こんにちは、つたちこです。
大型スーパーばかりに行きがちですが、本当は個人商店が好きです。
以前東京、特に阿佐ヶ谷や荻窪に住んでいたころ、駅の周りは個人商店だらけでした。
大型スーパーもありましたけど、それと肩を並べて個人商店の並ぶ商店街が立派に機能している町でした。
そういう点で、あの町に住むのは、とても楽しかった。
鶏肉だけに特化した精肉店とか、はちみつやさんとか、安くて新鮮な八百屋さんとか。
個人経営の飲み屋さんもたくさんあって、よく行きました。
その後引っ越した東京・月島では、そういう個人商店街があまりなくてしょんぼりしたのですが(もんじゃ焼ばかりだった)、ここ福岡・糸島でも、「商店街」というのはますます少ない。
筑前前原駅(糸島市役所のある中心的な駅)だと、少しあるみたいですが、そのほかの駅では、私の知る限り商店街らしい商店街は非常に少ないと思う。
やっぱり幹線道路沿いの大型スーパー(駐車場付き)に押されてしまうのだろうなあ。
あとは、ポツンと離れたところにおいしいパン屋さんとかはいっぱいありますけどね。
そんな中、ご近所在住の方に教えてもらったのが、周船寺駅から少し歩いたところにあるお肉屋さん「肉のたけや」です。
周船寺駅周辺も、個人商店がいくつかあるものの「商店街」というにはちょっと寂しい感じです。
(一応、周船寺商店街、と名前があります)
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でもその寂しい中でも生き残っているお店というのは、やっぱりすごいのだ、ということがわかりました。
「たけや」さんのお店は、それほど大きくないですが、昔ながらの肉やさん、という雰囲気満載。
引き戸を開けると、すぐに冷蔵ケースがずらっと並びます。
そのラインナップがものすごく多い。
牛、豚、鳥の精肉は、もちろんいろんな部位をそろえているし、さらに手作りのソーセージやローストビーフなども置いてあります。
そして私がとても気に入っているのが、お惣菜なのです。
初めて行ったときは夕方で、お店に入るとおじさんとおにいさんが出迎えてくれました。
一瞬こわもてのおじさんかと思いきや、親切にお勧めを教えてくれたり、食べ方をレクチャーしてくれたり。
この日は狙っていたコロッケ類が売り切れで、「鶏レバーの南蛮漬け」と「酢モツ」を買って帰りました。
さらに、私がお店にいて悩んでる間にも、何人ものお客さんが来ては、買って帰っていきました。
それほど大きなお店ではないのに、この品ぞろえとお客さんの出入りの激しさ。
これは期待できる……!
と思ったら、案の定、どちらもとてもおいしかったのです!
びっくり。
そしてやっぱり! と納得。
人気のお肉屋さんのわけです。
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その後、何度か通い、コロッケ、メンチカツ、から揚げ、とお惣菜や精肉を買いました。
酢モツは、こりこりっとした歯ごたえがおいしい。
全然くせがない。
ツマミに最適。
から揚げは、電子レンジで温めてから、魚焼きグリルで軽く焼き直すと、揚げたて感が復活。
結構薄味。
でも衣がサクッとして、中はめちゃくちゃ柔らかくてジューシー。
これはもしかしたら、タレ(甘酢あんとか油淋鶏的なネギソースとか)を作って、アレンジして食べる想定なのかもしれないなあ。
コロッケは、俵型。
ちょっと甘みのある不思議な味のコロッケに、薄い衣。
いわゆるジャガイモコロッケを想像すると意表を突かれる味でした。
癖になる感じ。
鶏レバーの南蛮漬けは、初めて買った時からお気に入り。
これはなんだろう……とみていたら、店頭で味見させてくれたのでした。
うま! ってなった。
揚げてある鶏レバーは全然癖がなくて、でもあまりパサついてない。
しっかり絡んだ甘辛味がよくあう。
これだけで酒の肴にもおかずにも。
もう何度もリピート買いしてしまってます。
そして、なによりメンチカツですよ!
甘みを感じるようなジューシーな肉の中に、キャベツがたっぷり入って歯ごたえもあり、衣もさくさく。
ほんとにおいしい。
人気商品らしく、同じくらいの時間に行っても、ある時とないときがあるのです。
あると思わず「やった!」とテンションが上がる、おいしさと幸せをもたらすお惣菜。
まだまだ新参者なので、たどり着けてない商品がいっぱいあるのですが、徐々にいろいろ手を広げて試していこうと思ってます。
ソーセージとかの加工品もおいしそうなのよね。
いつかはローストビーフに手を出してみたい……。
あとは、生モツを買って、もつ鍋してみたい(いまだ、自宅もつ鍋未経験者)。
肉のたけや
福岡市西区周船寺1-6-9
http://smap-web.net/archives/40/