こんにちは、つたちこです。
最近「常備菜」の魅力に取りつかれています。
会社員時代は毎日遅かったり土日も出勤することがあったりと、非常に不規則な生活でした。
だから、夕飯を会社で食べてしまったり、うっかり帰りに外食してしまったり、などなど、「必ず家で食事をとる」という習慣があまりなく。
なので、食事をつくるとしたら「1回食べ切り分」しか作らないのが当たり前だったのです。
当然買い物も、その日に食べるものを買う、という感じ。
余らせたらもったいないですからね。
買いだめ、作りだめ、などは、ほとんどしていませんでした。
福岡に越して1年4か月ほどたちます。
今の生活は基本3食とも自炊。たまに外食。
にもかかわらず、どこかで以前の生活を引きずっていて、
「その日に食べるものをその日に買う、そして食べ切る」というパターンが多かったのです。
さすがに最近は学習して、大きめの肉パックを買って、3日で食べる、くらいのことはするようになりましたが。
しかしこれだと、朝ごはんは定番になっているものの、昼と夜に毎回、献立に悩むことになります。
会社員のときは「今日は何食べるかな♪」と適当に食べたいものを外食していたランチですが、いまや「この冷蔵庫の材料で一体なにができるか…!?」という知恵比べみたいになってます。
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さすがに1年もこの状態が続くと、キツイ。
というわけで、将来の自分を楽にするために「常備菜」にライトが当たりました。
その名もストレートに「常備菜」という本を参考にしています。
料理研究家、飛田和緒さんのレシピ集。
結構前、東京時代に買ったものの、あまり活用できていなかった本であります。
常備菜のある生活にあこがれはあったものの、実践できていませんでした。
野菜や乾物、肉・魚、ソース類、と、いろんな常備菜レシピが掲載されています。
1つの野菜につき、2、3個レシピが載っているのが嬉しい。
レシピの数は、全部で109個。
とりあえず、オットのリクエストもあり作ってみたのが、マカロニサラダ。
そして、サツマイモの甘辛煮。
マカロニサラダとか、なんだか懐かしい感じですが、甘い寿司酢を使ったレシピで、とてもおいしかった。
さつまいもの甘辛煮は、ちょっと煮方が下手で煮崩れてしまったのですが、素朴においしい。
気をよくして、ナスの田舎煮(砂糖と醤油で煮る)、さつまいものレモン煮、と続いています。
さつまいものレモン煮は、「おかず」として考えると微妙ですが、ほんのり甘いのと爽やかな酸味が箸休めにピッタリです。
煮物系の常備菜のいいところは、時間が経つと味が染みてますますおいしくなるところですね。
それにしても、常備菜があると、ものすごく気が楽になります。
メインにはならないものがほとんどですが、冷蔵庫の中に1品2品おかずがある、と思えば、
「あとは肉を焼けばいいか」
とか
「おさしみ買ってくればいいか」
とか。
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とても心強い。
一気に献立を考えるハードルが下がります。
もちろん、常備菜を作るにも手間はかかるんですが、1度作れば3日くらい楽になる、と思えば全然OK。
しかもこの本に載っているものは、あまり手間がかからないレシピが多い気がします。
どれも作り方が、結構簡単なのです。
使う材料や調味料も、家にあるものばかりで、特殊なものはほとんど出てきません。
すごくありがたい。
ちなみに私が料理をするときに一番「手間だな」と思うのは、一度焼いたりした調理途中のものを、「途中で取り出す」というやつです。
取り出して完成、じゃなくて、あとでもう一度鍋やフライパンに戻して再調理するタイプの「取り出す」。
この「いったん取り出す」というのに、なぜかものすごーーーーく手間を感じてしまいます。
そのまま入れっぱなしだと固くなっちゃうから、などの理由も理解している。
仮置きの皿が汚れるくらいがまん……とも思いますが、どうしてもそれがレシピ中にあると、面倒に感じて避けてしまう。
ずぼらなので(免罪符のように使うのはいかがなものか)。
それゆえ、鍋やフライパンの中に、どんどん追加していくタイプのレシピが好きです……。
この本は、そういう意味でも、作りやすいレシピが多くてうれしい。
そろそろ秋冬野菜も出そろってくるころ。
また産直市場に買い出しに行って、たっぷり野菜を仕入れて、常備菜が途切れないようにしようと思います。
2、3日先の自分を楽させるために!
がんばって作るぞ―。