こんにちは、つたちこです。
現在進行形の漫画を読んでひさびさに大興奮です。
「かげきしょうじょ!!」、とってもおもしろい!!
あらすじはこちら。
大正に創立された「紅華歌劇団」は、未婚女性達のみで構成され、美しい舞台で人々の心を魅了させる劇団である。それを育成する「紅華歌劇音楽学校」では、毎年高い倍率をくぐり抜けた女学生が入学してくる。渡辺さらさたち第100期生は、希望や葛藤を抱えながら未来のスターとなるために日々奮戦する。
「かげきしょうじょ!!」の「かげき」とは「歌劇」。
宝塚歌劇団をモデルにした物語です。
読んだときは、正統派少女漫画でおもしろいのきたー! と思っていましたが、元は「ジャンプ改」という青年誌に連載されていたそうです。元タイトルは「かげきしょうじょ!」。
その後「ジャンプ改」が休刊、それに伴い白泉社「MELODY」に移って「かげきしょうじょ!!」に改題して連載再開されたそうです。「!」が一個増えました。
ジャンプ改時代の分は「かげきしょうじょ!!シーズンゼロ」として白泉社からもコミックスが出ています。
なので、読む順番としては
1、「かげきしょうじょ!!シーズンゼロ(旧:かげきしょうじょ!)」
2、「かげきしょうじょ!!」(最新刊は10巻)
が正しい順番。
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おもしろい! と書いたものの、まだ私、シーズンゼロと無印の2巻までしか読めていません。
でもおもしろい!! ものすごく引き込まれます。
恋愛でもなく、日常でもなく、これはすごいものを持った少女たちの「スポ魂」まんがです。
「紅華歌劇団」という一流の舞台に立つための登竜門である学校での出来事、成長などがお話の中心です。
私は宝塚歌劇団の舞台を見たことがありません。
ぼんやりとしたイメージしかないですが、そこに所属するための学校(宝塚音楽学校)に入るのもものすごく大変で、入学後の厳しい規律、練習などもテレビで見たことがある程度。
現実の音楽学校と、この「かげきしょうじょ!!」がどの程度リンクしているのかわからないのですが、めちゃくちゃ大変だなあ、と思う。
十代の少女たちが、トップスターを夢見て、舞台に立つための勉強、実技をひたすら毎日こなしていくのです。
でもその「たいへんさ」が、ただつらいように描かれていないのがとてもよい。
登場人物がみんないい子なのです。
ひねくれた子とか一見いじわるな子もいるんですが、その子の裏側もさらりと描かれて、知っていくとみんないい子。
よくよく厳選された入学者たちなのだから、当たり前ですが、容姿端麗、歌、踊りの才能を持ってて、努力も欠かさない。
主人公の渡辺さらさ(ツインテールの子)は、マイペースで天然な発言が多いですが「スターの素質のある子」。オスカル様になることを夢見ている。
超エネルギッシュで前向きで、天才肌。
もう一人の主人公は元アイドルグループ所属の奈良田愛。クールビューティ。
自分のスター性をわかっていつつ、最初は「逃げ場」を探してきたけど、今は前向きになりつつある感じ。
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二人の交流が深まっていくところも楽しい。
さらさは、ただの天然じゃなくて、いろいろ過去や奥がありそうです。
今のところ表面はさらりとしていますが、梨園との関係やおじいちゃんおばあちゃんの存在など、結構どろどろしていそうな予感。
これから読み進めるのが楽しみ。
ほかの同級生たちも、みんなキャラがいい。
見ていて気持ちがいいです。
そして、絵がとても好きです。
さっぱりとして今どきっぽさもありながら、とても安定していて見ていて安心感があります。
手足の長い華奢な少女たちのシルエットがとてもきれい。
絵柄から、若い作家さんなのかな? と勝手に思っていましたが、作者の斉木 久美子先生はマンガ家生活25周年だそうです。
ベテランだった!
来年(2021年)にアニメ化も決定しています。
歌って踊るさらさたちが見られるのもちょっと楽しみ。
いつから放映なのかが決まってないみたいですが……。
ですが、まずはコミックスを! とりあえず10巻までの続きをよまねばー!!
現在進行形の漫画を読むのは、先が気になってつらいところもありますが、連載中のワクワク感も楽しめるので楽しみもあり……うーん、アンビバレンツ。