こんにちは、つたちこです。
最近読んだまんがたちのメモです。
刷ったもんだ!
「西中の白虎」と恐れられていた元ヤンの真白悠は、デザインの仕事につきたい夢を追いかけ、その結果、東京近郊にある中小印刷会社に就職した。もちろん、昔の悪名はひた隠しにして…。
刷ったもんだ!|モーニング公式サイト – 講談社の青年漫画誌
大好きな漫画に触れる仕事ができ、心も躍るが、クセの強い先輩たちに印刷会社あるあるの洗礼を受けたり、ヤンキー気質のボロが出たりと、前途は多難!?
何事にも一途な真白が、印刷会社の荒波にもまれながら奮闘するお仕事コメディー開幕!
印刷屋さんで働く人たちのお仕事まんが。
ほんのり恋愛風味あり。
私は印刷会社さんにお世話になったことはあっても働いたことはありません。
でも、以前勤めていたデザイン制作会社の協力会社の印刷会社さんとは、やり取りを頻繁にしていました。
上司が元印刷関係者だったこともあり、いろいろ印刷のことを勉強させてもらったり、印刷工程の見学に行かせてもらったり、教育してもらえてありがたかった。
なので、この漫画に出てくるシーンでも「ああこれ!」とか「あの指示ってこうなってたのか」とか、ちょっとだけかじったものを更に詳しく解説してくれてるときがあって、そういう意味でも楽しかったです。
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そういう「印刷会社あるある」ももちろんですが、まんがとしても面白い。
主人公は新入社員なので、印刷についての知識がまだ少なく、それを助けてくれる先輩たちのお陰で読者もわかりやすく印刷知識が得られます。
いろんな事件起こるね……。
現在10巻まで発行されてます。
太陽と月の鋼
時は天保。うだつの上がらぬ下級武士、竜土鋼之助(りゅうどこうのすけ)。
『太陽と月の鋼』 松浦だるま | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館
亡き父母の願いは、ただ立派な”武士”として生きることーー
しかし鋼之助には、それができぬ”ある理由(わけ)”が……
それは触れた金属を全て曲げてしまうという特異な体質にあった。
武士として生きるために刀を持たねばならぬのに、刀に触れると刀は曲がってしまう…
なんとも奇妙な体質に悩まされる鋼之助。
そんな男のものとに、ある日美しき女がやってくる…
果たしてこの女の正体とは?そして鋼之助は武士として誇り高く生きることができるのか?
深く静かに物語は紡がれていく……
「累」の松浦だるま先生の最新作。
「累」が大好きだったのですが、時代劇ものという印象でずっと読んでいませんでした。
(時代もの、ちょっと苦手)
試しに読み始めたら、面白かった。時代設定で避けてしまってもったいなかったです。
「累」とは全然違いますが、表現力がやっぱりすごいな、と。
ただ、一時虫が沢山出てきたので、そこだけ辛かった。笑
それにしても松浦だるま先生の厚塗りカラーイラストは本当に素敵だな。
「累」もそうでしたが、まんがのテイストがありつつもリアルさが増してかっこいい。光の表現がほんとにきれいです。
アルテ
16世紀初頭・フィレンツェ。芸術など文化活動が花開いたルネサンス発祥の地。
【公式】185話無料 アルテ|マンガほっと
そんな活気あふれる華やかなる時代に、貴族家生まれのアルテが画家工房への弟子入りを志願する。
女性がひとりで生きて行くことに理解のなかった時代、様々な困難がアルテを待ち受ける。
別の意味で歴史もの。
16世紀のフィレンツェで貴族女性が画家として一人で生きていくお話。
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すごく調べられているのだろうな、と思う。
全然その頃のことを知らない私にも、すんなりと話と当時の状況が頭に入ってきます。
主人公のアルテが性格もよく努力家で、職人になるための努力を惜しむことがないのだけど、どこかのほほんとしていてお高く止まらず親近感が湧きます。
いい子すぎるのに、嫌味じゃないのがすごい。
話が進むにつれ、どんどんすごい画家になっていくのだけど、師匠のためにそのすべてを投げうってしまうところもすごい。
クライマックスは近いような、でも画業以外の部分で翻弄されているので、まだまだ先が長いような。先が読めません。
イタリア(というかヨーロッパはどこもそうかもだけど)、大変な時代だったのだな。
と勉強になります。
アルテの髪の長さが、流れた時間を物語るのが素敵です。