こんにちは、つたちこです。
最近ワクワクしながら読んでるまんがです。「はじめアルゴリズム」。
10巻で完結しています。(まだ最後まで読んでない)
はじめアルゴリズム|モーニング公式サイト – 講談社の青年漫画誌
老数学者・内田豊は地元での講演後、ふらりと立ち会った母校で、「数字」と遊び、「数学」の才能に溢れた小学5年生・関口ハジメに出会ったのであった…。
はじめアルゴリズム|モーニング公式サイト – 講談社の青年漫画誌
足す足す引く引くワクワクドキドキ!
ワンダーボーイ、数字と一緒に世界を大冒険!
読めば数学が少し好きになる、天才が少し好きになる!!
数学の天才のお話。
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私は、数学(学校の勉強レベル)が理解できたのは中学までで、高校で微積分が始まったら途端に落ちこぼれました。
なので、この話に出てくる数式なんかはもう全く理解ができないのですが、とても面白いです。
そもそも「数学者」ってなんなんだ? と思っていたのですが、この世界を数学で解き明かそうとする人たちのことを数学者と呼ぶのですね。
(超ざっくり理解なので、合ってないかもしれませんが!)
主人公のハジメは、小学生なのですが、最初は自分だけで世界を数字で表そうとしていました。
数字で世界の出来事を表す! 全く理解できません!!
それを誰に教えられたでもなく、ハジメが自力で考えて表現を模索しているところがまずすごい。
こういうある種の天才の子どもだとどうしても孤立してしまいそうな気がしますが、クラスメイトとも仲が良いし、ライバルのような数学仲間もいます。
フィクションだから、ともいえますが、孤高の天才じゃなくてよかったな、と思ってしまう。
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一方で師にあたる内田の、ハジメに対する複雑な感情も共感できる部分があります。
ハジメのひらめき、アイデア、若さ……未熟であってもなにもかも眩しい。可能性しかないかんじ。
羨ましくないはずがない。
育てて素晴らしい数学者にしたい気持ちと、妬ましさが同居していそう。
他にも数学に人生をかけたり振り回されたりした人たちが出てきます。数学だけでなく「数学者」にも光があたっているのが面白みを増しているのかも。
話に出てくる数学自体を理解することはとっとと諦めてしまいましたが、そういう人間模様がこのまんがを面白くしているのだなーと思いました。
なにかに似てるな……と思っていたのですが、ちょっと「ピアノの森」の雰囲気に似てるのかも。
「ピアノの森」はピアニストを目指す少年が主人公。かつて天才と呼ばれた師が少年の才能を見つけて導きます。
私は音楽知識も最低限しかないので、ショパンのピアノ表現の世界とか練習の話とか、音以外の情報で表現されたもので理解をしました。
「はじめアルゴリズム」は数学の世界を、数字以外の情報で表現してくれているので、数学に詳しくない人でも楽しめるのかもしれません(分かる人にはもっと面白いのかもな、と思うと羨ましい)。
最後までじっくり楽しもうと思います。
「ピアノの森」も好きです!