こんにちは、つたちこです。
東京で食べるおいしいごはん。
西荻窪にある「割烹 熊谷」に行ってきました。
このお店は昨年オープン。以前市ヶ谷にあった割烹「かど」に勤めていた方が独立されたお店です。
(「かど」はとてもおいしくて大好きだったのですが、残念ながら閉店してしまいました)
わくわくしながら伺いました。
お店は、JR中央線 西荻窪駅から徒歩5分ほど。
商店街を進んだ先にあります。
黒塗りの壁に、小さな白い提灯と、のれんの下がるお店でした。
シンプル&シックです。
中に入ると、白い割烹着を着た店主の方と、スタッフの方が迎えてくれました。
1階はカウンター席が7席、2階は4人掛けのテーブル席が4つ。
こじんまりとしたお店です。
今回は3名で行ったので、2階に通されました。
席について、メニューを拝見。
わー、秋メニュー満載!
おいしそうな文字が並びます。
このメニューは一部で、この倍くらいのアラカルトがあります。
アラカルトもいいのですが、おまかせコースも可能。
4000円、5000円、6000円で頼むことができます。
今回は間を取って5000円? と思っていたら、
「4000円ので結構ボリュームもあるので、これで足りなければアラカルトを追加するのがコスパがよいですよ!」
とのこと。
ありがたいアドバイス!
おすすめの通り、4000円でおまかせすることにしました。
NG食材などあれば、このタイミングで伝えます。
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まずはビールで乾杯。
ほどなく、お刺身の盛り合わせがやってきました。
わー! なんだこの盛りだくさん!!!
真ん中はホッキ貝・赤貝・あわび。
マグロは中トロに大トロ。白身はクエ、炙ってあるのはたしかカマス。
貝類は、私はそれほど萌えない(嫌いでないけど好きでもない)のですが、ここのはおいしかった!
アワビも柔らかい!
あとマグロね。
福岡ではあまりマグロ食べないので、おいしいマグロ久しぶり……。
どれも肉厚で、とろとろぷりぷりで「やばい」しか出てこない。
スタートからゴージャス刺し盛りで、さっそく日本酒モードに。
続いて汁物。
蓋をあけてびっくり。
なんと松茸です!!
大振りの松茸が3切れ。初物だー!
さらに鱧と冬瓜。
それぞれを別々に仕立ててから、最後に一緒に炊き合わせているのだそうです。
鱧は夏のイメージでしたが、秋にも食べるのですね。
シャキシャキの香りのいい松茸!
ほろほろの鱧!
冬瓜の柔らかさ!
それらを包み込む出汁は最後までふんわりといい香り。
はー、秋っぽい。
次は揚げ物。
穴子の天ぷらと、骨せんべい、ぎんなんです。
ぎんなんも初物です。
骨せんべいはぽりぽりと香ばしく、ぎんなんは独特の香り。これも秋の味覚ですねえ。
そして穴子の天ぷらはさくさくほわほわ。天つゆもおいしいですが、藻塩で食べるのがとてもいい!
食べてなくなっちゃうのがもったいない……。
次に出てきたのは、鴨鍋。
一緒に九条ネギと松茸がたっぷり。
「鴨に火が入りすぎてしまうので、2分以内に取り出してください!」とのこと。
わー、このレアな感じを堪能せねば!
慌てて鴨肉を取り出します。
半生の鴨が柔らかい!
醤油の利いただし汁と、ネギとマイタケの旨みがめちゃくちゃあう。
一緒に黒山椒もつけてくれたので、それもつけてみます。
ぴりりとかなり辛味が効きます。
でもいい香り!
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お肉を急いで食べつつ、舞茸やネギも合わせていただきます。
おつゆが旨みの塊だ。
そして最後にごはん。
さんまの炊き込みご飯でした。
周りには九条ネギ一杯!
めちゃくちゃいい匂いだー!!
フォトジェニックな炊き立てごはんを撮影させてくれた後で、全体を混ぜてよそってくれます。
余熱で火の通った九条ネギがさわやか。
ごはん全体にさんまの脂がまわって、さんまの味を全部受け止めてる感じ。
もう、うまいしか言ってない。
みんなでおかわりして、おこげまで食べつくしました。
今回のおまかせコースはこれで全部。
おなか一杯だし、秋満喫だし、最高においしかった。
本当に4000円のコースなの? という高級食材オンパレードでした。
最初は、さらにアラカルト追加をする気まんまんだったのですが、十分満腹になってしまいました。
日本酒の種類も多くて、好みに合わせて選んでくれるのも嬉しい。
以前いた「かど」の面影もちょっとありつつ、「熊谷」ならではのおいしいご飯づくしでした。
帰り際、店主の方が私の顔を覚えててくれていて、それにもびっくり。
とてもうれしかったです。
また来たいなー。ごちそうさまでした!!
割烹 熊谷
東京都杉並区西荻南3丁目4−1