こんにちは、つたちこです。
「はしもとみお彫刻展いきものたちの詩」に行ってきました。
唐津市近代図書館 美術ホールで開催。
九州初の大規模個展とのこと。
はしもとみおさんの作品は、写真やSNSでよく拝見していて、一度本物を見たい! と思ってました。
全国の展示情報を見ながら「遠征するか?」と探っていたのですが、お隣の唐津でやってくれるとは!
といいつつ。7月から始まった展示なのですが、なかなか機会が取れず。終了まであと1週間あまり、というタイミングになりました。
行けてよかった!!
平日午後に行きましたが、混雑はしていないものの程よく来場者がいました。
入り口で、見るときの注意事項を丁寧に教えてもらいました。写真OK、触ってOKな作品もありました。
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はしもとみおさんの作品は、とにかくまるで生きているかのよう。
木彫なのに、毛の、羽の、鱗の、質感がそれぞれ全然違って、同じ素材から作られていると思えない。
犬には犬のしなやかな筋肉、猫には猫の柔らかさ、羊の毛束感、ジュゴンのなめらかな肌、カメレオンのゴツゴツした皮膚。
なにより、表情。
どの子達も本当に愛くるしい。
魅力的な瞬間を切り取ってそこにぽんと出したかのようないい表情ばかり。
これが全部手で彫り出したものなのだ。すごい。
着色も特徴的だとおもうのだけど、これがまた絶妙。いきいきとした表情に繋がっているように見えます。
あとなんていったらいいか、こう、ちゃんと骨と筋肉を感じるのですよ。
しっかり木の中に、動物たちの肉体を感じるというか。
デッサンや彫刻中も、実際の動物たちと触れ合って作品を作っていたのを拝見したので、それがその肉体感につながっているのかなあ。
今回の展示会は、大規模展示と書かれていた通り、作品が本当に数多く展示されてて、見ごたえがありました。
彫刻だけでなく、絵、スケッチもたくさん飾られていて、その絵も本当に魅力的でした。
はしもとさん自身が愛ある目で対象をみているんだなあ、と感じる優しい、でも力強い絵でした。
彫刻は、1mを超えるような大型のものから、手のひらに隠れてしまいそうなサイズまでありました。
これもすごいな、と。
全然作り方が違うと思うのですが、大きいものの魅力と小さいものの魅力が変わらない。
そのままスモールライトできゅっと小さくしたような印象なのです。
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「このかわいい小さい子たちを、家に連れて帰りたい」と、たぶん見た人は100%思ったに違いない……。
そんなあなたのために! と言わんばかりに、展示ホールの入り口外に、はしもとさん原型作のガシャポンが置いてあるんですよ……!
このガシャポン、以前その存在を知ったときに「ほしい!」と思っていたのですが、あまりそういう場に行かないのでそのままになっていました。
やっちゃいますよね。1個500円。
黒猫かわいすぎる。
肉球がピンクだよ〜。
こうして私も、はしもとみお作品を家に持ち帰ることができたのでした。デスクに飾ってます。
(犬シリーズのガシャポンがなかったのが残念!)
ずっと直接見てみたかった作品たちだったので、大満足でした。
触れる作品があったのも、うれしかったです。
展示は9月10日までです。あー、また見に行きたい。笑