こんにちは、つたちこです。
2018年11月11日に開催された福岡マラソンに参加、無事完走しました!
当日のことをレポートします。
※余裕なくて、走ってる途中の写真は、ほぼなしです。
起床~会場まで
数日前からの早寝早起き作戦が功を奏して、前日9時過ぎには就寝。
一度途中で目が覚めたものの、再度寝て、4時直前に自然に目が覚める、というほぼ理想的な睡眠がとれました。
朝ごはんは、作っておいたカレーにご飯は多めで。
餅を食べようと買っておいたのですが、結局もちは食べ損ねました。
同時に経口補水液でウォーターローディング。
朝目が覚めてから会場に着くまでに500mlをちびちび飲みました。
着替えて、準備を諸々。
前回熊本城マラソンでの失敗をふまえ、会場への持ち物や携行品は、それぞれまとめて袋にいれて取り出し忘れのないようにしました!
前回忘れたペースをかいた表(ガムテープに書いた)は、出かける前に腕に貼りました。
地下鉄天神駅に到着したのが7:13。
駅のトイレがそれほど混んでなかったので、ここで最後のトイレを借ります。
(とはいえ、並んではいたので、並びながらできる準備もしました)
天神の地下街は、ランナーでいっぱい!
通路で最終準備をしているみんなの真似をして、私たちも地下街の一角で準備をしました。
寒くないからいいですね。
家からウェアは着ていったので、靴紐を締めたり、フリップベルトに補給食をセットして身に着けたり。
必要なものは全部持って、あとは荷物を預けるだけ! という状態で地上に出ます。
この時間、もうランナーズエリアに並んでいる人も多いです。
結構時間がぎりぎり。
急いで荷物預けのトラックに向かい、荷物を預けます。
上着を脱ぐと、ちょっと肌寒い。
とはいえ、半そでにアームウォーマーをつけているだけの状態にもかかわらず「肌寒い」程度。
やっぱり気温は相当あったかい。
先が思いやられます。
ただ、寒くないので、走る前に体ががちがちにならないのは、ちょっとありがたい。
わがまま。
今回私はEブロックからの出走。
ブロックの締め切り時間前に入り、深呼吸。
同じブロックには、がち仮装ランナーもいました。(セーラームーンのおじさん……)
仮装ランナーは、すごく実力のある人ばかりなので、結構尊敬してます。
フルマラソンを走りつつ、応援している人も楽しませる余裕があるってことですよ。
すごいです。
その後、8時に渡辺通を閉鎖、とアナウンスがありました。
福岡の目抜き通りです。
この通りを一時的に封鎖するだけでもすごいことだよなー。
ブロックごとに移動して、スタート位置につきます。
開会式らしき放送しているらしいのですが、私がいる位置では何を話しているのか全く聞こえませんでした。
ざわざわと拍手が起こるときも、前からさざ波のようにみんなが連鎖して拍手、みたいな。
「先頭はなにしてるのかな」などと話していると、いよいよスタート!
あまり緊張することなくスタートすることができました。
レースの様子
号砲から、私がスタートラインを踏むまで3分ちょっと。
1万4千人参加の大会でも、この程度のロスっていうのは、やっぱり広い道路を使っているからでしょうか。
とはいえ、道路は団子状態。
人の流れに乗って、1kmあたり6分30秒くらいのスピードでスタートです。
ウォーミングアップにちょうどいい。
天神から百道(ももち)あたりまでは、沿道の応援がすごく多くて、でもどちらかというと「自分の目当ての人を応援しに来た」人が多かったような気がします。
しかし、この前半が地味にきつかった。
まだ5km!?(ファンランのゴールが5km過ぎにあるので分かりやすい)
まだももち?
と思いながら地道に走る。
なんだかすぐに疲れてしまう感じ。
更にトイレにも行きたくなってきて、
「この後汗をかいて水分でていくはず!」
と思いこもうとしたのですが、どうにも気になって集中できない。
あきらめて、8kmすぎくらいにあった、割と空いているトイレに並び、2~3分ほどロスしました。
福岡マラソンのトイレは、数も頻度も多くてよかった。
しかも路上の案内看板に「ここは何個のトイレがあるか」と「次のトイレまでの距離」が示してあって、とても判断しやすかったです! たすかる!
1か所に複数台のトイレがあるのがほとんどで、並んでいても列がさばかれやすかったと思う。
トイレの後は、懸念もなくなったせいか気持ちがすっきりして再開。
しばらくすると、無事に今宿を過ぎました。
この辺りから補給もスタート。
食べられそうなものは、どんどんいただきます。
この先は、前日にも車で試走したコースに入ります。
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「あの車で走った道をなぞるのか―」
まだまだ長いしアップダウンもあるし……と気持ちが暗くなりそうになるけど、まだ前半も終わってない! となんとか気持ちを奮い立たせます。
九州大学への道は、走り慣れたコースでもあります。
この道路沿いは応援がすごかった!
人が途切れないのもですが、いろんな企業の応援団や、九大の学生さんのチアガールや応援団などの華やかな応援も。
うれしくて手を振りまくる私。
まだ元気だ。
坂道も、いつも通り平常モードで走れました。
第1の山場を無事通過、という感じ。
中間点をすぎ、半島の東側、海沿いに向かいます。
このあたりは応援の人も少なくて、もくもくと耳から流れる音楽に合わせて足を動かしてました。
海が見えてきたら、「海上からの応援」が待ってました。
ヨットやカヤックに乗って、海の上から横断幕や鳴り物を鳴らしてくれているのです。
すごーい!!
うれしくて手を振りまくります。
でも写真撮る余裕はなかった! 残念!
25kmをすぎたあたりで、持参補給食の「Shots カフェイン入り」を補給。
そのおかげか、ちょっと元気になってきた気が。
そしてこの先、30kmを超えたあたりで、第2の大きな坂「のらん坂」が待っています。
山道で、応援も少な目。
ここも、歩くことなく地味に走り続けました。
きついけど、まだいける、と思ってました。
坂を超えて下ってくると、次は二見ヶ浦。
再び応援の人も増えてきます。
私は、おじいちゃんおばあちゃんがにこにこ手を振ってる、みたいな応援がとても好きなのです。
家の前の道路わきに椅子を出して、マラソンイベントを見て楽しみつつ、手をたたいて応援してくれる。
特に糸島半島に入ってからは、こういう応援がものすごく増えてきます。
知り合いでもないので、「私」を応援しているわけじゃないのはわかっていますが、応援してくれるのが嬉しいので、できるだけこたえたい。
「ありがとう!」と思いつつ、顔を見て手を振ります。
そうすると、応援する側も「応えた人がいる!」とわかって、私を見て、更に応援してくれるのです。
漠然とした「みんながんばれー」じゃなくて、目を合わせて「おねーさん、がんばれ!」って声かけてくれたり。
それによって「やったー! 応援された!」という気持ちになって、テンションが上がります。
あと、今回ゼッケンに名前(本名フルネーム)が印字されていたのですが、結構それを見て名前を呼び掛けて応援してくれる人もいました。
これも、「私を応援してくれてる!」と劇的に反応して、元気が出ます。
この応援の連続で、今回も頑張れた気がします。
ほんとうに、沿道の応援はマジで大事ですし、とてもありがたいです。
私にとっては、長い距離を走り切れるテンションをあげてくれる、大事な原動力。
しかし、35kmくらいになってくると、もう本当に足の筋肉がやばい感じになってきました。
足ががちがちごりごりになってきているのがわかるのですが、なんとか走り切りたい。
この辺りも、わりと練習で走っているコースです。
見慣れた道、坂ですが
「こんなにきつかったっけ!?」
と、ぶつくさ言いながら走り続けます。
途中、氷をエイドで出してくれる場所があり、ありがたくいただきます。
氷のエイドなんて、初めてだ! 超うれしい。
首を冷やして体を冷やします。
溶けた冷たい水は、腕や足にかけて有効利用。
そして最後の田園部へ。
このあたりも応援は少な目。
ここで、前に風船をつけたランナーが見えて来ました。
「え? ペースランナーがなんでこんなところに?」
この時、私が狙っていたタイムは「4時間20分」あたり。
4時間のペースランナーにしては遅すぎるし、4時間15分なんて細かいペースランナーいないよね?
と疑問に思いつつ、がんばって近づいていくと、「4時間30分」と書いてあります。
え! まじで?
わたし、4時間20分を目指してるはずなのに、「4時間30分」に抜かれてた? いつのまに?
ちょっと焦ります。
そして、私はペースランナーと一緒に走るのが苦手なのです。
大勢がペースランナーの後ろについて走るので、団子状態になってしまう。
自分の周りに十分なスペースがないのが、苦手というか……。
なので、「この集団にいちゃいかん!(タイム的にも!)」と、思い切って抜きに行きました。
この足でよく行けたな、と思いますが、集団をうまくすり抜けることができました。
ほっとします。
4時間30分の壁を越えた気持ち。
とりあえず、この「4時間30分集団」に抜かれなければ、前回の記録を更新できる可能性も高まります。
ここからは「絶対あの集団に抜かれないようにする」というのが、モチベーションになりました。
あと残りは2kmほど。
足全体が痛くて痛くてつらかったけど、劇的にタイムが落ちることなく、6分ちょっとくらいのペースは保つことができました。
ゴールまであと500mくらいになると、沿道の両脇に応援の人たちがたくさん。
たいていの人は特定の知り合いを探していて、人は多いものの、あまり応援されない。
それでも「がんばれ!」「あと少し!」と声がかかると嬉しい。
ラスト、ちょっとだけスピードをあげてみたり。
そして何とかゴール。
何という安堵感。
うれしさよりも、無事にたどり着けた、という安心感がまず先に来る。
ゴール後に、写真を頼まれて撮ってあげたら、「撮りますよ!」と私の写真も撮ってもらえました。
というわけで、ゴール直後のよろよろの写真。
でも超笑顔でした。
フィニッシャータオルと、完走メダルを首にかけてもらい、じわじわと「終わった」感が出てきました。
体中、顔中が塩でざらざらです。
今回もなんとかなった!
コース
試走の時も思ったけども、糸島半島に入ってからのアップダウンがマジできつかった。
予想はしていたものの、本番の「すでに結構疲労している状態」で走るのは、本当に大変でした。
後半の坂道で、ぐったりしながら、めっちゃ心折れてる風に歩いてる人、たくさんいました。
見ていてもつらい。
海沿いで風光明媚なのもいいんですが、必死で走ってる状態ではほとんど景色は楽しめませんでした。
(写真も撮る余裕もなし……)
でも、景色の変化が多かったので、以前出た河原沿いコースなどの大会よりは、飽きなくてよかったかも。
あとは、参加者が多いということもありますが、道路の混雑がなかなか解消されなかったです。
九大前の大通りくらいからだいぶ楽になりましたが。
そして最後の3kmほどは道路幅が狭いわりに人の密度は濃くて、歩いている人を避けながら走るのが結構大変でした。
エイド(給水&給食)
15kmすぎくらいからの給食、ありがたくいろいろいただきました。
お菓子類(福岡の有名どころ)が多かった。
チーズ饅頭、チロリアン、博多通りもん、人形焼き……。
どれも口の中の水を持ってかれるのばっかりです。
幸い、給水所と並んでいるのがほとんどだったので、水と一緒に食べました。
おいしかったけど、飲み込みづらかったかも。
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牧のうどんの「豆乳うどん」は、いつもの牧のうどんをさらにしばらくふやかした、みたいな感じの食感で、なかなか抵抗感がすごかった。
全部食べ切れませんでした。
あれで「牧のうどん」を初めて知った人は、牧のうどんが嫌いになってしまいそう。
出来立てはもっとおいしいですよ!
印象に残ってるのは、九大前の大通りでもらったトマト。
プチ、じゃなくて、普通のサイズのトマトが一人1個まるごと。
思わず「おおきい」と呟いてしまったら「おおきくてごめんねー」と係の人に言わせてしまった。
すみません……。
不満ではないんですが、思わず口に出てしまいました。
トマトはありがたくいただいたのですが、ゴミが出たり間違って食べない様に、ちゃんとヘタを取ってありました。
あの大量のトマトに、丁寧な仕事……。
本当にありがたい。
爽やかでおいしかったです!!
あと、後半の給水に1度だけ「コーラ」が出てきたんですが、これが最高においしかった。
甘くてしゅわっと爽やかで、目が覚めるような気持ちになった。
普段コーラは飲みませんが、こういう時のコーラは最高においしい!!
無事完走!自己記録も何とか更新
というわけで、記録です。
グロス(号砲)タイムで4時間26分00秒。
ネットタイム(自己記録)で、4時間22分04秒。
前回の熊本城マラソン2018(2月)が、ネットタイムで4時間27分39秒だったので、5分35秒記録を更新できました!
心の目標「(ネットタイムで)4時間20分」を切ることはできなかったものの、5分記録を更新できたのでとりあえず満足しました。
5kmごとの記録(ランナーズアップデート)はこちら。
しかし、4時間20分を狙ってすら、こんなにきついのに、「サブ4」ってどんだけキツイの……。
それをさらりとこなしてしまうみなさん、何者なの……。
練習方法を変えないと、たどり着けないところなんだろうなあ。
今後のやりかたも色々考えないとです。
福岡マラソンのすごいところはホスピタリティ
福岡マラソンの、係の人はほとんどがボランティアだと思うのですが、前日受付から当日の案内、補給水・補給食、終了後の案内まで、めちゃくちゃ親切な人ばっかりでした。
学生さん(中学生? 高校生?)も給水や給食エリアにでたくさんいたのですが、みんな、手は渡す準備をしながらも「がんばってください!」と欠かさず声をかけてくれるのです。
ずっと補給してて大変だろうに、とても嬉しい。
完走賞を発行するテントでは、みんなが拍手で出迎えてくれて、「お疲れさまでした!」と口々にねぎらってくれました。
よろよろと歩く私とすれ違うスタッフさんたちみんなが笑顔で「お疲れさまでした!」と声をかけてくれるのもすごい。
1人じゃないのです、みんなです。
そしてゴール後、いつものごとく足ががちがちで動かなくなってしまったのですが、荷物受け取りに行くところの数段の階段で苦労してたら、ボランティアの女性が「大丈夫ですか!」と私の腕を持って支えてくれて、平らなところまでサポートしてくれました。
よちよち歩きの人なので、そのサポート、どれだけ助かったか……。
こんなことまで!? と思うような親切さが素晴らしかったです。
これは、大会の、というより、ボランティアの地元の皆さんがすごい、ということなんだろうなあ。
そんなことまで指示されないだろうし、「指示された感じの親切さ」じゃないのは伝わります。
普段のお店などでも、すごく親切だなあ、と思う機会が多いのだけど、これはもう「福岡の人が平均的にすごく親切」ということなのでは。
本当に、ボランティアのみなさん、沿道の応援のみなさんに感謝感謝です。
まとめ
長い1日でした。
完走できたことでひとまず満足。
記録はその次ですね。
今回、成長した(?)ことといえば、走ってる最中に一度も泣かなかったことです。
フルマラソンに出ると、いつもつらすぎて、後半泣きながら走ることがほとんどでしたが、今回は泣く気配もなかった!
あと、音楽もわりと淡々と聞いていて、この曲でめっちゃパワー出た! ということもありませんでした。
(いつもは「この曲がやばかった」というのがあるのですが)
その代わりになったのが、やっぱり応援パワーです。
応援されるとつい笑うので、笑顔から脳内に元気(ドーパミン的な?)が出るようになってたのかもしれません。
というか、後半のつらい時ほど、むりやり応援の人に作り笑顔で手を振って、自分への応援をもらうようにしてました。
お付き合いいただいた沿道の応援のみなさん。
ありがとうありがとう……。
福岡マラソンは「天神まで電車で行って、走って帰ってきた」……なんていう風に言えるようになればかっこいいな。
抽選なので、また出られるかわかりませんが、来年もぜひエントリ―したい大会です。
秋のレースとして、定番で出られたらいいなあ。
福岡マラソン関連の記事はこちら!
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