自分の脳内を眺める体験記(MRI検査をしましたよ)

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こんにちは、つたちこです。
ここのところ、変な頭痛に悩まされていました。
頭の右後頭部の一部だけが痛いのです。

風邪の時のような、頭の奥がずきずきする感じではなく、普段は全然平気なのに突然髪の毛を引っ張られたようにピリッと痛くなって、すぐ止む。
これが1時間に2、3回繰り返す、という謎の痛みです。

そんなに頻度が高くないので放置していたのですが、先日の夜にはそれがひどくなって、断続的にずっと痛い → 痛くて眠れないのコンボ。
ちょっと普通の頭痛じゃない感じがしたので、オットのススメもあり、病院に行ってみました。

病院っていっても、どこだろう?
内科もなんか違うような気がする……とネットで調べると、頭痛は「脳神経外科」に行け、とあります。

脳神経外科。
聞いたことはありますが、かかったことはありません。

探してみると、意外と近所にもたくさんありました。
今まで興味がなかったから気が付かなかっただけで、この近辺だけじゃなく、以前いた東京にもいっぱいあったんでしょうか。

サイトを見てよさそうな個人クリニックに1か所電話してみると、今日はもう初診の受付は終了とのこと。
しかも混雑しているそうです。
そんな人気のある病院(科)なのか!

もう1か所候補にしていた、クリニックにも電話。
そちらはまだ受診できるそうです。
ただ、30分後には混むので早めがお勧めです、と言われ、慌てて家を出ました。
こちらも大人気なの……!?

脳神経外科はきれいなクリニックでした

慌てていった病院は、福岡市西区にある個人クリニック。
3年ほど前に新しくできたらしく、とてもきれい。
個人クリニックで、この大きさ、すごいなあ。

受付して問診票を書き、しばらく待つと早速問診がありました。

症状を話した後、先生の質問に答えます。
そして脳の病気を疑う時にやる動作チェックをやりました。
自分の鼻と先生の指を、自分の指先で指して往復するチェック。
目をつぶって手を前に出してしばらく待つチェック(腕が落ちないか確認しているはず)。
目線が指示通り動かせるかのチェック。

こういうの、「ドクターG」でよく見るやつですよ。
※「総合診療委ドクターG」はNHKの医療バラエティ番組。大好き。

その後もいくつか質問をされたりしてから
「じゃあ、MRI撮りましょうか」
と、とてもカジュアルに検査をすることになりました。

 

MRI検査ってそんなさらっとする検査なんだっけ?
前におなかのMRIを撮った時は、予約して結構時間もかかった気が……。

待ってる間の1枚。院内はとてもきれいでした。

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看護師さんに検査室へ案内されます。

検査前に、入念に金属質のものを持ってないか確認。
ピアスや指輪はもちろん、かつらや、ネイルアート、ラメの入ったアイシャドーとかもNGみたいです。
検査室の前に、化粧落としがありました。
金属質が体にあると、やけどしたりするんですって。

おなかのMRIの時も「へそピアス」がないか確認されたけど、頭の場合は化粧も落とさないとだめなのか。大変。

幸い(?)頭痛でよろよろしてた私は、アクセサリーどころか、ほぼすっぴんに近い感じだったので、外したのはメガネくらいでした。

MRI検査の前にチェック。いらすとや大活躍。

 

「MRIやったことありますか?」と聞かれたので、
「頭はないですが、おなかはあります」と答えました。

あのうるさいやつですよね……というと、「はい、工事現場にいるみたいな感じですねー」と言われます。
やっぱりあれだ。

ただ、今回は頭なので、ヘッドフォンもなし。
うるさいのが直撃なのですね。うう。
「最新の検査機械なので、時間も15分くらいですし!」と言われましたが、前のときに15分もやっていたか記憶が定かでない。

とりあえず、覚悟を決め横になると、頭を固定されます。
更に身体が動かない様に、膝を立てるように言われ、体をベルトで縛られます。
頭の上には、プラスチックのようなカバーがかかり、視界も狭まる。

さっき「閉所恐怖症は大丈夫ですか?」って聞かれたのはこれかー。
うう、何もないんだろうけど、拘束された感満載。

 

「始めますねー」という声とともに、轟音開始。
……ですが、前に受けたときよりも音は控えめかも。
やっぱり機械は進歩しているのか! すごい。
これくらいならがまんできるわー、と思いつつ、動いちゃいけないので、じっと妄想タイム。

新しい機械でもいろんな音がします。
どんどんどんどん、とか。
ちょっと高い音で「ピーピーピーピー」とか。
身体に響くような低音とか。

一応2回目ということもあり、割と余裕で聞いていましたら、「終わりですよー」の声。
もう15分たった!?
なんだかあっという間でした。

初・自分の脳内を見る

その後、少し廊下で待たされたあと、すぐに診察室に呼ばれます。
もうMRIの画像が出てきたそうです。はや!

じゃーん、という感じで、ディスプレイに自分の頭の切断画面が表示されます。

これは横に切ったところ、これが目で、こっちが後頭部ね。
次は縦に切ったところ。
うーん、脳はきれいだね!
みたいな感じで、くるくるとマウスを回して、私の脳の断面図をパラパラめくる先生。

うわー、すごい、初めて見た、とちょっと興奮の私。
よくテレビでは見ますが、これは私の脳ですか。
鮮明に映るもんです。

スライスしたらこんな感じですか。

私の脳、初公開の図。

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あと、脳内の血管写真、というのもありました。
血管だけですよ! すごい、どうやって!? こんなの撮れちゃうんだ! とまたしても興奮。

 

結論からいうと、脳みその内部系の出血などの重篤そうなことはなくて、血栓とかもないそうです。
とりあえず、「突然倒れる」みたいな心配はなさそうなので、一安心。

 

じゃあ、この断続的な痛みはなんなのか、というのが問題。
後頭部に走ってる神経痛(名前を失念……)の可能性があって、それは肩こりとか緊張とかからくるんだそうです。

ああ、肩はとても凝っていて痛いです。
実はいま整体にも通っていたりしまして。

今日の治療としては、頭痛を和らげる薬と、肩こり直す塗り薬も出す、ということになりました。
「薬が効いたか教えてね!」とも言われたので、もう一度行くことになりました。

 

とりあえず、まずは大ごとじゃなくてよかったよかった。
検査費用は7000円弱。
結構掛かりましたが、「自分の脳が大丈夫!」という安心を買った感があります。

あとは薬を飲んで様子見てみようと思いますが、クリニックから帰ってお昼あとに薬を飲んだら、頭痛の症状があまりでなくなったので、効いてるのかも。
すごいです、先生。

ついでに別の病気(?)まで見つかった……

MRI写真をみているときに、先生が「ここに水が溜まってる」と言いだしました。
え、水?
見ると、顔の右ほほ部分が白くなってます。
「ここ白いでしょ。これ、水なんだよね」
「たぶん副鼻腔炎かも」

副鼻腔炎……!?
聞いたことがあるけどなんだっけ。
あとで調べたら「蓄膿症」がそれらしい。

「耳鼻科に行ってね!」とMRI写真のコピーをくれました。
まじか。

全く自覚症状がありません。
鼻づまりもないし。
最近くしゃみが出てるのはてっきり花粉症の症状だと思ってました。

思わぬところで、病院のはしごをすることになりそうです……。
仕事もあったので、耳鼻科はまたの機会に探していくことにします。

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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