【早く使うべき】圧力鍋は「おもり」がなくても優秀な鍋だった

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年末の大掃除で、まったく使ったことのない鍋をどうするか悩みました。
その名は「圧力鍋」。
それほど大振りではありませんが、それなりの容量(3.5L)が入る鍋です。

圧力鍋っておいしいの?

実はこれまでの人生で、圧力鍋を使ったことがありません。
実家にもなかったような…。
なぜかうちにもあるこの圧力鍋も、どういうルートで手に入れたかわからない。
オットがなにかのときにもらったのかな?

箱は捨ててしまっていたのですが、ビニール袋に入ったまま、新品状態でずっと取ってあったのです。
すごくがっしりした重みのある鍋。

「GERADE」というブランドのようです。
「GERADE」というブランドのようです。

圧力なべというと、よく「時短料理!」とか「節約!」とか「肉がとろとろに!」とか聞きます。
使うといいことありそうな。

が、圧力鍋の仕組みやら構造やらがよく分かっていないので、そのまま放置しておりました。

これは実はもったいないことをしているのでは? と年末に試しに使ってみることにしました。

とりあえずカレーを作ってみよう

取説もいっしょに置いてあったので、読んでみます。

圧力鍋の知識ゼロにつき、じっくり読みます。
圧力鍋の知識ゼロにつき、じっくり読みます。

ふむ。密閉性が高くて、中の水蒸気で圧力がたかまるのね。
火をつけてる時間は短くてもその後の高圧状態でしばらく放置するといいらしい。
たしかに煮ものとかには熱効率がよさそうです。

蓋にはいろんなパーツがついていて、よくわからないけどそれぞれ役割をはたしているよう。

レシピもついていましたが、まあ、普通のカレーでも適当に使えるでしょう、と判断して準備開始。

重要アイテム「おもり」がない…

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取説をみながら準備をしていて気が付きました。

「おもり」がない。

「おもり」は圧力鍋の圧力を調整するための重要アイテムらしい。
それが鍋と一緒にないのです。

この先端にはめるべきものが「おもり」。
この先端にはめるべきものが「おもり」。

写真で見る限り、結構小さいサイズ。

なんかみたことある気がする、この「おもり」。
取説をみると、「箱に別添で入ってます」といったことが書いてあります。

……思い出しました。

結構重量感のある銀と黒の小さなパーツ。
たしかに以前、家のどこかで転がっていた気がします。

その時には「圧力鍋」のアイテムとは認識してなくて、オットの持ち物??と思っていました。
たぶん前回の大がかりな断捨離作戦の時に、(不要であることをお互い確認のうえ)捨ててしまったような気がします。

まさか、あなただったんですか…!!

おもりがないと、圧力をためられない。
つまり「圧力鍋」にならないということが判明しました。

「おもり」がないと圧力がかからないらしい。がーん。
「おもり」がないと圧力がかからないらしい。がーん。

仕方ないので「おもり」なしで普通の鍋として使うよ

捨ててしまったものは仕方ない。
おもりはメーカーに頼めば手に入りそうですが、とりあえずふつうの鍋として使ってみることにしました。

普通のカレーを作る手順で作っていきます。

煮込み開始から蓋を締めましたが、さすが圧力鍋、ものすごいしっかりした蓋です。
締めるのにコツがいります。
力を入れて、ぐっと横にスライドさせて締めます。

てっぺんの穴から湯気がでるのが悲しい。
ほんとはここに「おもり」が乗るんですね。

乗るべきものが乗っていない圧力鍋(圧力なし)。
乗るべきものが乗っていない圧力鍋(圧力なし)。

圧力がないので、カレールーのレシピ通りの時間で煮込んでみました。

予定通り完成。あれ、おいしいぞ

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出来たカレーは、いわゆるフツーのカレールーを使ったカレーです。
食べてみると…あれ。なんかおいしい。
特に根菜類。
ジャガイモがものすごくねっとりとおいしくなってる。
ニンジンも大振りに切ったのですが、とても柔らかい。

どちらも普通にスーパーで買った野菜。
たまたまおいしい野菜にぶつかった?とも思えなくないですが、もしかしたら圧力は高まっていなくても、密閉した蓋+厚手の鍋、だけでも結構煮物にはいいのかもしれません。

その後、ホワイトシチューでも実力を発揮

年明けに牡蠣とエビのホワイトシチューも作ったのですが(これもルーを使うタイプ)、これまたとてもおいしくできたのです。
ルーのせい?私の腕?(笑)
この時は根菜は入れてなくて白菜とネギという葉物でしたが、少ない水+時間でもとろとろになっていい感じでした。

圧力鍋&蓋の重さは伊達じゃない

圧力鍋、すっごい重いんです。
本体側の厚みをすごく感じます。
なので、一度あったまったらずっとじわじわあっため続けそう。

あと蓋の密着感
もともと圧力かける役割で空気漏れちゃダメなので当たり前ですが、蓋にパッキンが付いていて、締めるとてっぺんの穴以外はまったく湯気が出ません。
空気が出る場所が狭く限られているので、高圧力がかからなかったとしてもふつうの鍋よりは密室状態。

ルクルーゼやストウブとかも、蓋が重いので密閉性がいいことを聞きますが、それと比べてもこちらのほうが断然密閉性が高いはずです。
(おもりがなくとも!)

その分開け閉めも若干面倒なのですが、その辺も煮込み系料理にあっているのでしょう。

このまま「おもり」なしで使っても問題なさそうです。

長い間、箪笥ならぬ「台所の肥やし」となっていた圧力鍋。
もっと早くやってみればよかった!(おもりを捨てる前に!笑)

今度は根菜類をじっくり煮るような料理を試してみたいと思います。
あとは豆料理かな!(これもやったことない)

同じくらいのサイズ(3.5L)。そんなめちゃくちゃ高くないんですね…。

余談

鍋について詳しく調べたところ、「株式会社高敏」のGeradeという鍋みたいです。
ですが、すでに「高敏」では圧力鍋の生産を終了していて、部品の供給も終わってますとのこと。
まじか。
「おもり」に関してはほかのブランドの部品が共用で使えるそうですが、その「おもり」も在庫限りとのこと…。
本来の圧力鍋として使えるように、1200円(税込)で買っておくべきか……。
悩ましい。

※(2017年追記)サイトがなくなってしまったようです。会社がなくなってしまったのかな……

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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