隔週で悩む、「あの皿」の話

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こんにちは、つたちこです。
2週間に一度の不燃ごみの日の前日。
いつも悩むことがあります。

それは「あの皿を捨てるかどうか」。

「あの皿」とは、白くて、深さががそこそこある、丸い大皿です。
パスタや、カレーを食べるときにちょうどいいくらいのサイズ。

これが「あの皿」であります。

いつ手に入れたのか、はっきり覚えていないのですが、たぶん、一人暮らしを始めたくらいの時にはすでに持っていたのではないかと思われる。
100均ではないと思う。
形状や皿の印象からして、おそらく某メジャーパンメーカーの「春のパン祭り」的な景品なんじゃないのかな……と思ったりするのですが、定かではありません。
つまり高級品ではなく、むしろ廉価品。

ただ、こういう器にあるあるなんですが、それほど大事に思っていない器ほど、欠けもせず、割れもせず、丈夫で長持ち。
相当使ってきていますが、無傷のままです。
お皿の表面も、つるりとしたまま、擦り傷らしいものも見あたりません。

正直、気に入っているかというとそんなこともなく。
でも何かと重宝するサイズ感で、ずっとレギュラーで食卓に使ってました。

代りになる、素敵な気に行ったお皿が欲しい。

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かなり長い間、思い続けていた気がします。

そんな日々に終止符を打つかと思われたのが、今年のゴールデンウイーク。
「唐津焼もん祭り」に行ったときに、深さ、サイズ感ともに、「アレの代わり」にピッタリ! これだ! というお皿と出会いました。
ちょっと変形タイプですが、カレーにもパスタにも汁気のあるものにも使えるような、お皿。

お皿自体も気に入りましたが、心の中で
「ようやく! あの皿の代わりになる気に入ったお皿が見つかった!」
と、ほっとしたのも正直な気持ちでありました。

買って帰って使ってみて。
唐津焼のお皿は、今や我が家でレギュラー出演のお皿になっています。
とても気に入っているし、使い勝手もよい。

なのに。
あの白いお皿が捨てられないのです。

たしかに、出場回数は減りました。
でもなにかと使ってしまう。

たとえば野菜を広げてレンジにかけたい、という時に、唐津焼のお皿は使えません。
ちょっとひしゃげた変形タイプということもありますが、万一割れたら……と思うと、手作りのお皿をレンジにかける気になれないのです。

そんな時、躊躇なく使えるのが「あの皿」。
割れない絶対的な安心感。
そして汚れも落ちやすいすべすべの肌。

大きさもそこそこあるので、一時保管したい場合などにも便利です。
「ザ・焼き物」という感じの器は、「しみがつくから長い間入れっぱなしにしないでくださいね!」という注意書きをされたりするのです。
冷蔵庫に入れっぱなしにするには使えない(そのあとレンチンも出来ないし)。

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「あの皿」の代わりになるはずだったのに、完全な選手交代はできない。

いっそ、処分してしまえばあきらめがつくか? と思ったりもします。
なので、2週に一度の不燃ごみの日の前日には、いつも「あの皿」をチラ見します。
取り出して眺めて、ごみ袋の前まで持って行ってみたりもするのですが、結局元の場所に戻してしまう。

断捨離の基準は「その品にときめくかどうか?」と、コンマリさんの本に書いてありました。
それでいうと、全然ときめいていないのは確か。

ときめいてないぞー! と声を大にして言いたい。
でも、特別に愛着があるわけじゃないのに、捨てられない……!

今週の不燃ごみにも、やっぱり思いきれず、「あの皿」は元の場所に収まりました。
いっそのこと、割れたりすればすっぱり断ち切れるのに。
かれこれ(おそらく)15年以上の付き合いである「あの皿」。
もしかして、これから一生お付き合いしていくのだろうか。
2週に1度の見直しタイムは、まだ続きそうです。

唐津焼のお皿はこちらです。

https://tsutachi.co/blog/2018/05/lunch_caffe-luna/

こちらも結構前に読みましたよ…。

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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