先日行った、木の皿作りで、木を削ることの楽しさの一端を知ってしまった私。
もっと試したい!と先生のところにまた行く気満々ですが、自宅でもなにかできないかなーとネットをうろうろ。
手軽にできそうな木工セットを発見
そうしたらあるじゃないですか!
木を型で抜いただけの、木工キットです。
その名もヒトテマキット。
何を作るか散々悩んだ結果、デザートスプーンと、豆皿のキットにしました。
スプーンを選んだのは、先生のところで「全部の工程が入ってるから基本」と言っていたのを思い出したので、一度作りたかったのです。
あと、ここのキットは板が薄くて好きな形のスプーンになりそうな気がしたのもあります。
豆皿は、前回の木の皿を踏まえて再チャレンジ。
サイズが小さいのでハードルさがっていいな、と思いました。
木材はどちらもヒノキ。
間伐材の有効利用だそうです。
木が軽い!!
それから道具。
先生のところでは全部貸してもらいましたが、自宅には一切ありません。
(ふつうのカッターくらいしか…)
これもここの「はじめるキット」を買うことにしました。
おすすめの小刀と彫刻刀、サンドペーパーが粗さ違いで3種はいってます。
これがあれば完成させられる、というのがいいですね。
いたれりつくせり。
この「パワーグリップ」という彫刻刀がとても使いやすかったので、ぜひおすすめしたい。
へこみで力が伝わりやすい作りがとてもいいです。
まずはスプーンを一つ作ってみます
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キットにざっくりした作り方も書いてあるんですが、これだけでちゃんとできるのかな。
自由に作って!ということだと思うんですが、全くの初心者には、ちょっとたいへん?
まずはスプーンの凹みを掘ります。
ガイドがレーザーで書いて(彫って)あるので、それに沿って彫り進めます。
イメージは薄くて比較的フラットなスプーン。なので、あまり深く彫すぎないよう気をつけます。
※このガイドのレーザーが後々結構厄介になるのですが、また後ほど。
ある程度彫れたら、次は裏面の凸面です。
以後はほとんど小刀を使用。
出来上がりをイメージしながら、慎重に削っていきます。
ある程度できたら、そのまま柄の方も彫り進めます。
あんまり細くすると折れてしまいそうな気もしたので、元々の太さを活かしつつ、上と下にそれぞれかまぼこ型になるようなイメージ。
あと上下の分かれ目はシャープにしたい。
そんなイメージを膨らませつつ、無言でゴリゴリ彫っていきます。
しかしヒノキは軽いだけあって、柔らかくて削りやすいです。
あまり力を入れなくてもすいすい彫れる。
ただうっかり木目に沿って彫っていると彫りすぎたり、余計なところまで彫れてしまったりするので、要注意。
柄のカーブを彫るときにやらかしがちでした。
2時間半ほどで、ほぼ形が出来上がりました。
結構いい感じじゃね!?
天才?!
オットに見せると、レーザーのラインと、彫ってない面が残ってる、とダメだし。
むう。一理ある。
この日は疲労で終了、翌日に続きます。
ダメ出しは正しかった。再調整&仕上げ
さて、翌日改めて見ると、確かにツッコミされたレーザーと彫ってない面が気になる。
文章でもスプーンでも、第3者の目で見られるように冷静になる時間を置くのは大事ね…。
というわけで更に彫り進めます。
このレーザーが曲者で、意外と深くまでマークされててなかなか消しにくい。
薄い凹にしたかったのに!
すでに彫ったところに影響が及ばないように…と慎重に彫って、なんとかレーザーが見えなくなりました。
柄の部分も、一番高くしたいところを除いてだいたい掘り終えました。
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よし!彫りは終了!
次に、サンドペーパーを荒いものから順にかけていきます。
これも、木が柔らかいことで、よく削れます。
でこぼこしていても丁寧にサンドペーパーでこすると、滑らかになっていく。
た、たのしい……。
粗目、中目、細目、とかけていき、粉をティッシュでふき取ると、つるつるぴかぴかのスプーンの完成。
最後に、お皿と同様にオリーブオイルで磨くと、つるっつるのスプーンが現れました。
スプーンが完成!売り物か!?
これが完成したスプーンです。
天才だ!売ってるやつだよ、これ!(超自画自賛)
柄のカーブも結構思い描いた形にできて、とてもうれしい。
ただ、木が柔らかいこともあり、口に入れたり歯で噛んだりしたら、すぐ凹みそう。
でもこれで今度、ジャムとかすくってみたい…。
さらに、もう一本も作りました
2本目なので、ちょっと形もシャープなものをイメージして細身にしたり、柄もカーブがついている風にしたいな、と工夫したりしました。
2本目ゆえの油断で削りすぎたところをフォローするのが結構大変だったりしましたが、こちらのほうが口に入れる部分は滑らかにできたかなと。
同じ型から削っても結構印象違うものになりました。
そして2本目のほうが出来がいい気がします。道具や木材への慣れもありますね。
(おちついてみると、粗が目立つので、「天才」は発言取り消し……)
次は小皿作るぞ!
野望(?)は続きます。
始めに体験した木工工房での体験はこちら。楽しかった!