大きめのグラスにつがれてびっくりです。
これが、めちゃくちゃおいしかった!!
正直言うと、私はスーパードライはちょっと苦手(すっきり過ぎて)なんですが、ここで飲んだのは本当においしかった。
他よりおいしい理由は、出来立て、管理ばっちり、グラスキレイ、注ぎ方うまい、という、最高条件なんだそうです。
試飲コーナーでは、他にもプレミアムビールや黒ビール、エクストラコールドなども、おかわり自由。
私はもう1杯プレミアムビールをいただきましたが、こちらもしっかりしたコクがあっておいしかった。
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試飲タイムに、再度質疑応答コーナーがあったのですが、こちらはもう酔いが入っているし、係の方もメインは終わったというかんじでかなり砕けた感じになって、和気あいあいとした雰囲気でした。
質問内容も、かなりくだけた質問が多かったなー。
更におもてなし…早めの夕食に松花堂弁当
これで終わりかと思いきや、この後さらに「食事」が用意されていました。
とはいえ軽食っぽい感じじゃないの? と思いつつ、敷地内にある「アサヒビール園」に移動。
(こんな施設もあるんだ! とびっくり)
テーブルにずらりと並ぶのは、松花堂弁当。
少しずつ、いろんなものが並ぶタイプのやつです。
豪華!
更にデザートの水菓子と、あたたかい鶏汁がつきました。
そして、もちろんこちらでも、飲み物飲み放題。
先ほどのようないろんなビールはありませんでしたが、スーパードライを始め、アサヒの出していると思われる飲み物、焼酎、ワイン、ハイボール、梅酒など各種アルコール、ソフトドリンクがずらり。
さっきも飲んだけどなあ、と思いながらもまたしても生ビールをオーダー。
今回は中ジョッキで出てきました。
うーん、やっぱりおいしいです。
ビール工場のビール、最高だな。
お弁当も、どれもとても上品な味付けで、おいしかった。
少しずつたくさんで、おなか一杯になりました。
ごちそうさまでした。
帰り際には、おみやげも!
帰り際には、さらにおみやげまでもが用意されていました。
至れり尽くせり……。
中身は、出来立ての博多工場製スーパードライ2本と、オリジナルタンブラー、そしてスーパードライ瓶型の栓抜き。
栓抜きは、正直あまり使う機会がないのでいらないかも……と思いましたが、こちらの売店での売れ筋商品なんだそうです。
海外からの見学者(中国、韓国からが主だそうです)に、めちゃくちゃ売れているんだとか。
へーへー。
最後は、バスで博多駅へ…
工場の方に見送られ、またバスに揺られて博多駅へ。
帰りのバスの中で、最後に係の方のあいさつがあったのですが、ヤジ、というか声援というか、「よかったぞ!」「アサヒ頑張れ!」などの掛け声がかかってました。
バスの中はもう「ごきげん」なおじ様たちでいっぱいです。
博多駅に到着。ここで解散。
もう日暮れでした。
こんな株主向け見学会なら、またぜひ参加したいものですが、博多工場で再度やるのは相当先だそうです。
(全国の株主向けに行う関係で、全国の工場で順次行っているそうです)
ものすごい盛りだくさんの内容で、おなかも頭もいっぱいになりました。
いい経験をさせてもらいました。
楽しかったー!
アサヒグループホールディングス
https://www.asahigroup-holdings.com/