こんにちは、つたちこです。
先日大分に行ったのですが、その時に初めて由布院に行きました。
九州来て3年半にもなるのに、初由布院!
「由布院」ってもう響きが格好いい。上品で大人っぽい温泉イメージです。
JR九州には「特急ゆふいんの森号」なんて電車も通っています。
めっちゃメジャー観光地です。
にもかかわらず、有名どころゆえに足が遠のいていたのでした。
なぜなら、少し前まで九州の有名な観光地はどこもインバウンド景気がすごかったからです。
福岡市内はもちろん、大宰府天満宮なども、日本人より外国人のほうが多いのでは……というくらいでした。
人込み苦手なので、混雑している観光地は避けたかったのが理由の一つ。
もう一つの理由は、由布院という場所への敷居の高さ。
もう10年以上前になりますが、仕事で九州各地の観光地紹介サイトを作ったことがありました。
その中の一つが由布院。
取材などは行けなかったのですが、観光情報はその時にいろいろ知りました。
高級旅館の静謐なたたずまい。
静かで大人な雰囲気の高級温泉地、というイメージを持ちました。
私なんかが行くところじゃないのでは、と勝手に敷居を高くしていました。
そんな感じで由布院へ行く機会を特に持たずにいました。
でも、このコロナ禍でインバウンドでの観光客が激減したこともあり、どこもすいています。
大分に行こう、となった時に
「いまがあこがれの地、由布院に行くチャンスなのでは……!」
と思い切って由布院に泊まることにしました。
もちろんあこがれの超高級旅館には泊まれませんので、近くのこじんまりとしつついい感じの宿を探しました。
(ウイルス感染に気をつけつつ、GoToトラベル利用しました。ありがたいです)
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由布院に到着したのは平日の昼頃。
金鱗湖そばのお店でランチを……と思って車で向かったのですが、めちゃめちゃ人がいる。
あれ、今日平日よね……?
コロナの影響はどこへやら、と思いましたが、これでも少ないほうなのかもしれません。
由布院周辺は道が狭く、その狭い道を観光客と車が同時に動くのでかなり運転しづらい。
近くの有料パーキング(1日500円くらい)に停めて、歩くことにしました。
目的の一つ、金鱗湖。
これも私の勝手なイメージの増幅で、神秘的な広い湖をイメージしていたんです。
でも実際は、ぐるりと歩いて回れるくらいの小さめの湖(というより大き目の池……)で、拍子抜けしました。
金鱗湖は水がきれいで、水の生き物もたくさんいて観察も楽しいです。
ただ、私の脳内妄想がめちゃくちゃ広がっていたので、拍子抜けしてしまったという。
その後、昼食を食べ、由布院周辺を散策しました。
由布院は割と狭い町の中にギュギュっと旅館やお土産屋さんが集まっています。
ゆっくり散歩で、歩いて回れるくらいの町のサイズです。
もちろん大分産のものを使ったお土産や食べ物屋さんもありますが、猫カフェや犬カフェ、占い、3D美術館など、「なぜここに……」というお店も結構あります。
鉄板の「ご当地ソフトクリーム」を売っているお店もたくさんあります。
この街の雰囲気。
なんか既視感があってしかたない。
ぐるぐる考えて気が付きました。
軽井沢だ! 軽井沢銀座!
軽井沢銀座にとても雰囲気がよく似ている。
(私が軽井沢銀座に行ったのはかなり前なので、今は変わっているかもしれませんが)
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特に「そこならではのお店」というわけでもなく、でも観光地にありがちなお店が並んでいて、ついつい入ってうろうろしちゃう感じ。
似ている。
私が勝手に由布院イメージを高めすぎていたのだと思いますが、来てみたら「ああ、こういう感じなのか」と。
パンパンに無駄に膨らんでいたものがしぼむ感じでした。笑
あと、あこがれの老舗高級旅館の敷地内にあるお土産屋さんを見に行ったりもしました。
亀の井別荘と、玉の湯です。泊り客でなくても入れます。
どちらの旅館もさすがの雰囲気のよさで、お店もお庭も、街中とは別世界でした。
うーん、きっとお料理などはもちろん、サービスやホスピタリティなども別格なんだろうなあ。と思わされる作りでした。
お金持ちになったら泊りに行きたい。
あと、由布院の町は16時すぎると次々と閉店してしまいました。
冬で日没が早いのも理由の一つだと思いますが、17時には観光客もほとんどいなくなって、あっという間に街は閑散。
意外と、泊まらずに観光だけするお客さんが多いのかもしれませんね。
(そして泊り客はもう宿に入ってしまうのかも)
あまりにもあっという間にひと気がなくなってしまい、宿への道のりが心細かったです。
というわけで、私の思っていた由布院と実際の由布院のギャップが結構激しくて面白かったです。
由布院をだめだしするつもりはなくて、自分の想像や勝手なイメージを作っちゃうものだな、と改めて思いました。
やっぱり本やネットの情報だけじゃわからないことがたくさんあります。
実際に行って体験するのが大事だなあ。