MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)感想メモ!めちゃくちゃおもしろかった!

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こんにちは、つたちこです。
今日、9月15日といえば!
MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)です!!!

キャプチャ:MGC公式サイト
マラソングランドチャンピオンシップ(MGC) – Marathon Grand Championshipより

MGCとは、マラソンのオリンピック出場選手選考会

MGCとは、来年2020年東京オリンピックの選考会。
日本のマラソン選手枠は、男女とも3名だそうです。

まずは「MGCに出場するための資格」を得るために、過去2年くらいのレースで一定の基準を超えたランナーが、MGCに出られます。
MGC出場資格を持ったランナーは、男性30名、女性12名(うち2名棄権)。

そのMGC(今日のレース)で、上位2位がストレートにオリンピック選手として内定。

3人目の枠は、「MGCファイナルチャレンジ」として、2019年冬から2020年春にかけての大会で「派遣設定記録」を上回ったうえで、一番速いタイムの人が内定。
誰もいなかった場合には、今日のレースで3位だった人が内定。

とても明確な、実力勝負の内定基準です。

MGC感想メモ

昨日の夜からMGCを楽しみにしていました。
男子は8:50スタート。TBS系列。
女子は9:10スタート。NHK総合。

朝からテレビの前でスタンバイ。
男子を中心に見つつ、女子の経過を追いつつ、全部見ました。
もう、めちゃくちゃおもしろいレースでした。

この暑さの中、すごい。本当にすごい。

東京の朝の気温は24度、昼が近づくにつれ、29度くらいまで上がったそうです。
実際の東京オリンピックは8月上旬なので、早朝とはいえもっと暑いかもですが、それでもこの気温でこの走りができるのか! と感動しました。

スピード勝負の展開が早くて見ていてわくわく

特に男子は、スタート直後から設楽悠太選手がぶっちぎりで先行。
完全に独走態勢でした。
わずか5kmの時点で、第2グループと1分差をつけ、最大で2分弱の差をつけたときはもう、なんだこれ!? という感じでした……。異次元というか。
この暑さの中1km3分で走れる、しかも涼しい顔して! なにものだー!!
(冬のレースならまだわかりますが、夏でこれは本当にすごい)

その後、残念ながら失速してしまい、設楽選手はオリンピック代表内定を得られませんでした。
でもあのチャレンジングな走りは、本当にワクワクしました。
「え、みんなついてこないの?」って言いたげな感じとか。かっちょいい。

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女子の展開はちらちらとみていた感じだったのですが、一山選手がしかけていったとのこと。
一山選手も最終的には内定を取れなかったのですが、そういう仕掛ける選手、本当にかっこいいなー。

この人数で東京の道路を封鎖しまくりで使うぜいたくさ

東京マラソンで、似たコースを封鎖して使いますが、あれは3万人!
今回は、男女合わせてたったの40人のためだけのコースですよ!

東京都心の主要道路を、たった40名のために数時間使う!
なんというぜいたくだろう。

それに、そのたった40人のための応援の人の数もすごかった
テレビで見てただけですけど、ほぼ途切れずに、何重にも人垣が重なって、みんなが応援している。

主催者発表では「沿道観客数:525,000人」だそうです。52万!!!
参考:【MGC】沿道観客数について:日本陸上競技連盟公式サイト

わたしも東京にいたら観に行きたかったなあ!

TV TBS系のCMの多さ

当初男子を中心に見ていたのでTBS系(福岡ではRKB毎日放送)なんですが、ほんっと民放の番組はCMが多いですね……。
最近基本的にNHKしかみないし、民放のドラマなどは録画してみるのでCMを飛ばしていました。
ライブで見るのは久々だったんですが、CM多いし長いし! 肝心のレースがどうなるの!? ってハラハラしました。
前半とか、1回で3分くらいCMやってましたよ。
3分あったら1km進んじゃうよ!

途中から、CMに入ったらNHKに変えて女子のレースを見ることで、いらいら軽減しました。笑

解説は、女性オリンピアンの奪い合い?

TBSの解説は、高橋尚子さん(Qちゃん)。
NHKの解説は、野口みずきさんと有森裕子さん。さらに副音声で増田明美さん。

女性オリンピアンの奪い合いだ。
男子レースでは男性解説かな? と思ってましたがQちゃんでしたね。
落ち着いた解説で聞きやすかったです。

あ、男性といえば、金哲彦さんはNHKでサブ解説的な感じでした。

NHKの解説(野口さん、有森さん)ののんびりおしゃべり解説が面白い

男子レース後、女子レースに切り替えてみていました。たしかまだトップが30km時点くらいでした。
その時点で、すでに展開が「一人旅」レース。
前田選手が独走、その後鈴木選手、小原選手と続いていますが、その間も1分以上離れている展開。

そのせいもあると思うけど、解説の野口さんと有森さんのトークが妙にのんびりというか、なんというか、井戸端会議感がすごい。
「わたし坂道嫌いだったんですよー」とか二人の練習の話とか。
いやそれ、すでに解説じゃないww。

でも妙にそののんびりしたノリが聞きやすくて面白かったです。
ああいうのもいいですね。

(TBS高橋尚子さんの解説は結構緊迫した感じのシリアスモードでした)

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有森さんといえば、私の中では、マラソン大会のゲストで来てくれた時の「応援」のイメージが強い。
有森さんの応援はすごいのです。パワフルに「奇声」をあげて応援してくれる。
以前出た、富士山マラソンのゲストに有森さんがいたのですが、私のような遅いランナーにも、ずっと声をかけ続けてくれていてすごいパワーでした。
そんな有森さんのイメージ、今日は塗り替えられました。

NHKとTBSの連携はよかった。

お互いの番組が連携していて、途中途中で、その時点での(NHKなら男子、TBSなら女子の)まとめ情報や進行状況が見られるのはとても親切。
どっちも気になるから、そういう民放とNHKの連携は大歓迎だ!
むしろもっとやってほしい。

でも後半の、レースが熱くなってくるあたりからは、全然双方(特にTBSで女子)の情報は入ってこなかった。
まあしかたないか……。
自分のほうでいっぱいいっぱい……。

こんなに面白いレースはひさびさ

ともかく、マラソン観戦でこんなに熱くなってみたのは久しぶりのことでした。
レース展開が面白かったのもありますが、選手の「オリンピックに出たい!」という強い気持ちが伝わってくるというか。
沿道にはいけませんが、「がんばれー!」とテレビに向かって応援してました。

男子も女子も、ラスト2kmくらいの怒涛の展開は、本当に感動でした。

選考会でこんなに面白かったら、むしろオリンピック本番より面白いんじゃなかろうか。

 

あと、終わってからのインタビューだったか解説だったかで、「選手が応援の声で元気が出る」って言っていたのを聞いて、ちょっと意外でした。
エリート選手は、あんなに早く走っているから観客の声や姿は眼中にないのでは、耳に入らないのでは、と思っていました。

私が走っている時に応援で元気が出るのと同じように、、あんなエリート選手でもまわりの応援は力になるんだなあ。
元気を出してもらえるなら、沿道に見に行きたい!(オリンピックチケットはないけど)

ただの「がんばれ」より、選手の名前を呼ぶのがいいそうですよ!
(それもすごくよくわかる! 自分への応援だと思うと、より力が入る!)

 

そして残された人にも「まだチャンスがある」っていうのがいいですよね。
MGCファイナルチャレンジも楽しみだなあ。

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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