こんにちは、つたちこです。
最近、妙に真面目に走っています。
いや、前も不真面目というわけじゃなかったんですけど、6月に入ってから結構きつめの練習をするようになり、なんというか、顔が必死です。
そんなジョギングのお供というと、フリップベルトが欠かせません。
フリップベルトは、いわゆるウエストポーチ的な役割を持つベルトなんですが、ファスナーなどがあるわけではなく、ベルト全体にスリットが入っています。
「袋」があるわけではなく、ベルトのどこにでもモノが挟み込めるような造りです。
ベルト全体がストレッチ素材でできているので、体にぴったりフィットします。
これを買う以前、ランニング用のウエストポーチをいくつか買ってみていたのですが、「走ると荷物が揺れる」のがほとんどで、「揺れない」と銘打った製品ですら荷物の揺れを感じて走りにくかったのです。
ところがフリップベルトは、全然揺れが気になりません。
フルマラソンの時などは、かなりの量の荷物を入れますが、ほとんど揺れが気にならないのです。
素晴らしい。
ここ何年も使っていて、もう手放せません。
体にぴったり沿うので、汗も吸いますが、私はジョギングのたびに洗濯機でウエアと一緒に洗ってます。
もう数年使っていますが、伸縮がへたるようなこともなく、全然問題ありません。
フリップベルトの位置で「丹田」を感じよう
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とてもいい! と思っているフリップベルトですが、1点だけ気になることがあります。
フリップベルトは輪っか状なので、サイズ調整ができません。
なので、走っていると、位置がずれてくるのです。
私はアンダーシャツの上にフリップベルトをして、その上にシャツを着ています。
走り始めは、骨盤の上あたりにベルトをセットしているんですが、しばらく走ると徐々にずり上がり、へその上あたりに落ち着きます。
うーん、腹巻状態になって暑いし、走りにくい。
気が付いたときにずりさげて、元の骨盤上に戻すんですが、なかなかとどまってくれません。
さて、最近やっている「インターバル走」。
かなりきつい練習で、後半は息が上がりまくりで、姿勢が崩れてきがちです。
そういう時に思い出すべきは、「金哲彦のランニング・メソッド」。
走り始めたときに読んだ本ですが、「基本中の基本」の走り方が丁寧に描かれている本です。
今でもその「基本」は私の中の鉄板になってます。
姿勢で気にするべき3つのポイントはこちら。
- 肩甲骨
- 丹田
- 骨盤
このうちの「丹田」ですが、フリップベルトを骨盤の上あたりにしたときに、ちょうど「丹田」にあたる付近にベルトが来ます。
※丹田は、身体の中央で、へそ下5cmあたりが目安です。
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なので、フリップベルトの位置を調整するのと同時に「丹田」を意識しなおす、というところに活用することができるのでした。
息が苦しくなると、あごが上がり、猫背になり、骨盤は後傾し……と姿勢が崩れまくりでいいことなしです。
姿勢がくずれれば、走りにくくなり、呼吸もますます苦しくなる。
なので、苦しい時ほど「肩甲骨、丹田、骨盤」の3か所を意識しなおして、インターバル走を頑張っているのでした。
姿勢を意識しなおすと、苦しいながらも、もう一歩足が出せるようになる気がするのです。
「フリップベルトがずり上がるのはなんとかならないのかなー、ちょっとイライラしてしまうなー」と思っていたのです。
でも、ベルトの場所を直しながら丹田を再確認する、という点で活用するようになると、「ちょっとイライラ」から「定期的な姿勢チェックツール」みたいに印象が変わりました。
姿勢を正して長く走れるようになれれば、またちょっと走りも変わるかしら……と期待中。
どんなものでも(不具合でも)意識次第で使えるものだなー。