「会いたかったです！」
どぎゅーん、とハートをわしづかみされました。
こんにちは、つたちこです。
いつも担当してもらっている美容師さんが、ご家庭の事情でお休みになってしばらく。
一度別の美容院に浮気してみたものの、なんかしっくりこない。
やっぱり出来ればまた彼女にお願いしたかった。
ようやく復帰する！ と聞いて、ちょうど髪も伸びたところで行ってきました。
お店に到着した私を見て、初めて彼女が言った言葉がこれ。
「会いたかったです！」
いい大人ですが、きゅーんとなりました。
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「わー！ 私も会いたかったですよー！」
と思わず言ってからハグ……したら嫌われそうなのでしませんでしたが、とてもうれしい気持ちになりました。
彼女がお休みしていたのは実質2か月くらいなのですが、いつ復帰するかわからないのでずっと気になっていました。
また彼女にお願いしたいな。
早く戻らないかな。
家庭の事情ってなんだろう？
最悪このまま美容師をやめちゃったりして……。
あるいは転職して別のお店にいっちゃったりする可能性もあり？
時間がたつほど、悪いほうに頭が行ってしまいます。
だから、復帰するのがわかった時はとてもうれしかったしほっとしました。
そのせいもあると思いますが、彼女の第一声が「会いたかったです！」だったのがとてもうれしかった。
相思相愛！？
いやいや、むこうは技術職であると同時に接客業ですから！
でもとても心をつかまれる第一声でした。
もし私だったら、なんていうだろう？
考えてみたのですが、たぶん「すみません、ご迷惑をおかけしました！」とまずあやまってしまいそう。
いない間のお詫び……とわかりやすくはありますが、自分がまずへりくだったほうが楽な気がします。
でもこうして声をかけられた立場からすると、あやまられるよりも「会いたかった！」と言ってくれた方が断然うれしい。
謝られても、いやいやそれはまあいいんですけどね、なかなか切ってもらえなくて困りましたけどね、戻ってくれたならいいんですけど、みたいにもやもやしてしまいそう。
彼女の都合ではあるものの、きっとそれほど重大な事情だったにちがいない。
そんなに謝られてもな、みたいに思いそうな気もします。
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「会いたかった」の中には、「（私のことを）覚えてます！」も「仕事復帰を自分も待ち望んでいた」も「やっと日常に戻れた」も含まれています。
言われたこちらも、嬉しくて体温が上がる気持ちがしましたし、お互いににこにこして再開することができました。
うーん、考えるほどに絶妙にいい言葉ですね。
普段から、ちょっと飄々とした独特のキャラクターで、とても好印象の彼女。
一度一緒にゆっくりごはんなど食べてみたい、と思うくらい、とてもいい人なのです（接客中だから……？）。
そんな彼女から出た言葉だからこそ余計嬉しいのかもしれませんね。
いやー、私メロメロですか。
帰り際に、これだけは念のため言っておこうと、お店の外まで見送りに来てくれた時に言いました。
「万一、辞めるときには先に言ってね……！！」
やめませんよー！！
と即座に答えてくれたものの、いつかはそういう時が来るかもしれないじゃないですか。
私にそれをとめることはできないし。
1か月に1回くらいの頻度ではありますが、こんなに私の心をつかんでおいて、そっと知らないうちに辞めちゃうのだけはやめてほしい。
というわけで、私の髪、彼女のおかげでまたいい感じにさっぱりしてもらいました。
しばらくは（ずっと？）安泰です！
