ダメだしされる人でありたい

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こんにちは、つたちこです。
私の仕事は家でやることが多いですが、遠隔で会議に参加することもあります。
東京の、古巣の会社とはつながりがまだあり、定期的に会議に出ています。

そんななかで気になったことと、自分も気をつけよう、と思ったことをメモ。

みんなの前でネガティブな発言をする人がいる、という話が出ました。
でもちょっとやり取りに気を遣う人なので、その行動、発言を正したりすることをしにくい。

気を遣う。

なぜ気を遣わないといけないかというと、その人の行動などに改善を求めるような発言をしたら、
「すねてしまう」
「機嫌が悪くなる」
その結果、助言した人に対する態度も悪くなったりして「対応が面倒くさくなる」。

だから気を遣って何も言わない(言えない)。

とのこと。

あー、そういう人、いるよね。
というか、私もかつて会社員時代に知っている人なので、わからんでもないのです。
たしかに、そういう行動をとりそう。

 

いい大人が『すねる』とか何なの、とも思う。
怒られたわけでもなく、冷静に注意(あるいは改善を求める建設的な意見)を受けたら、全部のやる気を放り投げちゃう、みたいな。

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実際に言う前から、普段、あるいは過去の行動によってそんな風に予想されてしまうことも、なんというか、情けない。

 

そして、「その後の対応が面倒だから、何も言わない」というのもわかる。
確かにそういう「すねる人」の相手をするのは、とても面倒だ。

へそを曲げられた結果、それ以後の仕事がますますやりにくくなったりするかも。
とか考えたら、「気を遣って何も言わない」という選択をしたくなる。

 

すごくわかる、という一方で、遠く離れて話をきいているせいか、いろんなところで損失を生んでいるなあ、とも思う。

まず、ネガティブな発言をすることで、まわりの人の気持ちをネガティブにしているかもしれない。
じわじわとまわりの士気を落としているかもしれない。

それによって会社の雰囲気も(あからさまではないものの)徐々に悪化するかもしれない。

入ったばかりの社員がいたら「こういう発言が許されるんだな」と思うかもしれない。
割れ窓理論じゃないけど、悪い雰囲気のうえに、さらに悪い雰囲気が寄ってくるかもしれない。
悪循環だ。

 

そして、その人自身も損失してる。
その人は40代の結構もういい大人、ベテランの域だ。
ただでさえ、下の人からは改善を求めるような声はかけにくくなる年齢。

それに増して「意見をしたら機嫌が悪くなる」なんて思われたら、下の人はもちろん、上の人も言いにくい。
実際今回の会議は、上の人も参加していたけど同意見だった。

つまり、「直すべきところを教えてもらう機会」を自分の態度でつぶしているのだ。
ダメなところを直せば、まだまだ成長できるかもしれないのに。

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正論からいうと、下の人からは言いにくいのはしかたないから、その人より上の人が(面倒くさくても)きっちり指導すべき。
……と思うのだけど、それで雰囲気が悪くなるのを避けたい、とのこと。

上の人が言えないなら、外部にいる私が何を言ってもなあ、と、私もそこで口をつぐんでしまった。
私も「気を遣って黙ってしまった」わけです。

 

私自身いい年なので、なかなか「自分を改善するためのダメ出し」をされる機会は少なくなっています。
ましてや、フリーランスになったら、上司もいないし。
ダメ出ししてくれるのは、オットくらいなもの。

自分で自分にダメ出しするのは難しい。そもそも気づかないことも多いし。
だから、「もっとこうしたほうがいいよ」と気軽に言ってもらえるような人でありたいと、心底思ったのでありました。

 

そういうのを気軽に言ってもらえる人ってどんなんだろう。
先の例から逆算してみると

  • 自分と違う意見を言われても拗ねない
  • 機嫌が悪くならない
  • やるかやらないかは別としても、頭から意見を拒否しない。まずは受け入れてから考える。

……みたいな感じでしょうか。

 

年を取るほどに、これまでの自分のやり方や考えに固執してしまいがちだといいます。
だから採用は柔軟性のある若い人のほうがいい、とも聞きますね。

私も、「柔軟に周りの意見を取り入れる準備があります!」という態度を、わかりやすくとっていきたいなあ。

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
ブログ「tsutachi.co」は毎日更新中です。