こんにちは、つたちこです。
あんなに「長距離練習せねば」と言っておきながら、結局一度も10km以上走らないままにハーフマラソン当日を迎えてしまった私です。
「もうこうなったら、ハーフマラソンの距離の練習だ!」という心意気で参加することにいたしました。
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富士しゃくなげ湖ハーフマラソン
今回参加した「富士しゃくなげ湖ハーフマラソン」は佐賀県の北部にある町の小さな大会。
私の住む福岡県糸島市から車で約1時間のところにあります。
山あいのおしゃれな学校がメイン会場でした。
参加人数はハーフで800人。
こんなこじんまりとした大会は初めてかも。
だがしかし!
ものすごい丁寧で素晴らしいスタッフのみなさんとボランティアのみなさんのおかげで、気持ちのいい大会参加体験でした。
受付は当日だったのですが、とてもスムーズでしたし、トイレは学校のトイレを使わせてもらえてキレイで空いてるし、更衣室も広々。
800人という少人数(そして女子参加者は150人ほど)だからこそだと思いますが、この余裕ある感じがとても素敵。
案内してくださるみなさんも丁寧で、きょろきょろしている私に困っていないか積極的に声をかけてくれたりと、とてもありがたかったです。
会場のトイレは、学校の施設を使わせてくれたのですが、校舎がめちゃくちゃおしゃれでびっくりしました。
トイレもきれいだし複数あるので混雑もそれほどなし。
清潔なところを使わせてもらえてうれしい。
駐車場もこの日に合わせて準備してくれたのでしょう、ちゃんと草を刈って停めやすく、歩きやすくしてあってありがたい。
多少混雑しましたが、問題なく停められました。
開会式では、挨拶のあと、ラジオ体操第一(佐賀方言バージョン)を実施。
とても楽しかったです。
ただ、当日は風が強く、ものすごく寒かった。
ちょっと甘く見ていました。
気温は5度。
最近使っていなかったため、手袋を忘れてしまったのも痛恨のミス。
特に集合からスタートまでの間が、吹きっさらしで、ものすごーくつらかったです。
もっとペンギンみたいにみんなでぎゅうぎゅう寄り添いたい、と心から思いました……。
さらに、スタートは9時30分予定だったのですが、
「30分予定でしたが、バスが通るのを待つので、1,2分遅れます」というアナウンスが。
なんだそのゆるい感じ。いい、とてもいい。
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みんな寒いので、バスが見えた途端、「バスやっと来たー!!」と変な一体感がありました。
コース中の給水所は6か所(うち2か所は同じところを2回通ります)。約4kmおきくらいにあります。
スポーツドリンクと水の給水、そしてバナナやふかし芋、チョコレート、パン、といった給食もありました。
ありがたかったです!(サツマイモおいしかった!)
レース展開
この富士しゃくなげ湖ハーフマラソン、公式サイトにあまり情報がなく、「アップダウンがきつい」という情報しか持ってませんでした。
そもそも私自身が20km超えの距離を走るのが半年以上ぶりなので、とにかく完走をめざして無理のないように、がテーマ。
とにかく寒いので、最初はゆっくり体を温めよう、と6分30秒/kmくらいでスタート。
3kmくらいまではこのペースで、徐々に体が慣れてきたところで6分15秒から6分くらいの間をキープ。
そしてその「アップダウンがきつい」情報ですが、ちょっと正確ではない。
「コースのほとんどを占めるアップダウンが、めちゃくちゃきつい」が正しいと思う。
フラットな道は最初と最後と、途中の一区画くらいしかなかったんじゃないかな……。
3kmすぎくらいから坂道が始まり、あとはもう短い上り下り、そして長い上り下りの繰り返し。
山のワインディングロードを走って満喫できるいい機会、といえば聞こえはいいですね。
それでも10kmすぎくらいまでは結構マイペースで走っていけたんですが、12kmくらいにあった長い上り坂がほんとにきつくて。
どうしても走り切れず、坂の途中で一部歩いてしまった。
くやしい。
走ってる最中に面白いな、と思ったのは、筋肉の動き。
下り坂の後、すぐ上り坂になるので、そのタイミングで脚の筋肉がギアチェンジする感じ。
使う筋肉がぐわっと変わるのを実感しました。
おおー、こうやって違う筋肉が使われるんだ! すごい! 面白い!
と、走りながらニヤニヤしました。
とはいえ「すごい面白いけど、絶対これ後で筋肉痛がやばい……」とも思いつつ走ってました。
残り4kmくらいから、ようやくフラットに感じられる道に戻ってきて、そこからはもう一度姿勢を意識しなおして走りました。
この辺りは特に、向かい風がきつかった。
いつもレースで頑張るときのやり方なんですが、ちょっと前を走る「仮想ライバル」の背中に近づけるよう走るのが、今回も活きました。
最後の2kmくらいも、kmあたり6分前後で走り切れました。
なんとか、無事完走です。
記録は2時間11分。
練習不足&このコース展開でこの記録なら十分です。
富士しゃくなげ湖ハーフマラソンの「おもてなし」がすごい
スタッフの皆さんが親切なのは前述したとおりなのですが、走ってる最中の応援も有り難かった。
走っていてもこんなに寒いのに、沿道に立って応援してくれる人が結構います。
立っているだけなんて、本当にものすごく寒いと思うのです。
めちゃくちゃありがたいです。
ほんとに応援されると頑張れるのです。あれはすごいパワーだ。
さすがに山道ではあまり人はいませんでしたが、道路誘導のスタッフの方も応援してくれるので、そのたびにとてもうれしくて、力になりました。
終わった後には豚汁のサービス付き。
町のおばちゃんたちがみんなで配ってくれてました。
冷え切った体に、あったかい手作りの具沢山豚汁が最高においしかったです。
なんだか胃があったまって泣きそうになりました。
染みる。
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そして参加賞。
普通のレースだと、Tシャツ、とかあるあるなんですが、この富士しゃくなげ湖ハーフマラソンでは、この3点。
- 富士町でとれたお米1.5kg
- 近くの温泉利用券(500円分)
- 温泉で使ってね!タオル
さらに、ゴール後にくじ引きがあって、「ラッキー賞」というのがランダムで当たりました。
私は残念ながら外れだったのですが、オットは「野菜」が当たりました。
賞品は地元佐賀県産の葉物野菜詰め合わせ。(ほうれん草2袋、レタス1玉、ベビーリーフ1袋、プッチーナ1箱)
プッチーナは、キラキラした水晶のような粒とほんのり塩味が特徴の新野菜。
プチプチとはじける食感からプッチーナと名付けられました。
そしてさらにさらに、夫婦で参加した人がもらえる「おしどり賞」というのもいただきました。
これまた米4kgくらい。
なんかもう、「富士町に買い出しに行ってきました」みたいな感じになってしまいました。
とてもありがたいです。
しばらく食べ物に困りません。
日帰り温泉パワーで脚をケアする
そして参加賞にいただいた温泉利用券(500円分)。
佐賀県も温泉がものすごくたくさんあります。
寒さと筋肉痛で、脚ががちがちで死にそうだったので、帰りに早速、利用対象になっていた「古湯温泉」というところに寄りました。
立ち寄った旅館の日帰り温泉は800円だったので、差額300円を払って入りました。
ぬるくて(38度)ぬめりのあるお湯が特徴のお風呂。
女湯が空いているのをいいことに、広い湯船につかって足をあっためながらストレッチをしたら、すっかり痛みが消えてびっくりしました。
汗を流してさっぱりして、体もあったまって、生き返りました。
正直、ちょっとぬるすぎるかなー、と思いながら入っていたのですが、出てからのほうがぽかぽかが継続してました。
温泉パワーすごい!
そしてこのチケットを付けてくれた大会運営も最高だ!
来年もでたい、富士しゃくなげ湖ハーフマラソン
とにかくヘビーなコースのハーフマラソンでした。
こんなにつらいのは初めてだ。
たぶん同じコースを走っても、自分だけの練習だったら「もうつらい! ちょっと休憩!」になってしまうと思う。
レースだからこそ踏ん張るし頑張るし、いつも以上に走れたんじゃないかな。
そして温かい地元の皆さんの運営も素敵だった。
来年もやってくれるのであれば、ぜひ参加したい! と思いました。
よくよくカウントしたら、来年2月のフルマラソン「熊本城マラソン」まであと3か月だという事実。
今回のハーフマラソンを走って、改めて長距離走らな! と思いました……。(何回も言ってますが……)
「走れるときに走る」だと絶対走らない、ということがこの1か月くらいでよくわかったので、もうスケジュール作る!
「この日は走る日」を作って、それに沿って生活しないとだめだー!